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令和6年度(2024年)司法書士試験の日程|出題科目や配点も解説

by LEGAL JOB BOARD 小松﨑

コンサルタント

担当職種:
  • 司法書士

こんにちは。司法書士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の小松﨑です。

本記事では、「令和6年度(2024年)司法書士試験の日程や試験科目、申し込み方法」などを解説します。

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司法書士試験の日程・合格発表日

2024年の司法書士試験の日程は以下のとおりです。

スケジュール日程
受験申請受付期間令和6年5月7日(火)から5月17日(金)まで
筆記試験令和6年7月7日(日)
【午前の部】
着席時刻 09:00
指定時刻 09:15
試験時間 09:30~11:30
【午後の部】
着席時刻 12:30
指定時刻 12:45
試験時間 13:00~16:00
正解・基準点の発表令和6年8月13日(火)午後4時
筆記試験の結果発表令和6年10月3日(木)午後4時
口述試験令和6年10月15日(火)
※集合時間は、口述試験受験票に記載
最終合格者の発表令和6年11月5日(火)午後4時

試験当日は午前の部・午後の部ともに、「必ず着席時刻までに所定の席に着席すること」とされています。指定時刻までに試験室に出頭していない場合、受験できなくなりますので注意が必要です。

「業界や就活関連の情報収集がしたい」「就職やキャリアについてプロに相談したい」といった方は、リーガルジョブボードの司法書士専門エージェントまでお気軽にご相談ください。

筆記試験の出題科目や配点

筆記試験は午前120分・午後180分で実施されます。出題科目や配点は以下の通りです。

形式科目配点
午前の部
【120分】
択一式憲法 3問
民法 20問
刑法 3問
商法  9問
<計35問>
105点
午後の部
【180分】
択一式不動産登記法 16問
商業登記法 8問
民事訴訟法 5問
民事執行法 1問
民事保全法 1問
供託法 3問
司法書士法 1問
<計35問>
105点
記述式不動産登記法 1問
商業登記法 1問
<計2問>
140点

合格判定の方法

午前の部の択一式問題、午後の部の択一式問題または、午後の部の記述式問題の各成績のいずれかがそれぞれ一定の基準点に達しない場合、不合格となります。

試験会場

筆記試験受験票に記載された場所。指定された試験場以外での受験はできません。

※東京、横浜、さいたま、千葉、静岡、大阪、京都、神戸、名古屋、広島、福岡、那覇、仙台、札幌、高松で実施されます。

試験当日の持ち物

筆記試験受験票、鉛筆(BまたはHB)、黒インクの万年筆またはボールペン(インクが消せるものは不可)、プラスチック製消しゴム

筆記試験の結果発表

令和6年10月3日(木)午後4時。法務局または地方法務局での掲示、法務省ホームページへの掲載、受験者への通知(合格者に対して口述試験受験票を発送)が行われます。

口述試験の内容や詳細

口述試験は、司法書士試験の最終試験で、面接官からの質問に口頭で答える形式で行われます。

令和6年度(2024年)の口述試験は、10月15日(火)に実施予定です。出題科目や質問例を含め、試験の詳細は以下の記事で解説しています。

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「業界や就活関連の情報収集がしたい」「就職やキャリアについてプロに相談したい」といった方は、リーガルジョブボードの司法書士専門エージェントまでお気軽にご相談ください。

司法書士試験に合格したら?

晴れて司法書士試験に合格すると、新人研修や就職・転職が待っています。特に就活は余裕を持って進めることが成功のカギとなります。

司法書士試験合格前後の就活スケジュール

司法書士合格後から約1ヶ月程度で研修が始まりますが、司法書士としての就職活動をいつから始めるべきか迷われる方もいらっしゃいます。

司法書士におすすめの就活スケジュールは、以下の3パターンです。

  • パターン1:筆記合格後~新人研修中
  • パターン2:最終合格発表後~配属研修中
  • パターン3:新人研修後

筆記試験に合格すると「合格見込み者」として就活ができるため、そのタイミングで動き出す方が多い傾向にあります。就活スケジュールや動き方、知っておいていただきたいポイントは、以下の記事で解説しています。

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合格者向けのイベント情報は要確認

司法書士試験の合格者を対象に、例年各社が「合同説明会」や「合格祝賀会」を実施しています。

合同説明会は、司法書士事務所の所員の方や代表の先生と直接コミュニケーションが取れる非常に貴重な機会です。
リーガルジョブボードでも合同説明会を開催予定ですので、ぜひ参加をご検討ください。

合格祝賀会とは、司法書士試験に見事合格された方々をお祝いするために開催するパーティーです。無料で参加することができ、同期と交流を図る機会にもなります。

司法書士試験の受験資格

司法書士試験に受験資格や制限はなく、誰でも受験可能です。年齢や学歴は関係ないほか、受験回数の制限もないので何度でも受験できます。

令和5年度の司法書士試験は、1万3,327人が受験し、695人(男性:487人、女性:208人)が合格。

合格者の平均年齢は41.14歳で、最低年齢は19歳、最高年齢は82歳となっており、幅広い年齢の人が受験・合格しています。

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司法書士試験の申し込み方法・受験料

司法書士試験の受験申し込みにあたり、提出するのは以下の3点です。

  • 司法書士試験受験申請書(受験手数料の収入印紙を貼付)
  • 写真票(申請前6ヵ月以内に撮影した縦4.5cm×横3.5cmの証明写真を貼付)
  • 筆記試験受験票(免除者は記入不要)

受験料(受験手数料)は8,000円で、収入印紙で納付します。

申し込みに必要な受験申請書等は、法務局の窓口もしくは郵送で交付を受けます。いずれかの方法を選択してください。

窓口郵送
全国の法務局または地方法務局の総務課で交付を受ける封筒の表に「司法書士請求」と朱書きし、返送用の郵便封筒(角形2号(A4判)、郵便番号・住所・氏名を記載、郵便切手(120円)を貼付)を同封して送付する

書類の準備ができたら、窓口もしくは郵送で提出・申請を行います。

窓口郵送
受験地として記載した筆記試験を実施する法務局または地方法務局の総務課に提出封筒の表に「司法書士受験」と朱書きし、書留郵便で送付(筆記試験受験票に郵便番号・住所・氏名を記載し、郵便切手(63円)を貼付)
土日祝を除き、09:00~12:00および13:00~17:00までの時間内で受付令和6年5月17日(金)までの消印があるものに限り有効

詳細は「令和6年度 司法書士試験受験案内書」でご確認ください。

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