司法書士補助者とは?仕事内容や年収・向いている人を解説
by LEGAL JOB BOARD 北澤
コンサルタント
- 担当職種:
こんにちは。司法書士業界に特化したキャリア支援を行う「リーガルジョブボード」の北澤です。
本記事では、「司法書士補助者」について以下のような情報を解説します。
司法書士補助者の仕事内容や待遇、働き方など、詳しく知りたい方はぜひご参考になさってください。
この記事の目次
司法書士補助者とは?
司法書士補助者とは、司法書士の補助業務を行う職種で、登記業務や書類作成などに携わります。
司法書士一人では対応できる業務量に限界があるため、司法書士補助者が書類作成補助や法務局への書類提出といった業務を行います。
司法書士補助者として働くにあたり、資格は特に必要ありません。資格がなくても、司法書士事務所で実務に触れながら、司法書士業務の流れ・知識を身につけられます。
ただし登記申請や不動産決済といった「司法書士の独占業務」は、有資格者のみに許されており、司法書士補助者が行うことはありません。
司法書士補助者の仕事内容
司法書士補助者の主な仕事内容は以下の通りです。事務作業から外勤業務まで幅広く携わります。
- 依頼者への一次対応(相談対応・事前打ち合わせ)
- 登記申請などに必要な書類の準備
- 法務局や裁判所への書類提出
中でも、書類の準備・作成補助はメイン業務の一つです。例えば、登記業務の場合、謄本や登記簿謄本の取得、関係者への必要書類の案内、司法書士の指示のもとで登記申請書類の作成補助などを行います。
事務所で扱っている業務内容に応じて、司法書士補助者に求められる仕事内容も変化します。
司法書士補助者と一般事務の違い
司法書士補助者と一般事務の最大の違いは、法律の知識が必要なことです。
司法書士補助者は、司法書士が行う業務のサポートを行います。資格者と同等の知識とまでは言いませんが、業界および関連法の知識はある程度必要でしょう。
司法書士補助者の残業時間・忙しさ
司法書士補助者の平均残業時間は、月20~30時間程度です。これはあくまで目安であり、残業時間や業務の忙しさは事務所によって異なります。
一般的なサラリーマンと同様に、打ち合わせ・期日のある仕事がたびたび発生するので、期日の直前は忙しくなったり、遅くまで働くケースもあります。
ただ、司法書士補助者として働きながら、司法書士の資格取得を目指している場合、勤務時間に配慮してもらえることがあります。事務所によっては、残業が少ない働き方や、試験前の休暇取得といった支援制度が存在します。
司法書士補助者の年収・給料
司法書士補助者の給料・年収を解説します。以下が未経験1年目の目安です。
- 正社員(正職員):年収300万円前後
- アルバイト・パート:時給1,200円〜
経験・キャリアを積んでいくと徐々に年収が上がっていきます。上がり幅は事務所によって様々です。
以下の記事では、司法書士補助者65名へのアンケート結果に基づき、年収について詳しく解説しています。
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司法書士補助者に向いている人
ここからは、司法書士補助者に向いている人の特徴を紹介します。一つでも当てはまる方は、司法書士補助者に向いている可能性が高いです。
司法書士の資格取得を目指している人
司法書士の資格取得を目指している方は、司法書士業界や業務に対する理解度が比較的早く、熱量のある人材だと事務所側は判断します。
また司法書士補助者の面接選考では、必ずと言っていいほど、資格取得に対する熱意が問われます。
- 前回の試験の点数はいくつだったか?
- 勉強時間はどれくらい費やしているか?
- 勉強期間はどれくらいか?
こういった質問には必ずスムーズに答えられるよう、事前に整理しておきましょう。
丁寧でミスをしない人・几帳面な人
司法書士の仕事は、業務の特性上、ミスが許されない仕事です。
そのため、丁寧に仕事を進められる方が大変重宝されます。逆に、大雑把に仕事を進めるタイプの方にとっては、業務が大変に感じるかもしれません。
広く浅くより、狭く深く学ぶことが好きな人
司法書士は専門職なので、専門知識をどれだけ身につけられるかが問われます。司法書士業界に関してどれだけ深く理解できるか・深く仕事を極められるかが大切となるでしょう。
司法書士補助者として働きながら受験勉強するメリット・デメリット
司法書士補助者として働きながら、司法書士試験の合格を目指すメリット・デメリットを解説します。
司法書士補助者として働きながら受験勉強するメリット
司法書士補助者の仕事と、受験勉強を両立するメリットは以下の通りです。
- 実務の流れ・知識を身につけられる
- 受験生のための勉強休暇や時短勤務が可能(※事務所による)
- 先輩司法書士から受験に関する情報を得られる
資格取得のために配慮・サポートしてもらえる事務所であれば、勉強時間を確保しながら働くことができます。
以下の記事では、司法書士補助者65名へのアンケートに基づき、「働きながらの司法書士受験」について解説しています。ぜひご覧ください。
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司法書士補助者として働きながら受験勉強するデメリット
一方で、司法書士補助者として働きながら受験勉強を進めるデメリットは、仕事と受験勉強の両立が大変という点です。多忙な事務所へ入ってしまうと勉強時間を確保するのが難しくなります。
「受験勉強と仕事の両立が可能な求人を紹介して欲しい」といった方は、リーガルジョブボードの専門エージェントまでお気軽にご相談ください。
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