
【2025年最新】司法書士の就職活動マニュアル|スケジュールや注意点は?

by LEGAL JOB BOARD 小山
キャリアアドバイザー
- 担当職種:

司法書士に特化したキャリア支援を行う「リーガルジョブボード」の小山です。
本記事では、「令和7年度版|司法書士の就職活動マニュアル」として、
などについて、網羅的に解説します。
令和7年度 司法書士試験を受験される方や、司法書士の就職活動について知りたい方は、ぜひ参考になさってください。
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この記事の目次
司法書士事務所の採用選考の流れは?
まず、司法書士事務所の一般的な選考の流れをお伝えします。
多くの場合、「書類選考→適性検査・筆記試験など→面接選考→採用」という流れで選考が進みます。適性検査・筆記試験などの有無や内容は、事務所によって異なります。
応募〜採用までの選考期間は、平均して1ヶ月ほどです。
また、「同時に何社か応募した方が良い?」といった旨の質問をよくいただきますが、平均して2〜3社ほどの選考を同時並行で進められることを推奨します。複数の選考を同時に進めることで、比較検討がしやすくなるメリットがあります。
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令和7年度|司法書士の就職活動の進め方&スケジュール
司法書士として内定を獲得するための就活スケジュール3パターンを解説します。
それぞれ詳しく解説します。
①合格見込みのうちに就職活動を始める
3パターンのうち、最もおすすめのスケジュールです。採用担当者と早い段階で接点を持つことができ、ライバルが少ない中で就職活動を進めることができます。

7月~9月は就活の準備期間とし、自己分析や業界についての理解を深めるため情報収集などを進めます。
求人応募や面接選考を始めるのは、筆記試験合格発表後の10月。このタイミングで「合格見込み者」として選考に進むことが可能です。
合格見込みの時期から動くことで、求人が最も多いタイミングに就職活動を進めることができ、選択肢も広がります。
順調に進むと11月中には内定を獲得し、翌月以降で入職時期を調整します。研修時期と被りますが、入職時期や働き方を相談して両立が可能なので、事務所に相談してみましょう。

②最終合格後に就職活動を始める

パターン①と同様、7~9月までは自己分析や業界についての理解を深めるため情報収集などを進めます。
11月に最終合格を確認してから、資格者として求人応募を開始します。
順調に進むと12月中に内定を獲得することができるため、研修前に就職活動を終えることも可能です。
内定が出たらすぐ入社しなければいけないと感じている方が多いですが、そんなことはありません。相談の上で働き始める時期を調整できる事務所もあります。
③新人研修後に就職活動を始める

現職や家庭の都合などで4月以降の入職を希望している方は、このスケジュールで就活を進めるケースが多いです。
「研修と仕事の両立が不安で、研修後から就活を始めたい」という方が一定数いらっしゃいますが、職場の理解があることが多いので、毎年多くの方は研修と仕事を両立しています。
また、1月以降は求人が少なくなる傾向にあり、希望に合った求人が見つからない可能性もあります。
合格見込みの方は「パターン①・②」に沿って就活を進める方が求人の選択肢も多く、自分に合った就職先を見つけやすくなります。
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令和7年度 司法書士試験 受験生の方向けのイベント情報
新人研修と就職活動や仕事の両立は可能?
リーガルジョブボードでは、毎年多くの合格者の方の就職・転職を支援していますが、多くの方が研修と就職活動や仕事を両立されています。
就職活動に関しては、合格発表後できる限り早く動かれるのがおすすめです。
最も採用活動が活発になるタイミングを逃さずに就活を進めることで、順調にいけば新人研修が始まる前に就活を終えることもできます。
研修中に働きはじめることや仕事と両立することに不安を感じられるかもしれませんが、多くの事務所は研修への理解があり、出勤日と研修が被ったら休みを取得することも可能です。
また、事務所によっては、働きはじめる時期を相談することもできます。
新人研修が終わる頃には、採用活動を終える事務所が増えるため、求人数が限られてしまうので注意が必要です。

入社のタイミングや働き方は相談できる
研修期間より前に内定が出た場合、研修との両立に悩む方もいらっしゃいますが、入職のタイミングや働き方は相談できます。
入職のタイミングや働き方は、下記のようなパターンがあります。
- 正社員として働きながら研修を受ける方
- パートやバイトとして働きながら研修を受ける方
- 研修が終わってから入職する方
事務所によっては現職や家庭の事情をふまえた上で、事情を考慮してもらえますので、研修と両立をしたい方は相談してみましょう。
応募書類や面接のポイント・注意点
履歴書・職務経歴書や、記載する志望動機・自己PRの内容は、採用側に与える第一印象を大きく左右します。
また、書類選考を突破できないと、筆記試験や面接選考など次のステップに進むことができません。
司法書士専門キャリアアドバイザーによる、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策をご希望の方は、「リーガルジョブボード」までお気軽にお問い合わせください。
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求人を見る際の注意点
求人をチェックする際に気を付けたいポイントをご紹介します。
働き始めてから、「想定していた環境・条件と違う」と後悔することのないよう、以下の項目は必ずご確認ください。
- イメージする教育体制とギャップがないか
- 業務内容やその比率は自分の希望に合っているか
- ワークライフバランス(休日出勤の実態、残業時間など)
- 給与などの待遇面(社会保険や登録費、会費は事務所が支払ってくれるのか)
これらの項目は、求人を見ただけでは分からないことも多々あります。司法書士専門キャリアアドバイザーなどから情報を得ながら、就職活動を進めるのもおすすめです。
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司法書士の就職に年齢は影響するのか
「年齢が就職に不利に働くのでは?」と心配される方が一定数いらっしゃいますが、40代や50代で司法書士試験に合格して働き始める方も大勢いらっしゃいます。
また、現役司法書士の平均年齢に関しても、東京司法書士会で49.9歳、神奈川司法書士会で51.7歳、大阪司法書士会で52.1歳、札幌司法書士会で51.9歳といったように、全国的に50歳前後です。
たとえ50代で未経験であっても、司法書士として活躍していくことは十分に可能です。実際に、60代の方がリーガルジョブボード経由で司法書士事務所に転職されたケースもございます。
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