令和4年|司法書士の就職活動の始め方!まず何をすればいい?王道スケジュールを解説
by LEGAL JOB BOARD 稲田
転職エージェント
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※こちらの記事は令和4年度版です。令和5年度司法書士試験後の最新就活スケジュールは以下の記事をご覧ください 令和5年度の就活スケジュールはこちら
こんにちは。司法書士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の稲田です。
司法書士として就職活動を予定しているものの、「何から始めればいい?求人応募はいつするべき?」「合格見込みの段階で就活を始めてもいい?」などの疑問をお持ちではないでしょうか。
そこで本記事では、司法書士が就職活動を成功させるためのベストタイミングや王道スケジュール・就活のポイントを解説します。
本記事で正しい知識を身につけてから、就職活動をスタートさせましょう。令和4年度の合格見込み者や、いま就職・転職活動中の方はぜひご覧ください。
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この記事の目次
司法書士の就活スケジュール
司法書士が内定を獲得するまでの王道スケジュールを解説します。「令和4年度の合格者・合格見込み者」と、それ以外の方でスケジュールが異なりますので、ご注意ください。
まず、「令和4年度の合格者・合格見込み者」から解説します。2パターンある就活スケジュールのうち、パターン①から見ていきましょう。
「令和4年度の合格者・合格見込み者」の場合(パターン①)
「令和4年度の合格者・合格見込み者」が内定を獲得するための、就活スケジュールパターン①は以下の画像の通りです。これがもっとも理想的な就活スケジュールです。
7~9月までは「自己分析」「情報収集」「業界理解」など、就活の事前準備を進めます。合格発表のある10~11月の間に、求人応募を開始し、面接選考を複数組めると良いでしょう。
最終的に12月に内定を獲得し、司法書士としての業務をスタートするのが理想的です。
筆記試験に合格していれば、資格者として就活を始められます。合格見込みの方は10月には就活をスタートさせるのがおすすめです。
ここからは、10月に就活をスタートする司法書士の方に知っておいていただきたい重要なポイントを解説します。
求人数が最も多いのは10月〜11月
司法書士の求人数は10月~11月にかけてグンと増加するため、そのタイミングで就活をスタートするのが最適です。
また、司法書士事務所は採用枠が少なく、人気の事務所ほど早く充足していきます。志望先が人気事務所であれば、より早く求人応募をするのがベター。
そのため、10月までに「どんな事務所を受けるべきなのか」「どんな業務が自分に向いているのか」を、ある程度分析しておく必要があります。なりたい司法書士像から逆算して、適切な事務所選びを行いましょう。
とはいえ、業界の動向・トレンドを把握しながら、理想的なキャリアパス考えることは容易ではありません。
「どんな事務所を選ぶべきか分からない」「司法書士業界について理解を深めたい」といったお悩みがあれば、「リーガルジョブボード」にぜひご相談ください。
業界の動向・トレンドにも精通した司法書士専門エージェントが、理想的なキャリアパスを策定いたします。求人応募時の書類添削などもお手伝いいたします。
10月以降の「合同説明会」は参加必須
例年10月頃に各社が開催する合同説明会は、必ず参加しましょう。
参加することで事務所選びの精度がアップするだけでなく、司法書士事務所の所員の方・代表の先生と直接お話しできる貴重な機会です。
さらに、10月以降の合同説明会はその場で内定を獲得できたり、面接の日程を組める可能性も。そのため、8月よりも10月頃の合同説明会がより重要といえます。
事務所側も「参加者は合格見込み者」と承知のうえで出展するため、少しでも多く応募してもらえるよう意気込みます。非常にマッチング確率が高くなっていますので、10月以降の合同説明会はできるだけ参加しましょう。
「リーガルジョブボード」や各社の合同説明会に関する情報は分かり次第、更新いたします。
▼「リーガルジョブボード」による合同説明会
未定 ※分かり次第更新します
▼その他、予備校などによる合同説明会
未定 ※分かり次第更新します
11月頃の「合格祝賀会」も参加必須
11月頃に各社が開催する合格祝賀会も参加すべきイベントです。合格祝賀会とは、司法書士の合格者・合格見込み者向けのレセプションパーティーのこと。
司法書士は同期との繋がりを大切にする方が多く、合格祝賀会を通して交流を深めるのが一般的です。無料で参加できますので、積極的に参加して同期の方々との繋がりを築きましょう。
「リーガルジョブボード」では例年、国内最大級の合格祝賀会を開催しています。豪華景品や参加特典をご用意していますので、奮ってご参加ください。
以下の記事で、毎年の合格祝賀会の様子や申込方法をご確認いただけます。
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「令和4年度の合格者・合格見込み者」の場合(パターン②)
続いて、「令和4年度の合格者・合格見込み者」の就活スケジュールパターン②を紹介します。スケジュールは以下の画像の通りです。
このスケジュールでは、新人研修が終わる頃に就活をスタートします。
パターン①は「就職先での本業」と「研修」を両立する必要がありますが、パターン②はその必要がほぼありません。
確かに、合格者のなかには「本業と研修の両立は大変そうだから、就活は研修が終わる頃に始めたい」という方もいらっしゃいます。
しかし、研修期間の1月からは求人数が少なくなる傾向にあり、希望に合った求人が見つからない可能性も。特別な理由がない限り、合格者・合格見込み者の方は「パターン①」に沿って就活を進めましょう。
「合格者・合格見込み者」以外の場合
「合格者・合格見込み者」以外の場合は、以下のうち、できることからスタートしましょう。
- 求人を探す
- 志望分野を決める
- 書類作成・添削
- 面接対策
ただし、これらを自力で行うのは容易ではありません。
就活に不安がある方は、司法書士専門のエージェントサービス「リーガルジョブボード」を活用するのがおすすめ。求人紹介やキャリアパスの策定、書類添削、面接対策まで、幅広いサポートが受けられます。
「今何をすべきか」「これから何をすれば良いか」「どのような求人を受ければ良いのか」など、担当エージェントがアドバイスさせていただきます。
司法書士の就職活動でよくある質問
ここからは、司法書士の就職活動に関して、よくある質問をご紹介します。
Q. いつ就活を始めればいい?
A. 合格発表後の10~11月に、求人応募を済ませましょう。
前述したように、合格発表後の10月〜11月頃が、求人数がいちばん多くなります。このタイミングを逃すと、人気の司法書士事務所が充足したり、倍率が高くなって選考の難易度が上がったりします。
10月までに自己分析を済ませ、スムーズに求人応募に移行できるよう準備しましょう。
Q. 年齢が高くても、採用される?
A. 採用されますので、ご安心ください。
司法書士の資格者は売り手市場ですので、年齢がネックになって求人が一切見つからないといったことはありません。自信を持って選考に臨みましょう。
ただし、資格取得から間が空くと不利になるケースも。取得後はスピーディーに就活へ切り替えて、動いていきましょう。
Q. 働きながら研修って大変?
A. 大変ではありますが、メリットの方が大きいです。
「就職先での本業」と「研修」の両立は大変ですが、就活のタイミングを遅らせるほど、不利になってしまいます。前述したように、求人数が多い黄金時期(10月〜11月)を活用できなくなるからです。
確かに両立は大変ですが、両立を避けて就活を遅らせるとデメリットも生じてしまうため、早めの就活を心がけましょう。
Q. これまで正社員経験がないのですが、問題ありませんか?
A. 問題ありません。採用に不利にはなりません。
就業経験がない方にもチャンスは大いにありますので、ご安心ください。例年多くの合格者の方が同じ境遇なので、大丈夫ですよ!
Q.どの事務所を受ければ良いか分かりません…
A. 業務内容や事務所の雰囲気を把握して、検討しましょう。
ただし、予備校や合格者の間で流れる情報は、実情と異なることもあります。特定の事務所に関して評判や業務内容、事務所の雰囲気を把握したい場合は「リーガルジョブボード」にお気軽にお問い合わせください。
内定が出やすい人の特徴
内定に繋がる重要なポイントは、経験の有無だけではありません。下記で、内定が出やすい人の特徴を解説します。
コミュニケーション能力がある人
「コミュニケーション能力」は、司法書士の求められる重要なスキルの1つ。
司法書士はデスクワークが多いイメージがありますが、実際はクライアント対応やコンサル業務も多いです。そのため、円滑にコミュニケーションが取れる司法書士は、クライアントからの信頼度もアップします。
勤務司法書士はもちろん、将来的に独立を考えている方には特に必須のスキルです。
まじめさ・謙虚さがある人
多くの司法書士事務所は、「まじめさ・謙虚さ」のある人物を求める傾向にあります。それは、司法書士が担当する仕事は、「ミスが許されない」「コツコツと地道に取り組む」「慎重さや丁寧さが求められる」ものが多いため。
また、クライアント対応を通して信頼を得るためにも、まじめさ・謙虚さは必要不可欠でしょう。
社会人経験がある人
必須ではありませんが、電話やメール、名刺交換、来客対応など、社会人経験を通してビジネスマナーが身についていると、優遇される可能性があります。
事務所によって新人の教育・指導体制は様々なため、既にビジネスマナーを習得している方を求めている事務所があるからです。
しかし、すべての事務所がそうとは限りませんので、社会人経験がない方もご安心ください。
年齢はさほど関係ない
「20~40代の司法書士がほしい」という事務所があるのは事実ですが、それ以上の年齢の方を採用している事務所もたくさんあります。
内定が出るか否かは、経歴や年齢などの条件だけで決まるわけではありません。事務所に所属する司法書士のバランスなどを考慮し、総合的に判断するケースがほとんどです。そのため、自分の希望を踏まえたうえで、合いそうな事務所を見極めるのが重要です。
司法書士事務所に受かるための履歴書・職務経歴書の書き方
就職・転職活動において、書類作成は非常に重要です。
給与や待遇が良い求人は人気が高く、応募が集中するため、書類作成を疎かにすれば面接まで進めないこともあります。特に志望動機は、「抽象的になっていないか」「オリジナリティのある内容になっているか」が重要です。
履歴書や職務経歴書・志望動機といった書き方は、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
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「リーガルジョブボード」では、司法書士専門エージェントが直接、内定率アップのための書類添削を行っています。応募書類に関してお悩みの方はぜひご相談ください。
内定を獲得するための面接対策
面接で内定を獲得するためには、とにかく準備することが大切です。志望動機や自己PRなどを通して、自身がその事務所にマッチしているとアピールする必要があります。
また、話す内容だけでなく、好印象を与えることも重要。事務所の方に「一緒に働きたい」と思ってもらえるか否かは、内定に大きく関係します。
下記の記事で、面接対策について実例を交えて解説しています。面接に不安のある方は、ぜひご確認ください。
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司法書士事務所の種類
一口に司法書士事務所といっても、メインで取り扱う業務などに応じて種類が異なります。
なりたい司法書士像から逆算し、どんな種類の事務所に就職すべきかを判断しましょう。
事務所の種類やそれぞれの特徴、詳しい業務内容、メリット・デメリットなどは、以下の記事でご確認いただけます。求人探しや事務所選びの際に、参考としてご覧いただけますと幸いです。
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