「燦リーガル司法書士行政書士事務所」お客様との関係構築を大切に、毎年右肩上がりの業績を実現
by LEGAL JOB BOARD 金森
コンサルタント
- 担当職種:
こんにちは!司法書士の求人・転職情報サイト「リーガルジョブボード」の金森です。
相続・信託業務に強みを持つ「燦リーガル司法書士行政書士事務所」。開業当初から一般市民法務全般に取り組み、業際違反にならないように注意しながら、仕事として成立するものは何でもやったとか。
現在の業務構成は、決済50%、相続・信託・遺言・後見などの市民法務50%ということですが、このバランスになるのは開業3年目とのこと。その道のりは一体どのようなものだったのでしょうか?
お客様との関係構築を一番大切にしているという代表の鈴木敏起先生に取材を行ないました。
応募や選考を考えている方はぜひご覧ください。
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この記事の目次
30歳を過ぎてから行政書士・司法書士試験に挑戦
ですが30歳を過ぎてから夢を諦め、家族を食べさせるためには資格を取る必要があると考え、まずは行政書士を目指しました。
周りに国家公務員や司法試験、公認会計士を目指している知人がいたので、そういったキャリアに関心があったんです。1年目に行政書士試験に合格し、その後3年かけて司法書士試験に合格しました。
その本のテーマはずばり「心の相続」。相続業務を「手続き」や「処理」として見るのではなく、「専門知識をベースにしながら、相続で困っている方に対して最適な支援策を考え、導く、そして依頼者の未来へ向けて伴走する」という考えに感銘を受け、自分はこれを仕事にしたいと強く思いました。
早期の独立~転機の3年目
はじめての業界なので、仕事はうまくいかないことも多かったですが、この経験を経てすぐに独立するという緊張感の中で、自分の糧となるように、あらゆることに意味づけをして過ごしました。
平成23年1月に、今の昭島市役所前に事務所をかまえました。決済業務は月に1件あるかないかぐらいで、相続業務の依頼も少なかったです。人脈づくりをするには外出する必要がある、そのうえで、市役所前の立地も生かす、となると、人を入れざる得ないと判断し、その年の3月には補助者を一人雇いました。家族を養える売上もなかった時期でしたが。
そんな中でも、「お客様の課題」と「自分ができること」の接点を見つけ、お客様が納得してくれるような値付けをして仕事をとるようにしていました。業際違反にならないかぎり、何でも仕事にする、というスタイルでしたね。
決済業務が軌道にのっても、相続を中心とする一般市民法務の充実に向けて、お金と時間は相当注ぎましたね。
たとえば、広告費はけっこうかけていました。3年目の売上は、現在の売上の5分の1ほどですが、かけている広告費は今と変わらなかったりします。自己投資といえる研修費もたくさん使いました。
そして、種々の紹介。「金融機関、不動産会社などの司法書士業務と密接に関わりのある事業者」「市役所、社会福祉協議会、地域包括支援センターなどの行政」「税理士、土地家屋調査士などの士業」など仕事を紹介してくれる先は多岐に亘ります。これらの紹介先との関係構築のために、たくさん汗をかきました。
その結果いただいた仕事については、単に、手続きとして業務を行うだけでなく、お客様と紹介先に真摯に向き合いながら業務を行なうことで、相続を中心とする一般市民法務が増え、決済と並ぶ事業の柱になりましたね。
燦リーガル司法書士行政書士事務所について
また、「一般の方に認知してもらいやすい場所」という点も重視して、昭島市役所の目の前にしました。開業して3、4年目くらいから認知度も上がり、最近では「何かあったら来ようと思っていました」と言ってくださる方が増えましたね。
お客様との関係構築から始まる相続業務
お客様と伴走していく司法書士であり続ける
業務分野としては、信託が燦リーガルの強みですが、燦リーガルの仕事のやり方で、社会に挑戦していきたいと思っています。というのも、現在は「工数をかけない」信託が普及しはじめています。解決する課題をシンプルにし、信託契約書はシステムで抽出し、司法書士でない一般職員がルーティン業務として組成するようなものです。
信託の「標準化」は重要なテーマですが、お客様の課題や想いのヒアリングを丁寧にし、お客様の人生に寄り添う信託を、燦リーガルはしっかり工数をかけて行いたいと思っています。
事務所の「数字」を共有し、一丸となって業務に取り組む
私のスタンスとして、起きたミスだけを取り上げて怒ることはしていません。人はミスをするものですから。大切なのは、ミスがなぜ起きたのかの検証と、次に同じミスを起さないようにするにはどうしたらよいのかを一緒に考えることです。
その姿勢・意識を共有できるようにはしています。
また、お客様や取引先とのコミュニケーションの取り方について、よく声掛けをしています。相手の環境を想像して、相手が今してほしいことは何かを想像しながら対話をするように促しています。
うまくない対話をしているときは、その場で、具体的に声をかけて修正しています。最近は少しずつ、所員それぞれがお客様や取引先への細やかな対応を考えられるようになってきました。
激動の社会を生き抜ける強靭な組織へ
新しい取引先はトップである私がすべて開拓し、新規業務もすべて私が立ち上げてきました。所員の皆は一生懸命働いてくれていますが、見方を変えると、来た仕事を黙々とこなすだけ。仕事の効率性とかに関心はなく、所員同士でよくない点を指摘してあげることはあまりなかったです。
ここまでお話してきておわかりのように、燦リーガルの売上の半分は一般市民法務で、決済よりは確実に工数がかかる、生産性の高くない業務です。
人との関係構築を大切にしていますからね、仕方のないことです。
でもこれからは、業務の効率性などを、実際に仕事に取り組んでくれている所員それぞれが意識していかないと、激動の社会を生き抜くことができません。そこで、年間の売上や経費といった数字を開示するようにしました。大きな司法書士法人とかは当たり前にしている組織も多いですけどね。
燦リーガルくらいの規模だと珍しいかもしれません。全員が数字を知ることで、売上や業務効率に対する責任感が自然と芽生えてきたと感じています。
燦リーガルの良さを残しつつ、激動の社会を生き抜ける強靭な組織への転換を果たしたいと思っています。
素直でまっすぐな人材を求めています
私の所員に対する想いは「咲けるところで咲け」。それぞれの個性を大切にして、活躍できる分野で活躍してほしいと願っています。
ただ一方で、燦リーガルに入所してくれたからには、私のビジョン、組織として成長していきたいベクトルに、素直に染まってもらいたい。せっかく同じ時間と場所を共有して一緒に頑張っていくのだから、一緒に幸せになれるように、素直に、燦リーガルにいろんなものを託してほしいと思っています。
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