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森・濱田松本法律事務所の就職・転職難易度や求められる条件|年収や業務についても解説

森・濱田松本法律事務所の就職・転職難易度や求められる条件|年収や業務についても解説

by LEGAL JOB BOARD 森田

転職エージェント

担当職種:
  • 弁護士
  • 法務
森・濱田松本法律事務所の就職・転職難易度や求められる条件|年収や業務についても解説

こんにちは。弁護士専門の転職エージェント「リーガルジョブボード」の森田です。

本記事では、五大法律事務所の一つである「森・濱田松本法律事務所の特徴や得意領域、年収、採用条件」などを解説します。ぜひご覧ください。

森・濱田松本法律事務所の概要

森・濱田松本法律事務所は、五大法律事務所のうちの一つです。

弁護士数 623名
得意領域 コーポレート・M&A、銀行・金融、独占禁止法・競争法、紛争解決など
拠点 東京、大阪、名古屋、福岡、高松、北京、上海、シンガポール、
 バンコク、ヤンゴン、ホーチミン/ハノイ、ジャカルタ(デスク)
公式HP https://www.mhmjapan.com/ja/

企業法務の案件を幅広く手掛けていますが、中でも争訟・紛争解決は、前身である森綜合法律事務所の時代から有名で、外部からも高く評価されています。

※弁護士数は、LEGAL JOB MAGAZINE 編集部調べ(2024年1月時点)です。

業務分野・得意領域

森・濱田松本法律事務所は、企業法務の案件全般に対応しています。

M&Aや争訟・紛争解決に特に強みを持っており、M&Aに関しては案件数・規模ともに五大の中でも目立っています。また争訟・紛争解決は前身である事務所時代から高く評価されていました。

他では経験できない案件に携わるチャンスが多いことも、若手弁護士に人気の事務所である理由です。

年収・収入

森・濱田松本法律事務所の給与水準はかなり高く、新人のアソシエイトでも年収1,000万円を超え、10年勤めると5,000万円、パートナーになると数千~数億円を稼ぐ弁護士もいらっしゃいます。

転職する場合のキャリアとしても、”森・濱田松本法律事務所”出身の弁護士はブランド化され、転職に苦労することはないでしょう。

さらに、独立する場合も“森・濱田松本法律事務所出身の代表”というだけで箔がつき、採用活動にも強くなるため、大手事務所で働きたいと考える弁護士の方も多いです。

残業時間や有給休暇取得日数

2018年の月平均残業時間は14.1時間、平均有給休暇取得日数は16.3日と言われていますが、それよりも多く働いているのが現状です。

平均残業時間としてデータは出ていますが、実際はそれよりも忙しいとされています。森・濱田松本法律事務所に限らず、五大法律事務所の弁護士は多忙で、朝から晩まで働いていると有名です。

弁護士は業務が終わったときが退勤時間という感覚の方が多く、残業が当たり前になりがちな傾向にあります。そのため、定時以降の残業や、有休を取得しても仕事をしているといったことがあるようです。

弁護士の残業や休日については、以下の記事で詳しく解説しています。

研修・キャリアアップ

森・濱田松本法律事務所は、研修・教育プログラムが充実しており、若手弁護士の教育体制が整っています。

新人研修プログラムとして、講義形式による研修のほかに集中英語研修、スキルを磨く為の継続研修プログラムもあります。留学や海外研修・出向などができる制度もあり、経験値を上げたい弁護士にとって最高の環境でしょう。

森・濱田松本法律事務所では、スキルを磨くことで弁護士としての経験を積み、キャリアを形成していくことができます。

1年目はローテーションといって複数の分野を経験した後、ざっくりとした自分の分野を決める。
その後、3~5年目までアソシエイトとして働いた後(その間1年程度企業や官庁に出向に行く人もいる)、2年ほどアメリカに留学に行き、留学から帰ってくるとシニアアソシエイトと言われるようになる。
留学後しばらくするとパートナー選考が始まり、留学後2~3年でパートナーになる人が多い(オブカウンセルというポジションを挟んでパートナーになる人もいる)。
パートナーにもノンエクイティパートナーとエクイティーパートナーの2種類あって、最初はノンエクイティパートナー、売上等の一定の要件を満たすとエクイティパートナーとなる。

出典:森・濱田松本法律事務所の口コミ

就職・転職で求められる条件やスキル

森・濱田松本法律事務所への就職・転職において、求められる条件やスキルをまとめました。

新卒・司法修習生の採用について

森・濱田松本法律事務所は新卒採用を積極的に行なっており、下記の条件が必須とされています。

  • 高学歴であること
  • 司法試験の順位が高いこと
  • 語学スキルが豊富であること
  • タフであること・体力があること

新卒・司法修習生は実務経験や実績がないため、応募者の本質(人柄やポテンシャル・能力)が問われる傾向にあります。

それに関連して、在学中の成績証明書や司法試験成績通知書などの提出が求められます。司法試験の順位や学歴が就職活動に与える影響は、以下の記事で解説しています。

中途採用について

森・濱田松本法律事務所では随時、中途も募集していますが、新卒・司法修習生よりもハードルが高いといわれています。

中途採用の方が採用率が低いというのは、森・濱田松本法律事務所だけでなく、五大法律事務所すべてに共通しています。

五大法律事務所の中途採用では、スキルや業績をシビアに評価されるので、スキルや得意分野などで他者に勝る点が必須です。

2024年 サマークラーク(サマクラ)の募集情報・応募方法

森・濱田松本法律事務所では、東京オフィスおよび大阪オフィスにてサマークラークプログラムが実施されます。

応募資格国内のロースクール1年次または2年次に在籍中の学生
内容弁護士の指示のもとに課題に取り組んでいただくほか、執務体験を実施いたします。
期間下記のいずれかの期間
【1】9月2日(月)~9月3日(火)
【2】9月9日(月)~9月10日(火)
【3】9月12日(木)~9月13日(金)
【4】9月18日(水)~9月19日(木)
【5】9月24日(火)~9月25日(水)
【6】9月26日(木)~9月27日(金)
待遇日当1万円 (税込)
※交通費・宿泊費は条件に応じて別途支給
応募方法応募フォームへの入力および書類の提出(アップロードまたは郵送)
※自己アピールのために提出したい資料があれば、あわせて送ることが可能

書類選考は応募順に実施され、定員に達した時点で募集終了となります。希望者はできる限り早く申し込むのが良いでしょう。詳細は以下のURLよりご確認ください。

https://recruitment.mhmjapan.com/internship/summerclerk/information.html

森・濱田松本法律事務所の評判・口コミ

森・濱田松本法律事務所の口コミをご紹介します。

良い口コミ

熱血漢が多く、独立志向も強い。

鍛えられる環境であることは間違いなく、仕事のクオリティーは総じて高い印象。

あくまで個人的な感想ではあるが、 五大事務所の中では、独立志向の強弱では異なるものの、TMIの先生方と雰囲気は似ている印象。

報酬の高さは五大事務所の中では平均的かと思われる。

いい事務所であることは間違いないが、それなりの負荷はあるとの認識を持って、入所すべき事務所。

仕事は忙しいが、働く弁護士は優秀。いろいろな人がいて刺激的、仕事も面白い案件も多い。

いろいろなものや人に触れ合えるので、将来の弁護士像があまり見えない人にとっては、実地で将来を考える機会が豊富。

労働時間は長く、仕事によっては一週間ぶっ通しで朝日を見て帰ることもある。

が、別に長く働くことが必ずしも評価につながるわけではない。

出向の機会が多いし、早めに出向に行くことは可能(断ることももちろん可能)。

待遇概ね他の口コミの通り。

ここで数年働いていたというのは転職活動においても有効。

出典:森・濱田松本法律事務所の口コミ・評判

年俸に関しての口コミ

現在は少し変わっているかもしれないが、1年目で1200万円、2年目と3年目は1200万円+ボーナス、4年目以降は100万円ずつベースアップしていく(4年目は1300万円+ぼーなす、5年目は1400万円+ボーナス)という仕組みだった。

ボーナスは基本的に稼働状況に連動していて、結構な金額が出る。2年目から数百万円もらっている人もいて、4、5年目になると、1000万円近いボーナスが出る人もいる。

留学費用も1000万円近い援助がでる。

初年度は1200万、3年目以降基本給が100万円ずつ上昇する。

2年目以降はボーナスが出るが、ボーナスはその年の業績、評価などを考慮して、翌年の2月に支払われるため、2年目のボーナスを実際に受け取るのは3年目に入ってからとなる

ボーナスは全体の業績、年次、クライアントへの請求時間など多数の考慮要素があるため、人により大きく変わる。

多い人だと、4、5年目で2000万円超え、留学帰りのシニアアソシエイトで2500万円超えになる印象。

なお、パートナーは基本的に請求金額ベースの報酬となるため、パートナー間の格差は大きいらしい(パートナー間での平等を指向するNOTと対極的)。

出典:森・濱田松本法律事務所の口コミ・評判

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この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 森田

転職エージェント

担当職種:
  • 弁護士
  • 法務

教育業界でキャリアをスタートした後、ITコンサルティング事業の法人営業に従事。昨対売上2.5倍を実現し、事業成長を牽引する。 リーガルジョブボードでは、知財領域での転職支援実績が評価され、弁護士領域に中核メンバーとして参画。 キャリアコンサルタント国家資格を所持しており、徹底的な情報収集と的確なキャリア提案を強みとする。

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