司法書士業界の平均的な残業時間や残業代の有無・待遇を解説
by LEGAL JOB BOARD 小山
コンサルタント
- 担当職種:
司法書士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の小山です。
本記事では、「司法書士の残業時間や待遇」について解説します。
残業の少ない司法書士事務所に転職する方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。 ▼司法書士合格者・経験者向け
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司法書士業界の平均的な残業時間
司法書士業界の平均的な残業時間は月30時間ほどです。1日あたり1時間〜2時間の残業時間となります。
繁忙期ですと、平均的な残業時間は月50時間ほどになります。1日あたりに換算すると3時間前後。
こちらはあくまで目安の数字であり、繁忙期の残業時間は「取引先のクライアント主体でスケジュールが決められる」ので、事務所によって大きく異なります。場合によっては、残業時間が月80時間を超えたりする場合も。
こういった激務な職場を回避するためには、入職前に「繁忙期の残業時間」を聞いておくのが良いですが、面接中に残業時間を聞くなんてなかなかできませんよね。
気になる職場の残業時間を把握したい場合、私のような「転職エージェント」に聞くと、残業時間に関する情報を共有してくれます。
入職後のギャップやミスマッチを少しでも回避したい場合は、転職エージェントのご活用をおすすめします。
※転職エージェントとは「転職活動のサポートから求人紹介まで、全面的に支援してくれるアドバイザー」です。
司法書士事務所の繁忙期は「月末・年末」
不動産取引を主に扱っている司法書士事務所の繁忙期は「月末・年末」です。一方で、企業法務などを主に取り扱っている司法書士の事務所は、企業の株主総会が集中する「2月・3月・5月」が繁忙期です。
繁忙期には仕事が増える傾向にあるため、必然的に残業も増えます。この点は司法書士の業界のみならず、一般的な職業と変わらない点です。
司法書士の「みなし残業」について
みなし残業を設けている司法書士事務所は一定数あります。みなし残業とは、一定時間分の残業代をあらかじめ給料に含む制度のことです。
例えば求人票に「20時間分のみなし残業代あり」と書かれている場合、給与に20時間分の残業代が毎月含まれる形となります。
基本的にみなし残業時間を超過した場合、超過した分は残業代として支払われます。そのため、みなし残業があるからと言ってその企業や事務所が「ブラック」ということにはなりません。
ただし、稀に「みなし残業時間を超過した分の残業代が払われない」企業や事務所が存在します。この場合は明らかにブラック職場となるので注意しましょう。
ブラックな司法書士事務所の見分け方や失敗しない転職方法は、以下の記事で詳しくまとめています。
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司法書士はサービス残業が多いのか?
司法書士でサービス残業をしている人は、全体の6割を越えると言われています。まだまだサービス残業が横行しているのが実態のようです。
ただしサービス残業が横行しているのは司法書士業界だけではありません。あらゆる業界で問題視されています。
大切なのは「残業の少ない事務所を見極めること」です。司法書士専門の転職エージェント「リーガルジョブボード」では、残業の少ない司法書士事務所のご紹介が可能です。
残業がきっかけで転職する司法書士は多い
残業が多いことがきっかけで、転職を考える司法書士は多いです。
※そのほかの転職理由やきっかけについて知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
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「司法書士は残業が多い業界だから、どの事務所に所属しても残業を減らすことはできない」と考えがちですが、残業を少なくすることに成功している事務所もあります。
残業の実態は変わりつつあるので、残業に関する不満や不安がある方は転職エージェントにご相談ください。
その他の司法書士の待遇は?
ここからは、その他の司法書士の待遇(勤務時間・休日・他の職業に比べての業務量)について解説していきます。
司法書士の勤務時間
司法書士の勤務時間は一般的なサラリーマンと同様に、9時~17時前後に設定されています。
士業とはいえ、ここはなんら一般的解釈とは変わりません。
司法書士の休日
司法書士の休日は基本的に「土日祝」です。法務局や裁判所も休業で仕事ができないので、土日祝日は休みです。
ゴールデンウィークであったり、お盆や年末年始であったりなどの長期休暇を取りやすい傾向にあります。
しかし、クライアントによっては、休日に打ち合わせなどを行うこともあるので、必ず休みになるという保証はできません。
他の職業に比べての業務量
司法書士の業務量は、所属する事務所によって多少変わります。
ただ、司法書士の特性上、業務量はある程度自分でコントロールできます。フリーランスのようなイメージに近いです。
例えば、収入を多く得ようとすれば、多数の案件を持つことになり、休暇が少なくなります。一方で、少ない収入でしっかりと休暇が欲しい人は、最低限の案件を持つことも可能です。
しかし、事務所の繁忙期だけは、自分で業務量をコントロールしにくい傾向にあるでしょう。
残業の少ない司法書士事務所に転職するおすすめの方法
残業の少ない司法書士事務所に転職するおすすめの方法は、転職エージェントを活用することです。
転職エージェントは、あなたの代わりに、あなたが希望する求人をリサーチし、紹介してくれるサービスです。「残業の少ない求人紹介を受けたい」と伝えれば、それに沿った求人を紹介してくれます。
また転職エージェントの利用には、以下のようなメリットもあります。
- 年収の交渉をしてくれる
- 書類・面接選考を徹底してくれる
- ブラック事務所を排除して求人紹介をしてもらえる
転職活動を有利に進めるなら必須のサービスです。
転職エージェントサービスの中で一番のおすすめは「リーガルジョブボード」です。司法書士業界トップクラスの求人数を誇り、全国の司法書士事務所とのネットワークができあがっているので、転職市場の動きや、普通の求人サイトでは知れない求人の情報まで網羅しています。
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まとめ
今回は、司法書士業界の平均的な残業時間について解説しました。
司法書士業界の平均的な残業時間は、30時間ほどです。
しかし、繁忙期(取引先のクライアントによる)であると、残業時間は50時間ほどになってしまいます。
司法書士は取引先のクライアントや法務局、裁判所の営業時間によってスケジュールが大きく変わります。必ず定時で自宅に帰れるとは限りませんが、あまりにも朝早かったり、夜遅くなったりすることは稀です。
残業の少ない司法書士事務所へ転職をするなら、転職エージェントサービスの活用を強く推奨します。