司法書士のキャリアアップに必要な4つのステップと理想的なキャリアパス
by LEGAL JOB BOARD 小山
コンサルタント
- 担当職種:
こんにちは。司法書士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の小山です。
本記事では「司法書士のキャリアステップやキャリアプラン例」について解説します。
「司法書士資格を取得したら、どのような働き方があるのだろう」「司法書士として、これからどのようなキャリアを歩めば良いのだろう」といった方はぜひご覧ください。 ▼司法書士合格者・経験者向け
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司法書士の主なキャリアパス例4つ
それでは、司法書士のメジャーなキャリアパス例を4つ紹介いたします。
勤務司法書士として働く
1つ目は「勤務司法書士として働く」という選択です。司法書士事務所で長く働き、キャリアアップする方法です。
勤務司法書士のキャリアアップ先は、例を上げると以下のようなポジションです。
- 支店長
- 主任
- パートナー司法書士
また、こうした役職に就けば年収アップも実現できるようになります。
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勤務司法書士から独立を目指す
司法書士2つ目のキャリアは「独立」です。基本的には独立を見据えながら、勤務司法書士としてある程度の修行を積むことが多いです。
- 勤務司法書士として働きながら、準備ができたら独立
- 支店長や主任の役職につき、実績を積み重ね独立
スタイルはさまざまで、自分のペースで独立を目指せます。
勤務司法書士として働きながらスキルやコネクションで地盤を固め、独立開業を目指す方は多数いらっしゃいます。
司法書士合格後すぐに独立する(即独)
司法書士3つ目のキャリアが「司法書士試験に合格した後、すぐに独立する」という道。勤務司法書士として働かず、すぐに開業される方も一定数いらっしゃいます。
即独立を目指す方は、前職が司法書士業界と密接に関わりのある業種(例えば不動産業)で働いていることが多いです。独立しても見込み客や顧客がある程度準備できている前提があるために、他の合格者と比べて即独しやすいというわけですね。
昔は登記業務が多かったので、司法書士資格を取れば比較的容易に仕事が入ってくる状態でした。なので即独というキャリアは非常にメジャーでしたが、今は登記業務が昔よりも減少しています。
そのため仕事や案件を獲得するための営業力・コミュニケーション能力がなければ、独立後に業績を軌道に乗せるのはなかなか困難となっています。
そのため、即独立を考える人は少なくなっています。
勤務司法書士から一般企業へ転職する(企業内司法書士)
司法書士4つ目のキャリアは「企業内司法書士」です。司法書士として、司法書士事務所ではなく一般企業で働くという選択肢です。
司法書士として企業に属する場合、その企業の「法務部」「総務部」「経営企画室」といった専門部署で業務に取り掛かることが多いです。
また各部署で主任や部長といった役職に就けることもあるので、企業内でのキャリアアップも目指せます。
企業活動において司法書士が持っている法律の専門知識は必要なので、法律面をサポートするための専門家として活躍できるでしょう。
なので基本的に企業内司法書士として働く場合、職種名は「司法書士」ではなく「企業法務」となることが多いです。
司法書士から企業法務へ転職を検討する一般的な理由や具体的な業務内容は、以下の記事にまとめられています。
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また「働きやすさ」観点で言うと、一般企業は司法書士事務所に比べると
一般企業は司法書士事務所に比べると、
- 残業が少なめ
- 福利厚生が充実
という傾向があります。残業の少なさや福利厚生の充実具合に魅力を感じ、一般企業に転職をするケースは珍しくありません。
その場合は、「司法書士」ではなく「企業法務」として職種が変わります。
独立司法書士は減少傾向に・企業内司法書士(企業法務)は増加傾向にある
昔は「司法書士=独立」と考えるのが一般的でした。独立に意欲的な司法書士がほとんどだったのです。
しかし現在は、意欲的に独立を目指す司法書士は少なくなってきています。司法書士全体の30~40%程度の方が独立している印象です。
これは前述したように、「登記業務が減少し始めてきているから」です。
一方でじわじわと増えてきているキャリアパスは、一般企業で働く道です。現在は、法の改正で司法書士業界に変化が起きているタイミングでもあるからです。
理想的なキャリアパスを辿るためには事務所選びが大切
これまで司法書士の理想的なキャリアパスについてまとめました。
しかし、どういったキャリアパスを辿るにしても「事務所選び」は慎重に行わなければなりません。
それは、選択する事務所によって、経験し身につけることができるスキルが異なるためです。
そのため、自分が描いたキャリアパスを描ける事務所を選ばなければなりません。
身に付けたいスキルや理想とするキャリアパスを歩むための事務所の選び方は、以下の記事に詳しく書かれています。
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どんな司法書士にも求められるスキル
最後に、どんなキャリアパスを辿るにしても最低限求められるスキルを紹介します。
- 最新の法律知識を勉強し続けられる能力
- クライアントの求めていることが引き出せるコミュニケーション能力
- 案件を受注する為の営業力
- 求められている仕事を理解し、ミスなくこなせる確動性
上記のようなスキルを持っていると、どのキャリアを選んだとしても活躍できる司法書士になれます。
基本的なスキルを身に付けつつ、特に自分が伸ばしたい専門性やスキルを見極めながら転職活動を行っていきましょう。
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