司法書士に年齢制限はある?平均年齢は?何歳からでも挑戦できる理由を解説
by LEGAL JOB BOARD 北澤
コンサルタント
- 担当職種:
こんにちは。司法書士業界に特化したキャリア支援を行う「リーガルジョブボード」の北澤です。
本記事では「司法書士に年齢制限はあるのか?」を解説します。
「50代・未経験だが、司法書士としてやっていけるのか不安」「何歳くらいの人が司法書士として活躍しているのか知りたい」といった方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
司法書士試験に年齢制限はない
司法書士試験に年齢制限はありません。何歳でも受験可能です。40代や50代で、異業種から司法書士に転職する方もいらっしゃいます。
司法書士試験の難易度については、こちらの記事をご覧ください。
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司法書士合格者の平均年齢
令和5年度の司法書士試験の合格者の平均年齢は41歳です。年々、合格者の平均年齢は上昇傾向にあり、40代や50代の方も多くいらっしゃいます。
ちなみに、最年少合格者は19歳と若い一方、最年長合格者は82歳であり、司法書士は年齢に関係なく挑戦できる資格であることが分かります。
現役司法書士の平均年齢は50歳前後
現役司法書士の平均年齢は、東京司法書士会で49.9歳、神奈川司法書士会で51.7歳、大阪司法書士会で52.1歳、札幌司法書士会で51.9歳といったように、全国的に50歳前後となっています。
合格者の平均年齢が41歳、現役司法書士の平均年齢が50歳前後であることを考えると、司法書士はいつ資格取得を目指し始めても遅すぎるということはありません。
たとえ50代で未経験であっても、司法書士として活躍していくことも可能です。実際に、60代の方が弊社経由で司法書士に転職されたケースもございます。
何歳からでも司法書士を目指せる
司法書士は何歳からでも挑戦できます。そして司法書士を目指している方の多くが「働きながら」目指しています。
合格率3~4%の難関試験ですが、通信講座などで自分のペースで勉強できるため、働き盛りの30代や40代でも資格取得を目指せます。
また、セカンドキャリアとして50代、60代から目指す方も多くいらっしゃいます。心機一転、異業種から司法書士にキャリアチェンジする方も多いです。
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司法書士補助者として働きながら受験するのも選択肢の一つ
司法書士事務所で「補助者」として働きながら受験する方もいらっしゃいます。司法書士補助者とは「司法書士のアシスタントを行う職種」で、資格は不要です。
合格後そのまま司法書士として勤務できる場合や、実務経験がつくため就職や転職で有利になります。
司法書士補助者は「資格なし」「未経験」でも目指せます。詳しくは以下の記事をご覧ください。
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司法書士の就職・転職に年齢は影響するのか?
続いて、司法書士の転職活動と年齢の関係性について解説します。まずは「年齢によって転職活動に有利・不利はあるのかどうか」について。
20代、30代の需要は高い一方で、応募する事務所によっては、50代や60代だと選考を通過しづらい可能性もあります。その要因の一例として、事務所の所長やスタッフ全体の年齢層が若い場合などが考えられます。
また、若い起業家向けに商業登記をしている事務所や、ベンチャーマインドを持つような事務所でも若い方を求める傾向があります。
一方で、落ち着いた年齢層を求めている事務所もあります。顧客の層が富裕層であったり、毅然とした対応が出来ることが必須な事務所など。特に地方では司法書士の高齢化も進み、受験者、合格数も少ないことから希少価値が高く、年齢にこだわらないケースもあります。
結論、何歳であっても司法書士はまだまだ売り手市場なので、就職や転職のチャンスは大いにあります。
年齢関係なく司法書士を目指すメリット
何歳になっても司法書士に挑戦するメリットは多くあります。下記で紹介していきます。
何歳でも未経験からスタートできる
司法書士は合格者の年齢からもわかるように、何歳でもスタート出来ます。
他の業種では、30代に差し掛かるとキャリア形成の観点で未経験NGの求人も多いですが、司法書士業界は50代や60代にもチャンスがあります。
幅広い年代にチャンスがあるので年齢を気にせずに活躍できるのが、司法書士の魅力です。
どんなバックグラウンドであっても活躍できる
高校卒業が最終学歴であっても、大学を中退していたとしても、アルバイトのみの就業経験しかないとしても、司法書士として活躍することは十分に可能です。
経歴に不安を感じていても、司法書士取得後は業界から重宝されることになるため、学歴や社会人経験関係なく活躍できるのです。
生涯現役で働ける
司法書士は生涯現役として働いている人が多くいらっしゃいます。自分のやる気と体力さえあれば、一生続けることができます。
60代、70代の人も多く現役で活躍しており、人生100年時代に長く仕事をしていきたい人にはもってこいの職業です。
ライフスタイルの変化に対応しやすい
司法書士は全国で需要のある職種であり、ご家庭の都合による転居などが発生した場合も転職しやすいです。
実際に、転勤の多い配偶者を持つ司法書士の方で、短期間での転職に成功したケースもあります。また、出産や子育てなどで働き方を見直すことの多い女性にもおすすめです。
安定した収入・高収入が目指せる
司法書士は収入が安定している上、自分の頑張り次第で高収入を目指すこともできます。
勤務司法書士でも経験を積んで高収入を目指せますが、特に独立して成功した場合にはダイレクトに収入増につながります。
過去に弊社が行った調査では、独立司法書士の平均年収は約1,106万円となっています。
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