司法書士が転職を考えたきっかけや転職理由8選
by LEGAL JOB BOARD 北澤
コンサルタント
- 担当職種:
こんにちは。司法書士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の北澤です。
本記事では、司法書士が「転職を考えたきっかけや理由8選」を解説します。
弊社のエージェントが、司法書士の求職者様から実際におうかがいしたきっかけのみをご紹介しています。転職を検討している方や、そもそもどういう時に転職を考えれば良いのか分からない方の参考になれば幸いです。
これから司法書士になろうとしている方であれば、司法書士になるとどのような悩みに直面するのかを事前に把握することもできるでしょう。
本記事では司法書士のリアルな転職理由をお伝えするので、どうぞご覧ください。また、実際転職をしようか悩んでいる司法書士の方はぜひ弊社リーガルジョブボードの転職エージェントにご相談くださいませ。
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それでは「司法書士が退職や転職を考える瞬間」を紹介していきます。
①給料が上がらない・低いから
給料が上がらない・低いというきっかけから、転職を考える司法書士の方は多いです。
エリアによりますが、司法書士の給与は基本的に未経験だと月給20~25万でスタートし、ボーナスが1~3ヶ月分ほど。その後どれくらいアップするのかは事務所によりけりです。
以下の記事では、司法書士の平均年収や年収を上げる方法をまとめています。加えてあなたの現在の年収が適正かどうか判断できるので、参考にしてみてください。
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事務所によっては「勤務を続けてもなかなか給与が上がらない」「年収が400~500万円から全く伸びない」場合もあれば、インセンティブ制度や昇給制度が充実していて、勤務司法書士でも年収700~1000万円まで給与を伸ばせる事務所もあります。
②残業代が支払われないから
「現在働いている事務所では残業代が反映されない」ことがきっかけで、他の事務所へ転職を考える司法書士の方も多いです。
もちろん、労働基準法に定められている法定労働時間を超えて労働した場合、手当が支給されることは労働基準法で決まっています。
みなし残業制だからといって、規定以上の残業をした場合に正当に残業代を支払われないのは違法です。
司法書士の残業について、詳しくは以下の記事で解説しているのであわせてご覧ください。
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ちなみに”みなし残業○○時間含む”という求人票を目にすると思いますが、みなし残業制の詳細について、みなさんはご存知でしょうか。
一見、みなし残業って正当な給与がもらえないというイメージを持つ方が多いですが、意外にそんなことはありません。
基本給に「何時間分のみなし残業が含まれてます」と明記されていて、それが最低賃金(休日や深夜の割増手当も想定して)を超えていれば違法ではありません。
また明記されている時間より少ない残業時間になっても、残業手当は全額支給されるため、逆にそれを有効活用する方も。
いずれにせよ入職前に、その事務所は残業代が出るかどうか・残業代の仕組みはどうなっているのかを知れると良いですね。
③社会保険が完備していないから
社会保険(健康保険、労災保険、年金保険、雇用保険、介護保険)が完備されていないことがきっかけで、転職を考える司法書士の方もいます。
司法書士業界は他の業界と比べて、社会保険が完備されていないところがまだまだ存在します。
とはいえ、社会保険を給与から自身で払うのは大変です。本来会社や事務所が負担してくれる分も支払う形になりますので、想像以上の大きな支出となります。
選考先や転職先が社会保険なしの場合は実際に自分で支払いをした後いくら手元に残るのか、確かめておきたいところです。
そのため給料の提示だけではなく、福利厚生が整ってるのかどうかも判断基準にしましょう。
④所長がパワハラ気質だから
「事務所長のパワハラがきっかけで転職を検討している」と、司法書士の求職者様からおうかがいすることもたびたびあります。所長の機嫌次第で事務所全体がピリピリしたり、ちょっとしたミスでも罵声を浴びせさせられたり…
そんな環境だと業務のやり方が偏ってしまったり、質問もしにくかったり、業務にも支障が出てしまいますよね。
※ここだけ切り取ってしまうと不安に思われると思いますが、色々な事務所があるものの、基本的には良心的な事務所の方が多いです。
このような、いわゆる「ブラック司法書士事務所」は事前に回避しなければなりません。そのためには、就職前・転職前に徹底的に求人先をリサーチすることが大切です。
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⑤人間関係が悪化したから
人間関係が悪いことがきっかけで、転職する司法書士の方もいます。
司法書士はどんな規模の事務所でもチームで仕事をすることが多く、コミュニケーションが重要なお仕事。事務所内での人間関係は非常に大切です。
そんな中で一緒にチームで働く人との関係はもちろん、勤続年数が長い方が態度が大きかったり、事務所が家族経営で大変だったり…と、所内全体での関係性に気苦労する場合はとても大変な思いをします。
また人間関係の悪さから入れ替わりが激しくなり、腰を据えて働けないという新たな悩みが出てくることも。
こういった事故を避けるために、事務所の内情や評判はできるだけ事前に把握したいところです。
⑥残業が多いから
残業の多さから転職を考える司法書士の方もいます。
司法書士の平均残業時間は30~40時間と言われています。法改正により司法書士業界は残業時間を減らすよう働き方もシフトしてきてはいますが、事務所によっては残業が多いところもまだまだあります。特に3月や12月は月80時間を超えるという事務所も。
司法書士は不動産登記の業務がメインであるために、不動産が多く動く3月や12月がとても忙しくなるのです。
期日を守って業務を遂行しなくてはならないため、残業は切っても切り離せない場合も。繁忙期は残業をしなければならないというのは、司法書士事務所の常識であるような雰囲気もあります。
「自分だけ残業はできません」と言うのは難しいです。
また、繁忙期や月末に残業が増えるのは当たり前ですが、月初から慢性的に残業があったり、土日出勤が常態化して、なかなかゆっくり休めないことも。残業が多いかどうかは働く上で大事だと思いますが、繁忙期や閑散期は残業時間が異なる事務所がほとんどですので、それぞれの時期にどのくらいの残業があるのかを把握した上で、入職したいところです。
⑦スキルアップしたいから
「他の事務所でも経験を積んでスキルアップしたい」というきっかけから、転職活動を始めた司法書士の方もいます。司法書士業務は、
- 不動産登記
- 商業登記
- 相続
- 債務整理
- 成年後見
- 信託
と、さまざまです。取り扱う業務も事務所によって異なりますし、色んな業務を身につけて活躍の場を広げたいと考えても、担当する案件が決まっていたり年功序列で新しい業務に携われないことも。
そのため新たな知識、経験を積むために転職を考える方も多いです。
実際に幅広く業務を取り扱う事務所でも、自分が担当できるかは所長の判断による場合もあります。中長期的に勤務して自分の希望するスキルが身に付くかどうかを考える時間を、一度作ってみても良いかもしれません。
これは転職回数を余分に増やさないためにも重要なポイントになります。
⑧入職してみたら聞いていた話と違ったから
「いざ転職してみたら、入職前に聞いていた話と違う」というお話も、司法書士の求職者様からよくおうかがいします。
例えば
- 面接や内定時に提示された給与条件と入職後の給与面が違った
- 残業はないと言われていたのに残業が多かった
- 教育に力を入れていると求人で見たのに全然業務を教えてもらえない
など。面接時の口頭での説明や求人票だけでは、「言った」「言っていない」の水掛け論になってしまいます。
そのため雇用条件については、雇用条件確認書、労働契約書に明記してもらうようにしましょう。
転職エージェントを活用すると理想的な司法書士事務所に転職することができます
ここまで8つの転職理由をご紹介してきましたが、自分ひとりで上記①~⑧の悩みがすべて解決される求人を探すのは、非常に大変です。上記のような悩みを一括で解消できるのが、転職エージェントの活用です。
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など、転職活動を多方面から支援してくれます。
中でもリーガルジョブボードは「司法書士に特化した」転職エージェントなので、就職活動や転職でお困りの際はお気軽にご相談ください。
事務所の内情や評判・求人の裏事情など細かくお伝えします
リーガルジョブボードでは独自のヒアリング・情報収集から求人や事務所の詳細を細かく把握しています。例えば以下のような情報は求人ごとにお伝えできます(一部抜粋)。
- 月間あたりの平均残業時間
- 事務所の雰囲気や評判、口コミ
- 給与面や残業代支給の有無
- 社会保険が完備されているかどうか
など。気になる情報の入手や懸念点の解消を事前にできることが、転職エージェントサービスの強みです。
転職をおすすめできない場合は正直にお伝えします
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