
リーガルテックを扱う法律事務所の紹介|転職するメリットや就職後のキャリアパスも

by LEGAL JOB BOARD 庄司
キャリアアドバイザー
- 担当職種:

こんにちは。弁護士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の庄司です。
本記事では、「リーガルテックを扱う法律事務所の紹介・転職するメリット」を解説します。
リーガルテックを扱う事務所の特徴(働き方・給与)や、向いているタイプなどを詳しくお話ししますので、ぜひ最後までご覧ください。
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この記事の目次
リーガルテックを扱っている事務所の紹介
リーガルテックを扱っている事務所は、さほど多くありません。
近頃、大手を含めた法律事務所によるリーガルテックへの参入が増えてきましたが、法律事務所よりも企業が目立っています。
法律事務所がリーガルテックへ参入できない原因として、そもそも裁判所内での業務がアナログのままであることがあげられます。裁判所でのデジタル化が進んでおらず、法律事務所もアナログな業務から抜け出しにくいのが現状です。
また、導入費用がかさむこともあり、法律事務所がリーガルテックに参入するのが難しくなっています。
そんな中でも、弁護士業務を効率的にサポートするリーガルテック参入を進める事務所は増えています。
下記では、リーガルテックを扱っている代表的な事務所をご紹介します。
弁護士法人GVA法律事務所
1,000社以上のベンチャー企業を支援してきた法律事務所です。
AIとベンチャー支援、グローバル展開をキーワードに急成長中。
グループ企業であるGVA TECH株式会社は、リーガルテックのパイオニアとして、AIによる契約書チェックサービス「AI-CON」を展開しています。
法律事務所ZeLo
主に企業をクライアントとして、総合的なリーガルサポートを提供しているのが法律事務所ZeLoです。
外国弁護士が所属するなど、グローバルに活躍する企業をサポートする体制を整えています。
M&Aや事業継承などにおける会計税務、会社設立・新株発行などにおける登記、企業の人事・労災関連の支援など、幅広い分野に対応しています。
リーガルテックを扱う事務所の特徴
リーガルテックを扱う事務所の特徴を解説していきます。
業務内容
リーガルテックを扱う事務所は、企業法務の案件をメインとしていることが多いです。
そのため、企業法務系の法律事務所と業務内容は同じです。
企業法務では契約書類を多く扱いますが、リーガルテックに参入をすることで、契約書・文章管理やリーガルリサーチの効率化が図れます。膨大な書面に向き合う業務の負担が軽くなり、弁護士業務の効率化・クオリティー強化も目指せます。
企業法務系の弁護士業務を詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。
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働き方
働き方ですが、他の事務所と比べると自由度が高いイメージです。
リーガルテックを取り入れている法律事務所は、流行や新しいものに対して柔軟な考えであるケースがほとんどです。
そのため、ワークライフバランスを保って働ける環境であることが多く、毎日朝から深夜まで働くといった話はあまり聞きません。
また、リーガルテックを扱うことで業務効率化が実現でき、業務時間が短縮されているのも理由の一つです。
年収・給料
年収や給与については、他の法律事務所と同じ感覚です。
平均年収は1,000万円程度で、大手や外資系の事務所は給与水準が高い傾向にあります。
リーガルテックを扱う事務所は比較的、大手事務所が多いので、給与水準は高めになる可能性が高いです。
リーガルテックを扱う事務所に転職した後のキャリアパス
リーガルテックを扱う事務所に転職をした後のキャリアパスをお話します。
事務所内で役職を目指したり、パートナー弁護士になったりと色々な道がありますが、企業内弁護士への転職も選択肢の一つです。
企業内弁護士に転職する際、リーガルテックを扱っている事務所出身だと優遇されやすい傾向にあります。企業側は、企業法務業務の経験者を求めていることが多いためです。
リーガルテックを扱う事務所は企業法務をメインにしていることが多く、出身弁護士は即戦力になりやすいので、大手や有名企業への転職が実現しやすくなります。
法律事務所によっては、ワークライフバランスを保つのが難しいことがあります。働き方を見直したい方は、リーガルテックを扱う事務所を経験した後、企業内弁護士にキャリアチェンジすることも可能です。
リーガルテック系の事務所に転職するメリット
リーガルテックを扱っている事務所に転職するメリットをご紹介します。
将来性あり
リーガルテックを扱っている事務所は、新しいことを積極的に取り入れる事務所がほとんどです。所長や所員が比較的若い傾向にあり、活気ある事務所であることが多いでしょう。
弁護士数が増加し、稼ぎづらくなるんじゃないかと言われているなか、さまざまな技術を取り入れて差別化を図っています。
また、そもそもリーガルテックを取り入れること自体に費用がかかるため、業績が安定した事務所でないと取り入れるのが難しいです。そのため、業績が安定しており、将来性もあるといるでしょう。
作業効率がいい
リーガルテックを扱っていると、書類関係やリーガルリサーチなどの時間がかかる業務を効率化できます。
それにより、多くの案件を抱えることができたり、1つの案件に割ける時間が多くなって案件ごとの精密度も上げられます。
向いているタイプ
リーガルテックを扱う事務所で活躍できる弁護士について解説します。
柔軟に物事を取り入れることができる人
リーガルテックを扱う事務所は、柔軟に物事を取り入れることができる方が向いています。
リーガルテックに注目が集まり、取り扱う企業や事務所が出てきたのはここ数年です。まだまだ新しい分野で、取り扱っている事務所は多くありません。
現在すでに取り扱っている事務所は、時代やニーズに合わせて新しい技術を取り入れることに抵抗がない事務所です。今後、新たなサービスや技術が出てきたら率先して導入することもあるでしょう。
そういった環境に柔軟に対応できる方であれば、きっと活躍できるでしょう。
最先端技術に興味がある人
前述のとおり、リーガルテックはまだ新しい分野です。
そのような最先端技術に興味がある方は、リーガルテックを扱う事務所に向いています。
リーガルテックをすでに扱っている事務所は、新しい技術に敏感です。そのため、最先端技術に興味がある方にとっては、とても刺激のある職場でしょう。
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