司法書士

主婦でも司法書士になれる!司法書士試験の勉強方法と主婦から司法書士として活躍できる理由や体験談

by フラタニティ司法書士事務所 志村直也

代表司法書士

こんにちは。司法書士の転職エージェント「リーガルジョブボード」です。

本記事では「主婦やお子さまのいる方でも司法書士を目指せる理由」について解説します。合格後の就職活動や働き方についても触れています。

主婦でも司法書士に合格することは可能

主婦業で忙しい方も育児に追われる方でも、司法書士資格を取得することは可能です。

とはいえ、求められる勉強期間は非常に膨大であることも事実。

司法書士合格までにかかる実際の勉強時間は2~3000時間必要と言われています。

根気と計画性が重要ですが、子育てや家事の合間に時間を見つけられれば、比較的短期間で合格できます。

主婦をしながら司法書士試験に合格するには?

国家資格の中でも司法書士試験は合格率が3~4%の最難関資格です。

法律系の資格では、司法試験の次に難易度が高いとも言われております。

そのような試験に主婦業や育児をしながら合格することはできるのだろうかと司法書士試験への挑戦を躊躇してしまう方もいるかもしれません。

しかし実際に主婦業や育児をしながら合格された方はたくさんいらっしゃいます

ではどのようにすれば、主婦や育児中の方が合格できるのかについて、ここから解説いたします。

司法書士になりたい一番の理由を考える

司法書士試験は試験範囲が膨大です。

司法書士試験は努力が実を結びやすいと言われてはおりますが、努力を続けたからと言って誰でも合格できるというわけではありません。

なので、司法書士になりたい!という気持ちが一番大事です。

言い換えれば、勉強を続けるためのモチベーションをいかに維持できるかということになります。

なぜ司法書士になりたいのか?司法書士になってどんなことをしたいのか?

理由はなんでもかまいませんので、司法書士を目指したきっかけを大切にしてみて下さい。

あとは合格体験記を読むのも良いでしょう。きっとあなたと同じ境遇・同じ環境で勉強をされて合格した人もいるはずです。

そのような合格体験記を読むと、自分も頑張ろう!自分でもできる!という気持ちになれますよ。

隙間時間を使いながらでも十分に合格できる

司法書士試験は努力が実を結びやすいと言われています。

英語で例えるなら、テーマに沿って正しい文法で英文を書くのが司法試験だとすれば、司法書士試験は英単語を10000語覚えるという性質の試験だからです。

なので、もちろん主婦の方でも家事・育児の合間に勉強する時間を確保できれば、合格できる可能性は十分にあります。

とは言え、主婦と言っても様々なご家庭の事情があるかと思いますので、まとまった時間を確保できないという方も当然いらっしゃると思います。

そのような主婦の方が時間を確保する方法としては、隙間時間を利用することです。

お子様が保育園や学校に行っている間や寝た後に勉強をしたり、パートや働いている方であれば通勤時間や休憩時間に勉強をしたりするなど隙間時間を上手に利用しましょう。

主婦が司法書士試験に合格するための具体的な勉強方法

司法書士試験に合格するための勉強方法は、端的に言えば、テキストでインプットして、過去問や問題集でアウトプットする。これを何周も繰り返すだけです。

ただ、司法書士試験は試験範囲も覚える量もかなり多いため、独学での勉強は厳しいと言われております。試験範囲が広いがゆえに独学だとメリハリをつけた勉強ができないからです。

そのため、合格者のほとんどは資格予備校を利用して勉強しています。

資格予備校であれば、過去の試験傾向から今年出そうな論点を予想し、その論点を重点的に解説してくれたり(メリハリをつけられる)、わからないことがあれば講師にすぐに質問ができたりするからです。ただし、その分、費用も高めです。

費用や通学する時間・環境がないという方は、通信講座を利用するのも良いでしょう。オンラインで講義もしてくれる通信講座もありますので、パソコンやスマホがあれば自自宅でも講義が受けられます。費用も資格予備校への通学よりは安いです。

いずれを選択するにせよ、繰り返しになりますが、自分のペースで毎日コツコツと無理なく勉強が続けられる方法を選びましょう。

主婦業や育児をしながら司法書士に就職できる理由

主婦業や子育てをしながらでも、司法書士になり、就職することは可能です。

その理由は以下です。

合格者のうち約23%が女性かつ合格者の平均年齢が40歳前後だから

司法書士試験の合格者のうち、約23%は毎年女性となっています。

また司法書士試験の合格者の平均年齢は40歳前後です。

これらから、主婦や子供がいる方でも目指せる資格であると言えるのです。

※司法書士試験の合格率や難易度・必要な勉強時間について知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。

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司法書士資格は誰でも目指せる資格だから

そもそも司法書士資格は目指しやすい資格です。

なぜなら

  • 受験に必要な資格がないから
  • 受検回数の制限がないから
  • 教材が豊富があるから
  • 自宅でオンライン講座を受けられるから

です。

子育てしながら、専業主婦をしながらもご自身のライフスタイルに合わせて目指せる資格となっています。

司法書士補助者の場合は資格がなくても就職できるから

司法書士資格がない場合は、「司法書士補助者」として就職できます。

司法書士補助者とは、司法書士のアシスタントのような職種です。

司法書士補助者として働きながら、司法書士資格の取得を目指す方も多数いらっしゃいます。

司法書士のなり方や司法書士補助者について、また補助者として働きながら資格取得を目指す方法については以下の記事を参考にしてください。

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主婦や子供がいても就職に不利にならない理由

司法書士は高い専門性を有するため、性別や環境・状況に関係なく活躍できます。

たとえ主婦の方やお子様がいらっしゃる方でも、歓迎する事務所は多数ございます。

むしろきめ細やかなサービスやクライアントに寄り添うこと、コミュニケーション力を求められる司法書士の仕事は、女性に向いてる業務ばかりです。

また、司法書士資格はまだまだ売り手市場の資格なため、時短勤務やパートタイムを希望することがハンデになることは少ないです。

実際、司法書士専門の転職サイトである弊社リーガルジョブボードでも、数多くの主婦様が正社員・時短勤務など希望が叶う職場を見つけられています。

主婦・子供がいる司法書士の実際の働き方

以下の3つの働き方に分けられます。

  • 正社員
  • 時短正社員
  • パートタイム

正社員の働き方

まず正社員の場合は、事務所により勤務時間は異なりますが

  • 8:30~10:00始業
  • 17:00~18:00定時

としている事務所がほとんどで、営業時間が長い事務所だと早出、遅出のシフト制などをとっています。

残業についても相談が可能で、時間内に業務を終え定時に帰るという方もいます。

時短正社員の働き方

時短正社員の場合、1日6~7時間勤務などの相談ができ、安定した雇用とワークライフバランスを取ることが可能です。

パートタイムの働き方

パートタイムだと週何日の勤務にするのか、何時間働くのかを事務所と相談しながら決められるので、ご自身の生活を基準に働くことが可能です。

週2、3日勤務からOKな事務所もあり、自由な働き方を実現できます。

以上のように、司法書士の場合は事務所によって柔軟に勤務することが可能です。

主婦・子供がいる司法書士の年収や給与

次に、主婦や子供がいる司法書士の年収について解説します。

正社員の年収

正社員の場合、年収300~350万円が初年度の平均年収です。一般的な司法書士の平均年収と大差はありません。

経験や期待役割に応じて、700万円やそれ以上も伸びていきます。

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時短正社員の年収

時短正社員の年収は、勤務時間によって変わります。

▼7時間勤務の場合
基本給(平均25万円)×0.875×12ヶ月+賞与=おおよそ260万円+賞与

▼6時間勤務の場合
基本給(平均25万円)×0.75×12ヶ月+賞与=おおよそ220万円+賞与

というように、基本給ベースでの待遇になり、賞与も支給されます。

パートタイムの給与

パートタイムの場合は時給制となります。時給相場は1000~2000円です。

経験・能力に応じて2000円以上に伸びる場合もあります。

独立やキャリアアップが目指せる理由

女性でも独立されたり、支店長などの役職について活躍される司法書士は実際に多いです。

実際にキャリアアップの例をあげますと、3つの事務所での10年以上の経験を経たのち、支店長に就任された方がいらっしゃいます。

司法書士は、働き方を変えながらも、着実にキャリアアップを叶えることができる資格なのです。司法書士のキャリアアップについては以下の記事に詳しく載っています。

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まとめ

司法書士資格は女性でも取得がしやすいです。主婦でも問題ありません。勉強時間は膨大ですが、司法書士資格を取得できれば年齢、ライフスタイルに関係なく活躍できる素敵な資格です。

本記事のまとめは以下のとおりです。

  • 主婦でも資格取得を目指しやすい資格
  • 資格取得すると、希望の働き方が叶いやすい
  • 子育て後などブランクがあっても復帰しやすい職業
  • 業界として女性も多く活躍している
  • 年齢、経験関係なくキャリアを切り開ける資格

「資格取得したけど、子供の送り迎えや家事もあるし、勤務時間が短くて残業がないところがいい」「家から近い事務所が良い」など色々な希望があるかと思います。

また家事や育児をしながら、転職活動を進するってとても大変なことですよね。求人の中でも融通がきくか、急な子供の熱などでも周りが受け入れてくれる環境なのかどうか、など気になるところだと思います。

そんな時には、一度リーガルジョブボードにご相談ください。リーガルジョブボードでは、

  • 時短勤務可能な求人
  • パートタイム可能な求人
  • ブランクOKな求人
  • 給与やスキルアップできる求人

のご紹介が可能です。事務所の雰囲気や口コミもあわせてお伝えできるので、働きやすいのかどうか検討できます。ぜひご活用ください。

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この記事の執筆者

フラタニティ司法書士事務所 志村直也

代表司法書士

フラタニティ司法書士事務所の代表司法書士で、業界に関する知識やトレンドを発信中。不動産登記を中心に後見・相続業務に注力している。

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