2023年版|司法書士の就職!何から始める?王道スケジュールを解説
by LEGAL JOB BOARD 北澤
コンサルタント
- 担当職種:
【最新】2024年版 就活スケジュール
こんにちは。司法書士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の北澤です。
司法書士として就職活動をするにあたり「何から始めればいい?求人応募はいつするべき?」などの疑問をお持ちではないでしょうか。
そこで本記事では、司法書士が就職活動を成功させるための王道スケジュールを3つ解説します。
この記事の目次
司法書士の就活スケジュール
司法書士が内定を獲得するまでの王道スケジュールを3つ解説します。
パターン①:合格見込みのうちに就職活動を始める(一番おススメ)
パターン②:11月10日合格発表後、最短で就職活動を始める
パターン③:新人研修が終わった後に始める
【最新】2024年版 就活スケジュール
「合格見込みのうちに就職活動を始める」の場合(パターン①)
3つのパターンのうち、一番おススメの就活スケジュールとなります。
採用担当者と早い段階で接点を持つことができ、ライバルが少ない中で就職活動を進めることができます。
7月~9月は就職活動の準備期間とし、自己分析や業界についての理解を深めるため情報収集などを進めます。
求人応募や面接選考を始めるのは、筆記試験合格発表後の10月。この時期は口述試験前となりますが、口述試験の合格率は極めて高いため、このタイミングで「合格見込み者」として選考に進むことが可能です。(参考までに昨年の口述試験の合格率は100%でした)
書類選考にかかる時間は長くても10日間程度で面接は1回~2回程度が平均的です。その為、順調に進むと11月中には内定を獲得し、翌月以降に入職するスケジュールとなります。
「合格後、最短で就職活動を始める」の場合(パターン②)
確実に合格を確認してから就職活動を始めるスケジュールとなります。
パターン①と同様、7~9月までは「自己分析」「情報収集」「業界理解」など、事前準備を進めます。最終合格発表のある11月で合格を確認したのち、資格者として求人応募を開始します。
順調に進むと12月中に内定を獲得することができるため、研修前に就職活動を終えることも可能です。
内定が出たらすぐ入社しなければいけないと感じている方が多いですが、そんなことはありません。この時期で内定を獲得し、研修が落ち着く4月頃に入社される方もいらっしゃいます。
「新人研修が終わった後から始める」の場合(パターン③)
パターン③のスケジュールは新人研修が終わる2月頃に就職活動を始めるパターンです。
兼業の方や、研修と仕事の両立に懸念を感じる方がこのスケジュールで就職活動を行います。
パターン①・②は「就職先での本業」と「研修」を両立する必要がありますが、パターン③はその必要がありません。
研修について「研修と仕事の両立が大変そうだから、研修が終わってから就活を始めたい」という声多く聞きますが、研修と仕事との両立は可能です。職場の理解があることがほとんどの為、毎年多くの合格者が研修との両立を叶えています。
また、1月からは求人数が少なくなる傾向にあり、希望に合った求人が見つからない可能性もあります。合格者・合格見込み者の方は「パターン①・②」に沿って就活を進める方が求人の選択肢も多い為、自分に合った就職先を見つけやすくなります。
10月以降の就職活動で抑えたいポイント
ここからは、10月以降就職活動をスタートする司法書士の方に知っておいていただきたい重要なポイントを解説します。
求人数が最も多いのは10月〜11月
司法書士業界の採用熱は10月~11月にかけて高まる為、そのタイミングで就活をスタートするのが最適です。
司法書士事務所は採用枠が少なく、人気の事務所ほど早く採用終了となります。志望先が人気事務所であれば、より早く求人応募をするのがベター。
そのため、10月〜11月までに「どんな事務所を受けるべきなのか」「どんな業務が自分に向いているのか」「どんなキャリアを歩みたいか」を、ある程度分析しておく必要があります。なりたい司法書士像から逆算して、適切な事務所選びを行いましょう。
とはいえ、業界の動向・トレンドを把握しながら、理想的なキャリアパスを独力で考えることは容易ではありません。
「どんな事務所を選ぶべきか分からない」「司法書士業界について理解を深めたい」といったお悩みがあれば、リーガルジョブボードにぜひご相談ください。
業界の動向・トレンドにも精通した司法書士専門エージェントが、理想的なキャリアパスを提案いたします。書類通過率の上がる書類添削などもお手伝いいたします。
10月以降の「合同説明会」は参加必須
例年10月~11月に各社が開催する合同説明会は、必ず参加しましょう。
参加することで事務所選びの精度がアップするだけでなく、司法書士事務所の所員の方・代表の先生と直接お話しできる貴重な機会です。その後の選考のご案内をその場でいただけることもあります。
事務所側も10月時点では「参加者は筆記試験に合格しているのであれば、合格見込み者」と承知のうえで出展するため、少しでも多く応募してもらえるよう意気込みます。精度の高いマッチングの場となっていますので、10月以降の合同説明会はできるだけ参加しましょう。
2023年度 リーガルジョブボード主催の合同説明会はこちら
▼その他、予備校などによる合同説明会(2023年9月20日時点)
・伊藤塾
【大阪】2023年10月28日(土)14:00〜17:00
【東京】2023年11月3日(金・祝)11:00〜17:00(※同日オンライン開催あり)
・プロキャリア(LEC東京リーガルマインド)
【大阪】2023年11月3日(金・祝)12:00〜15:00
【東京】2023年11月5日(日)13:30〜16:00/2023年11月11日(日)13:30〜16:00
11月頃の「合格祝賀会」も参加必須
11月頃に各社が開催する合格祝賀会も参加すべきイベントです。合格祝賀会とは、司法書士の合格者のレセプションパーティーのこと。
司法書士は同期との繋がりを大切にする方が多く、合格祝賀会を通して交流を深めます。無料で参加できますので、積極的に参加して同期の方々との繋がりを築きましょう。
「リーガルジョブボード」では例年、国内最大級の合格祝賀会を開催しています。豪華景品や参加特典をご用意していますので、奮ってご参加ください。
以下の記事で、毎年の合格祝賀会の様子や申込方法をご確認いただけます。
2023年 司法書士合格祝賀会はこちら
おすすめの就職活動の時期については動画でも解説しています。ぜひ参考にしてください!
いつから就職活動を始めるか悩まれる方
ここまで3つのスケジュールをご紹介しましたが、お仕事やご家庭の状況によって適切なタイミングは人それぞれ異なります。
どんなスケジュールで進めたらいいか悩んでいる方は、司法書士専門エージェントが多数在籍する「リーガルジョブボード 」へぜひご相談ください。
ご状況に合わせた就活のアドバイスや、希望の求人を紹介・合同説明会や合格祝賀会などのイベント情報を定期的に受け取ることができます。
内定が出やすい人の特徴
内定に繋がる重要なポイントは、実務経験の有無だけではありません。下記で、内定が出やすい人の特徴を解説します。
コミュニケーション能力がある人
「コミュニケーション能力」は、司法書士の求められる重要なスキルの1つ。
司法書士はデスクワークが多いイメージがありますが、実際はクライアント対応やコンサル業務も多いです。そのため、円滑にコミュニケーションが取れる司法書士は、対クライアントのみならず、所内の人間関係にも良い影響を与えるため、良い評価を得やすいです。
勤務司法書士はもちろん、将来的に独立を考えている方には特に必須のスキルです。的を射た回答をしているか、相手の意図を把握して質問に応えられるか今一度見直してみましょう。
まじめさ・謙虚さがある人
多くの司法書士事務所は、「まじめさ・謙虚さ」のある人を採用条件に挙げます。それは、司法書士が担当する仕事は、「ミスが許されない」「コツコツと地道に取り組む」「慎重さや丁寧さが求められる」ものが多いため。
また、クライアント対応を通して信頼を得るためにも、まじめさ・謙虚さは重要な評価ポイントとなります。
社会人経験がある人
電話やメール、名刺交換、来客対応など、PC操作などの基本的なスキルはもちろん、社会人経験を通じて経験できる営業スキルや困難な課題を解決した経験などは大いに評価されます。
とはいえ、事務所によって新人の教育・指導体制は様々ですので、社会人経験がない方もご安心ください。
司法書士事務所に受かるための履歴書・職務経歴書の書き方
就職・転職活動において、書類作成は非常に重要です。
給与や待遇が良い求人は人気が高く、応募が集中するため、書類作成を疎かにすれば面接まで進めないこともあります。特に志望動機は、「抽象的になっていないか」「オリジナリティのある内容になっているか」が重要です。
履歴書や職務経歴書・志望動機といった書き方は、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
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「リーガルジョブボード」では、司法書士専門エージェントが直接、内定率アップのための書類添削を行っています。応募書類に関してお悩みの方はぜひご相談ください。
内定を獲得するための面接対策
面接で内定を獲得するためには、とにかく準備することが大切です。志望動機や自己PRなどを通して、自身がその事務所にマッチしているとアピールする必要があります。
また、話す内容だけでなく、好印象を与えることも重要。事務所の方に「一緒に働きたい」と思ってもらえるか否かは、内定に大きく関係します。
下記の記事で、面接対策について実例を交えて解説しています。面接に不安のある方は、ぜひご確認ください。
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司法書士事務所の種類
一口に司法書士事務所といっても、メインで取り扱う業務などに応じて種類が異なります。
なりたい司法書士像から逆算し、どんな種類の事務所に就職すべきかを判断しましょう。
事務所の種類やそれぞれの特徴、詳しい業務内容、メリット・デメリットなどは、以下の記事でご確認いただけます。求人探しや事務所選びの際に、参考としてご覧いただけますと幸いです。
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司法書士の就職活動でよくある質問
ここからは、司法書士の就職活動に関して、よくある質問をご紹介します。
Q. 年齢が高くても、採用される?
A. 採用されますので、ご安心ください。
司法書士の資格者は売り手市場ですので、年齢そのものがネックになって求人が一切見つからないといったことはありません。自信を持って選考に臨みましょう。
これまで60歳以上の方の転職も多数お手伝いをしております。定年退職後に司法書士業界に転向する方なども毎年一定数いらっしゃいますので、ご不安な方はご相談ください。
ただし、資格取得から間が空くと、なぜ司法書士のキャリアパス形成に向けて歩みださないのか深堀されるケースもあります。合格後はスピーディーに就活へ切り替えて動いていきましょう。
Q. 働きながら研修って大変?
A. 大変ではありますが、メリットの方が大きいです。
「就職先での本業」と「研修」の両立は大変ですが、就活のタイミングを遅らせるほど、選択肢を狭めてしまうかもしれません。前述したように、採用熱が高い黄金時期(10月〜11月)を活用できなくなるからです。
確かに両立は大変ですが、両立を避けて就活を遅らせるとデメリットが生じてしまうため、早めの就活や情報収集を心がけましょう。
Q. これまで正社員経験がないのですが、問題ありませんか?
A. 問題ありません。採用に不利にはなりません。
就業経験がない方にもチャンスは大いにありますので、ご安心ください。例年多くの合格者の方が同じ境遇なので、大丈夫ですよ!
ただ、「何ができるのか」「何をしたいのか」という就活において基本となる自己分析にはより力を入れて就活に挑みましょう。
Q.どの事務所を受ければ良いか分かりません…
A. 業務内容や事務所の雰囲気を把握して、検討しましょう。
ただし、予備校や合格者の間で流れる情報は、実情と異なることもあります。特定の事務所に関して評判や業務内容、事務所の雰囲気を把握したい場合は「リーガルジョブボード」にお気軽にお問い合わせください。