【土地家屋調査士】平均年齢や年齢別の収入|何歳まで転職可能か?
by LEGAL JOB BOARD 堀内
コンサルタント
- 担当職種:
こんにちは。土地家屋調査士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の堀内です。
今回は、平均年齢や年齢別の収入についてお話していきます。土地家屋調査士へのキャリアチェンジを考えている方は必見ですのでぜひ参考にしてください。
※一般的に、土地家屋調査士を目指す場合、「土地家屋調査士補助者」として働きながら資格取得を目指す方が多いです。
私たちリーガルジョブボードは土地家屋調査士補助者になりたい方の転職活動もサポートしているので、何かあればこちらからお気軽にご相談ください。
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土地家屋調査士の平均年齢
土地家屋調査士の平均年齢は「56歳」です。
土地家屋調査士は個人事業主と同じで、退職がありません。
法人の場合は退職制度を設けている場所もありますが、外部委託として退職者に仕事を依頼することもあります。
そのため、調査士の年齢は20代から70代まで非常に幅が広く、いろんな職歴や経歴をお持ちの方がいらっしゃいます。
調査士の年代構成
上の図は「土地家屋調査士の年代構成」です。
30代:8.9%
40代:22.5%
50代:21.9%
60代:33.9%
となっています。
※土地家屋調査士会の『日本全国あなたの周りの土地家屋調査士』を参照
調査士業界で30代はかなり若く、調査士人口の割合から見てもかなり少ないでしょう。
事務所によっては、平均年齢が30代のところも増えてきましたが、数は少ないです。
大多数を占めるのは50〜60代で、中には70代になっても働き続けている方もいらっしゃいます。
年齢にあまり左右されない調査士の仕事ですが、体力面などを考慮し平均的に60代くらいで辞める方が多いようです。
新規の調査士の年代構成(合格者数より)
続いて、新しく入ってくる土地家屋調査士(合格者)の年代構成です。
20代:9.7%
30代:38.9%
40代:37.5%
50代:8.8%
60代:5.1%
20代でストレートに調査士を目指す方は少なく、ある程度の職務経験を積んだのち、30代で調査士に転職する方が多くいらっしゃいます。
このような背景があるため、調査士事務所や法人側も、採用をする際は30代〜40代をメインに見ていることが多いです。
受験者数も圧倒的に30、40代が多いのですが、仕事を並立しながら受験する方がほとんどのため、取得するまでは土地家屋調査士試験に数回トライすることは一般的です。
何歳までに資格取得するべきか?
資格を何歳までに取得しなければならないという具体的な規定はありません。ただ、体力的な問題・転職可能な年齢など、様々な要因を考えた時に若いに越したことはありません。
それらを考慮した上で一番のおすすめの年齢を理由とともに紹介します。
資格取得に適したベストな年齢は30代
土地家屋調査士の資格を取得する場合、30代のうちに取得することを推奨しています。
前述したように、30代は調査士業界ですと非常に若手人材となるからです。
資格取得直後は基本的に「未経験者」になるため、未経験者を採用する事務所や法人としては、「育成の余地がある若手」を採用したいケースがほとんどです。
一方で経験者の場合は年齢ではなく、経験や経歴を重視するので年齢制限はありません。
調査士業界では、30代の人口が少ないため働き盛りの人材として採用してくれるところが多いです。若さは転職の際、武器の一つになります。
40代・50代の転職は可能?
経験者で40代だと需要はあるため転職は可能です。
50代は、なかなかギリギリといったところでしょう。
一般的な話ですが、年齢が上がるにつれ転職への可能性は低くなっていきます。
理由は二つです。
- 体力的な業務があるため
- (若い時に比べて)新しいことを覚えるのに時間がかかるため
調査士は外回りの仕事があり、夏の暑い日でも冬の寒い日でも外で朝から夕方まで作業することもざらにあるでしょう。
年齢を重ねるにつれ体力的な問題は大きくなっていきます。
しかし、50代の転職が不可能なわけではありません。
転職に活かせる経歴やスキル、事務所の求める人柄など、転職を可能にさせる要因は多くあります。
実際に、50代の方で事務所から内定をもらった方はいらっしゃいます。
土地家屋調査士の転職エージェント「リーガルジョブボード」なら、転職可能な求人をご紹介できる可能性がございます!お悩みの方はお気軽にご相談くださいませ。
未経験の場合は何歳まで可能?
一概に、何歳まで可能とは言えません。不可能なことはありませんが、若いうちでの取得・転職をオススメします。
50代の方で事務所から内定を受けた方は、元消防士で体力にはかなり自信のある方でした。人柄もよく、リーダー経験もあったため上記であげた転職が難しい理由をクリアしたのだと思います。
もし、それらをクリアできるような経験や、証明できる資格などあれば有利に働くでしょう。
お悩みの方は、転職エージェントに一度ご相談いただくのがオススメです。
弊社リーガルジョブボードには、土地家屋調査士の専任エージェントが在籍。未経験の方の転職もサポートいたしますので、お気軽にご利用ください。
年齢制限を設ける求人の数
大多数の求人は年齢制限を設けており、50代以上の方は転職活動を自身で行うことはかなり難しいです。全体の8〜9割近くの求人が年齢制限があり、40代までとされています。
しかし、『経験ありで人柄よければ50代でもOK』というところがほとんどなので、50代くらいまでなら許容範囲だと思います。
その中の1〜2割弱ほどが年齢制限のない求人です。そういった求人は早く埋まるため、自分で探して応募するとなるとかなり大変でしょう。
なぜ年齢制限があるのか
すでに少し触れていますが、主な理由としては、体力的なことや順応性、年齢が高い人ほど扱いづらいと思われやすいなどが挙げられます。
実際は、その人の人柄がかなり影響してくるので一概に言えないですが、これらのことを考慮した上で年齢を制限しているところが多いです。
しかし、年齢制限のない求人を出す事務所はいます。
年齢で判断しない求人は、その人の経歴やスキル、人柄を重点的にみているため比較的良い事務所であることが多いです。
少しでも転職に不安がある方は、弊社リーガルジョブボードにご相談ください。転職意思がない方も、「現職で感じる不安」「資格取得に関するお悩み」などをご相談いただけます。お気軽にご利用ください。
年齢別の平均収入
年齢別の平均収入についても解説しておきます。
土地家屋調査士はあくまで「経験重視」なので、年齢が上がれば収入がアップするわけではありません。
しかし、実務経験を積む=年齢を積み重ねることにも繋がるので、そういう意味では「年齢と収入は相関関係にある」と言えます。
詳しくは以下の記事で解説しているので、年齢別の平均年収について知りたい方はご覧ください。
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