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アンダーソン・毛利・友常法律事務所の就職・転職難易度や求められる条件|年収や業務についても解説

アンダーソン・毛利・友常法律事務所の就職・転職難易度や求められる条件|年収や業務についても解説

by LEGAL JOB BOARD 増田

コンサルタント

担当職種:
  • 弁護士
  • 法務
アンダーソン・毛利・友常法律事務所の就職・転職難易度や求められる条件|年収や業務についても解説

こんにちは。弁護士専門の転職エージェント「リーガルジョブボード」の増田です。

本記事では、五大法律事務所の一つである「アンダーソン・毛利・友常法律事務所の特徴や得意領域、年収、採用条件」などを解説します。ぜひご覧ください。

アンダーソン・毛利・友常法律事務所の概要

アンダーソン・毛利・友常法律事務所は、五大法律事務所の一つです。

弁護士数 639名
得意領域 銀行・金融、キャピタルマーケット、独占禁止法・競争法、紛争解決など
拠点 東京、大阪、名古屋、北京、上海、香港、シンガポール、ハノイ、
 ホーチミン、バンコク、ジャカルタ(デスク)、ロンドン
公式HP https://www.amt-law.com/

企業法務案件全般に対応しており、国際案件に強いことが特徴。国内オフィスの他に、海外にも拠点を設けています。

※弁護士数は、LEGAL JOB MAGAZINE 編集部調べ(2024年1月時点)です。

業務分野・得意領域

アンダーソン・毛利・友常法律事務所は、国際的法律業務を得意としており、五大の中でも海外クライアントの比率が高いとされています。

コーポレートからM&A、ファイナンス、事業再生や倒産、労務など、企業法務に関わるほぼすべての専門分野を網羅しています。

企業法務のプロフェッショナルとしてベストクオリティを目指し、多くの弁護士が切磋琢磨しています。

年収・収入

アンダーソン・毛利・友常法律事務所の給与水準は、かなり高い傾向にあります。新人のアソシエイトでも年収は1,000万円を超え、10年勤めると5,000万円、パートナーになれば数千~数億円を稼ぐ弁護士もいるようです。

アンダーソン・毛利・友常法律事務所は、分野によって給与に差がでるという口コミもありますが、総じて一般的な法律事務所よりも高給与になります。

残業時間や有給休暇取得日数

アンダーソン・毛利・友常法律事務所の全職員の月平均残業時間は、2019年で10.1時間、平均有給休暇取得日数は16.5日とのこと。全職員の平均なので、弁護士だけだと実際はそれよりも忙しい傾向にあるようです。

弁護士は業務が終わったときが退勤時間という感覚の方が多く、残業が当たり前になりがちな傾向にあります。そのため、定時以降の残業や、有休を取得しても仕事をしているといったことがあるようです。

弁護士の残業や休日については、以下の記事で詳しく解説しています。

研修

アンダーソン・毛利・友常法律事務所では、弁護士の経験によって様々な研修があります。

新人弁護士には、先輩弁護士による講義・演習やビジネスマナー研修などがあり、経験者にも社内勉強会や英語教育の機会を設けています。

チューター制度や留学・出向の制度も充実しており、弁護士のスキル向上に力を入れています。

就職・転職で求められる条件やスキル

アンダーソン・毛利・友常法律事務所への就職・転職において、求められる条件やスキルをまとめました。

新卒・司法修習生の採用

アンダーソン・毛利・友常法律事務所は、新卒採用を積極的に行なっており、下記の条件が必須とされています。

  • 高学歴であること
  • 司法試験の順位が高いこと
  • 語学スキルが豊富であること
  • タフであること・体力があること

新卒・司法修習生は実務経験や実績がないため、応募者の本質(人柄やポテンシャル・能力)が問われる傾向にあります。

それに関連して、在学中の成績証明書や司法試験成績通知書などの提出が求められます。司法試験の順位や学歴が就職活動に与える影響は、以下の記事で解説しています。

中途採用

アンダーソン・毛利・友常法律事務所は、異業種から転職した弁護士もいるなど、柔軟に採用活動を行っています。

随時、有資格者の募集していますが、新卒・司法修習生よりも中途採用の方が採用率が低いというのは、五大法律事務所に共通しています。

それは、個人のスキルや業績でシビアに判断される部分が大きいためです。中途採用では、スキルがあることに加え、得意分野など他者に勝るポイントがあることは必須でしょう。

2024年 サマークラーク(サマクラ)の募集情報・応募方法

アンダーソン・毛利・友常法律事務所では、国際企業法務に興味を持つ法科大学院生向けに、サマークラークを実施予定です。

応募資格文部科学省の認可を受けた法科大学院の第2年次または第3年次に在学しており、2025年3月または2026年3月に修了予定であること。
内容法令・判例等に関する調査、契約書・法律意見書等の文書の作成等の法律実務の補助
日程以下のいずれかの期間
2024年9月3日(火)・4日(水)
2024年9月9日(月)・10日(火)
2024年9月12日(木)・13日(金)
2024年9月18日(水)・19日(木)
2024年9月24日(火)・25日(水)
2024年9月27日(金)・30日(月)
待遇日当1万円、交通費支給など
応募方法1.応募フォームにて申し込み(顔写真・成績証明書が必要)
2.書類選考(場合によっては面談)

定員に達し次第、申込みが締め切られますので、お早めにご応募ください。詳細は以下のURLよりご確認いただけます。

https://careers.amt-law.com/recruitment/lawyer/summer/

アンダーソン・毛利・友常法律事務所の評判や口コミ

アンダーソン・毛利・友常法律事務所の口コミをご紹介します。

良い口コミ

四大の中では1番自由でやりたいことがやれる事務所だと思います。
忙しさは他の四大の同期と比べればそこまでかなという印象。
あと、特に海外クライアントが多いので英語案件は非常に多いです。
留学も若いうちから行くことも可能。
出典:lawyers-info.com

四大の中では相対的に「専門性を決めなくてよい。自由」というイメージを出しているが、激務っぷりは他の四大と変わらない。
ファイナンス系に強い事務所なので、キャピマやリートなどをやらされるのが嫌で辞めるという人もいるとか。
一方、初年度の年棒が四大の中で最も高いという噂もあり、かつ3年目から歩合なので、実は短期的には四大の中で一番高給という説もある。
出典:lawyers-info.com

年収や給与に関しての口コミ

アソの給与は三年目以降はベースに加えてビラブルに紐づけられた歩合給で支払われる。
清算金と呼ばれる。
実際にクライアントから回収できた額に応じて決まるため、業務分野によって給料が大幅に異なり、稼働時間が長くてもディスカウントが頻繁に生じるような分野であれば給料は低くなる。
儲かる分野を集中的にやっていれば三年目で2000に届く。
出典:lawyers-info.com

新人は希望分野(選択制)ごとに割り当てられるチューターの仕事を手伝う。他のパートナーとかからも新件相談があるものの、断るのは自由。
年次が上がってからは多く仕事するパートナーが固定化。乗り換えは可能。
忙しさは繁閑表で管理。
自由すぎるたことへの反省から、最近、グループ制なる戸籍制度が導入。
給与は固定+ボーナス(年一回)。ボーナスは前年度の勤務時間に従って計算。年度毎にアワリーチャージも微増(=ボーナス計算の底上げ)。
毎月200時間ぐらい働けば、2000弱ぐらい?
仕事も政治決定も、みんなで決めよう精神が強く、ひとりでがりがりやりたいという人が合わなくて去っていくパターンがおおめ。
出典:lawyers-info.com

とても自由なのでストレスなく仕事できます。
給料に関して言えば結構人によって差があります。
周り見ても5〜10年目でもまあまあ残ってるので過度な実力主義でもないかなと個人的に感じます。
出典:lawyers-info.com

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この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 増田

コンサルタント

担当職種:
  • 弁護士
  • 法務

明治大学卒業後、大手生命保険会社に入社。個人・法人営業にて上位5%の成績を収め、入社4年目で営業所⻑に就任。 リーガルジョブボードでは、責任者として弁護士領域への本格参入を牽引した後、採用コンサルティング事業の立ち上げを推進。 弁護士事務所の採用支援で得た圧倒的な情報量を武器に、現在までに100名以上の転職成功を実現。

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