
【土地家屋調査士補助者】資格なしでも稼げる理由|転職方法も解説

by LEGAL JOB BOARD 篠原
転職エージェント
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こんにちは。土地家屋調査士の転職サービス「リーガルジョブボード」の篠原です。
実は土地家屋調査士は、資格がなくても稼げることをご存知でしょうか。
言い換えれば、「土地家屋調査士補助者」でも高年収を得ることが可能だということです。
そこで本記事では、土地家屋調査士補助者が稼げる理由や求められるスキル・補助者になるための方法についてご紹介します。
土地家屋調査士へキャリアチェンジを考えている方・補助者への転職を検討している方は必見です。
※一般的に、土地家屋調査士を目指す場合、「土地家屋調査士補助者」として働きながら資格取得を目指す方が多いです。
私たちリーガルジョブボードは土地家屋調査士補助者になりたい方の転職活動もサポートしているので、何かあればこちらからお気軽にご相談ください。
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この記事の目次
「資格者」よりも求められる「補助者」とは
土地家屋調査士補助者とは、土地家屋調査士の補助をする人と言われています。
一般的なイメージは、あくまでも「補助」がメインで、資格を持っている調査士よりも給料や地位が下だと思われがちです。
しかし中には、平均的な調査士よりも稼いでいる方や測量部隊をまとめるリーダー的存在の補助者もいらっしゃいます。
実は土地家屋調査士業界では、未経験の調査士よりも経験豊富な補助者の方が求められています。
土地家屋調査士補助者は、未経験でも転職できるので、補助者として転職→実務経験を積む→資格者の調査士よりも高い年収になるというケースが結構あるのです。
では、ここで言う「経験豊富な補助者」とは、具体的にどのような補助者を指すのか、以下で詳しく説明していきたいと思います。
「経験豊富な土地家屋調査士補助者」の定義・求められるスキル

経験豊富な土地家屋調査士補助者(高年収が得られる補助者)とは、ずばり以下のようなスキルを持っている補助者を指します。
確定測量・現況測量が一人前にできる補助者
確定測量・現況測量が十分にできる土地家屋調査士補助者の方は、事務所や法人から歓迎されます。
これらの実務経験は補助者でも積むことができるので、未経験歓迎の求人に転職し、まずは実務経験を積みましょう。
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表題登記・申請手続きから図面作成が行える補助者
登記関係や図面作成が行えると、土地家屋調査士としての市場価値が一気に高くなります。
以上2点のスキルが一通りできるようになると、転職でかなり有利になります。
代表の代わりにチームを引っ張ってくれる、経験を積んだ補助者の方が、資格者よりも需要が高いのです。
チーム・社内のマネジメント力がある補助者
測量の際、チームメンバーに円滑に指示出しができるリーダーシップ性が、土地家屋調査士には求められます。
チームだけでなく、部署内などの社内のマネジメントに携わってきた経験も非常に歓迎されます。
補助者の場合だとエンドユーザーとの関わりが少ないため、どちらかというと社内でのコミュニケーションが必要になってくるでしょう。
営業力のある補助者
必須なスキルではありませんが、もし営業力があればかなり歓迎されます。
営業力とは、仕事や案件の受注力です。
エンドユーザーとの会話から新しい仕事を引き出し、インセンティブにより年収を上げる補助者の方もいらっしゃいます。
営業をしていた経験や、前の事務所でそのような経験があったらぜひ伝えるべきでしょう。
採用後すぐの給料には影響しにくいかと思いますが、実績が認められればかなり収入が上がるはずです。
情報収集能力とアップデート能力
情報は常に更新され、法や市場環境も変化しています。そのため、土地家屋調査士補助者になっても情報のアップデートは欠かせません。
常に最新の法令や市場の同行について学び、知識を更新続けることでクライアントからの信頼も深まります。
こういったスキルや能力が土地家屋調査士補助者として活躍できるための条件になってきます。
資格者よりも業務経験がある補助者の需要が高い理由

上記で少し記載しましたが、業務経験がある補助者の需要が高い理由を三つまとめます。
資格があっても確定測量ができないと登記ができないから
土地家屋調査士の売上は「確定測量」に大きく依存します。
資格者であっても確定測量ができなければ、採用側は内定を出しにくいのです。
そのため、実務経験のない資格者よりも、経験のある補助者を採用したい傾向にあります。
特に、測量スキルは専門的な分野であるため、調査士でもできる人材が限られてきます。
補助者であっても確定測量までできる場合は、かなり重宝されるためより良い給与を求めることもできるはずです。
資格がなくてもできる業務が多いから
調査士の仕事には、調査士が必須の業務もありますが、ほとんど資格がなくてもできるものばかりです。
そのため、未経験の資格者より、代表を支えてくれて、補助者の中のリーダーになってくれそうな存在を求めている事務所が多いです。
案件を受注してくれる人材が欲しいから
案件の受注は、資格者でなくとも可能です。
採用側としては、案件の開拓や受注も担ってくれる人材を求めています。
案件の受注に資格者かどうかはあまり関係ありません。
そういう意味でも、採用側は資格者にあまり強くこだわってはいないのです。
求人の約7割近くが、資格者を必須としていない
資格者が条件に入ってない求人は全体の7割近く存在します。
そもそも事務所側が資格者を条件に入れる時というのは、「登記の数を増やしたい」「支店の立ち上げをするために調査士の数が必要」など特定の場合が多いです。
そういった内容の求人は少なく、それよりも「測量経験が豊富な方を募集』という内容が大多数を占めます。
そのため、資格者でなくとも転職のチャンスはあるのです。
もちろん、補助者になるにしても最初は誰しも未経験となるので、経験を積む必要があります。
もし未経験者で土地家屋調査士補助者を目指している方は、弊社リーガルジョブボードで求人をご紹介するので、お気軽にご相談くださいませ。
求人が一番多くなる時は1〜3月
土地家屋調査士の求人は1月~3月が多く掲載されるようになります。
試験の合格発表がこのあたりの時期になるため、ここで各事務所が一気に採用活動を始めるからです。
しかし求人の増えるタイミングは基本的にバラバラで、1〜3月以外でも急に増えることは時折起こります。
例えばとある地域で測量の人手をたくさん欲する大きなプロジェクトが発足した場合、その地域の求人が一気に増えることがあります。
そのため、いつでも転職活動を始められるよう、定期的に求人情報をチェックしておくことが大切です。
毎日求人をチェックするのは現実的に難しいという方は、転職エージェントに登録すればお客様の気になる求人情報を随時お届けすることができます。
タイミングを逃したくない方がいらっしゃいましたらご相談ください。
土地家屋調査士補助者の年収

ここからは、土地家屋調査士補助者の年収について触れます。
実際に転職した場合どれくらいの年収になるのか、下記である程度想定できます。
※住んでいる首都圏によって給与は変わりますが、東京を例にしています。
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未経験者の場合:300万円〜400万円
未経験で土地家屋調査士補助者に転職した場合、基本的に300万円からスタートします。
ただ、年齢やポテンシャル・職務経歴によっては400万円からスタートするケースもあります。
事務所やあなたのご経歴によって年収は上下するので、想定年収を算出したい場合は弊社リーガルジョブボードの転職エージェントにご相談いただければ、すぐに想定年収をお伝えさせていただきます。
確定測量ができる・チームを率いて測量できる場合:400万円〜500万円
確定測量ができる・チームを率いて測量ができる場合は、年収400〜500万円くらいになります。
事務所にとっては確定測量ができるかどうかを一番気にします。
また、チームを引っ張り、効率的に仕事をこなすことを認められれば500万円、もしくはそれ以上の年収になる可能性もあります。
社内のマネジメント・営業力がある場合:600万円〜
確定測量のスキルにプラスして、営業としての仕事もこなせるようになるとかなりインセンティブが貰えます。
インセンティブ込みで年収600万円以上の方も多くいらっしゃいます。
一概に何をしたら、どのくらい貰えるかは事務所の方針や給与制度によって異なります。
気になる方は事務所に直接問い合わせてみるか、エージェントを介して情報を得ましょう。
年収に関する注意点
転職をした際、給料が思っていたより上がらない場合があります。
調査士の業界は、実力主義で本当にスキルがあるか実際に働いてみないと認めてもらえないことがほとんどです。
働き始めは違う形式などで慣れないかもしれませんが、実績が出れば賞与としてかなり高い額を貰える可能性があります。
転職後の給料が万が一下がる場合は、そういった業界だということに十分ご理解頂けますと幸いです。
土地家屋調査士補助者になる方法
土地家屋調査士の補助者になるためには、転職サイトで求人に応募することです。
業界未経験だからとしり込みする方もいらっしゃいますが、他業種であっても今まで社会で蓄えた知識や経験はいきてきます。
土地家屋調査士補助者は資格の有無は問いません。
土地家屋調査士補助者の求人は大手の転職サイトでも掲載していますが、調査士に特化した転職サイトであればより条件に合う求人が見つけやすいです。
ぜひ下記より補助者の求人をチェックしてみてください。
活躍できる事務所へ転職を希望している方
資格がなくても、資格者以上に稼いでいる人もいるということを知って欲しく、この記事を書きました。
「どういった環境に身を置くことが必要か」「自分にとってプラスになるのか」
そういった分析をし、事務所を選ぶことは非常に大切です。あなたのスキルが他の事務所ではより評価してくれるかもしれません。
また、未経験の場合は右も左も分からない状況であることも多く、業界に対する知識もないことと思います。
その際は、調査士専門の転職サイトである弊社リーガルジョブボードにご相談いただければ、あなたのご経歴をおうかがいした上で、あなたに合った補助者の求人をご紹介させていただきます。
求人のご紹介ではなく「そもそも転職しようかどうか悩んでいる」「調査士についてよく分からないので、話だけでも聞いてみたい」といったご相談でも歓迎いたします。
リーガルジョブボードにご相談をしていただければ、すぐにご相談を承ります。
何か気になることがありましたら弊社リーガルジョブボードにご相談ください。