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「弁護士法人東京スタートアップ法律事務所」の職場・採用インタビュー|この国で楽しく暮らせる人々を増やしたい

「弁護士法人東京スタートアップ法律事務所」の職場・採用インタビュー|この国で楽しく暮らせる人々を増やしたい

by LEGAL JOB BOARD 増田

転職エージェント

担当職種:
  • 弁護士
  • 司法修習生
「弁護士法人東京スタートアップ法律事務所」の職場・採用インタビュー|この国で楽しく暮らせる人々を増やしたい

法律事務所の転職サイト「リーガルジョブボード」の増田です。

今回は、弁護士法人東京スタートアップ法律事務所」の代表弁護士である「中川浩秀先生」に独占インタビューを行いました!

中川先生は20代中盤で司法修習を終えた後、2つの法律事務所でのご活躍や、ご自身も起業を行なった経験を経て、現在の「弁護士法人東京スタートアップ法律事務所」の前身となる「東京スタートアップ法律事務所」を2018年に設立しました(以下、併せて「TSL」と呼びます。)。

TSLは設立からまだ約2年であるものの、現在弁護士数14名を含む総勢30名規模まで人員を拡大しています。

また、11月には横浜と渋谷に支店を開設するなど、現在弁護士業界の中で勢いがある法律事務所です。

今回はTSLについて

  • どんな事務所なのか
  • 何をやっているのか
  • どんな方がより活躍できるのか

などについてお聞きしたので、応募や選考を考えている方はぜひご覧ください。

※弊社では、リーガルジョブボードに求人をご掲載されている事務所様・企業様のインタビューを行っております。

インタビューご希望の事務所様・企業様はこちらもしくは右下のチャットからお問い合わせくださいませ。

インタビューにご協力してくださった方:中川 浩秀 先生

弁護士 中川先生について

ー中川先生、本日はどうぞよろしくお願いします。

よろしくお願いします!

ーまずは先生のご経歴を教えていただけますでしょうか?

同志社大学のロースクールを卒業した後、26歳の時に司法試験に合格しました。

司法修習後は大阪と東京の法律事務所で約3年半、弁護士として活動していました。

ーアソシエイト時代にはどんな業務をやっていらっしゃったのですか?

当時は刑事事件や債務整理、男女問題などの一般民事に交通事故等、依頼者が個人の方である事件(以下「個人案件」)を中心に担当していました。

企業法務に関してはスポット的に個人受任で案件を受けていましたね。本当に多様な個人案件をやったなぁと思います。

ー東京スタートアップ法律事務所さん(以下「TSL」)だと企業法務と個人案件、両方の案件をやっていらっしゃるかと思うのですが、中川先生のキャリアのスタートとしては個人案件のほうが多かったのですね。

弁護士になりたての頃は、どちらかというと企業法務よりも個人案件のほうが興味があったんですよね。

当時の僕の中では、離婚や刑事事件など日常生活に近いところで、個人の方の悩み事を解決するというほうが弁護士らしいイメージだったんです。

僕らの時代は新人弁護士が就職難だったこともあり、一般民事系の事務所へたくさん応募したかなぁ。実際、キャリアのスタートはいわゆる町弁で、地域密着の事務所からでした

ー中川先生のWantedlyの記事を事前に拝見してて、今の事務所を開設するまでには、弁護士の業界を一度離れていた時期もあったと伺っています。

最初は完全に離れたというよりかは、弁護士資格は持って事務所に籍は置かせていただきつつも、会社を立ち上げて自分でも事業を始めたり、学生時代から続けていたバスケットボールのプロテストを受けたりしていました。

プロテストへのチャレンジをきっかけに、どうせならやりたいことを全部やろうと思って、その後の数年間は弁護士業務とは全く関係ない会社を興したり、海外へ旅行に行ったりしていましたね。

東京スタートアップ法律事務所について

事務所の立ち上げの経緯

ー弁護士、起業、プロテストへのチャレンジ等の様々な経験を経て、現在のTSLさんの設立に至ったのですね。TSLさんを立ち上げたのはどんなきっかけや経緯があったのでしょうか。

会社の立ち上げなどを自分でもやってみて感じたのは、そこで四苦八苦した経験を身をもって体感している弁護士ってあまりいないんじゃないかなという気持ちでした。

そういった経験をもつ自分であれば、同じような悩みを持った起業家の方々をより応援できるんじゃないかと思ったのがきっかけでした。

私自身も会社を経営していた中で、色んなビジネスを考えましたが、結局何をやるにも法律が関わってくるんですよね。

特に新しいビジネスであるほど、法律や規制の関係からできるかどうかわからない、法に触れてしまうという問題にぶち当たっていました。

そんなことに直面していく度に、自分が起業家として一個のビジネスをやって会社をイグジットさせたり、事業をグロースをさせるということよりも、自身の経験から起業やビジネスを進める際の苦労がわかることや、弁護士の法的専門性を活かして起業家たちを支援する方が、世の中を変えることに貢献できるのではないかと思うようになりました。

ー中川先生自身が事業を立ち上げていた経験があるからこそ起業家たちの悩みもわかり、またその悩みを解決できるのは法律家という専門職だと考えたのですね。

そうですね。あとは単純に、法律に触れる触れないの問題以前に、起業や新しいビジネスを行う、会社を興すってこと自体、右も左もわからない方もいらっしゃると思います。

そういった気持ちもわかる弁護士は少ないと思い、より自分がサポートできるんじゃないかとも考えました。

TSLが目指すもの

ー中川先生がご自身の経験を活かし、起業家を支援したいという気持ちでスタートしたTSLさんですが、ビジョンである「Update Japan」にはどんな想いが込められていますか?

まずは事務所を立ち上げるきっかけになった、「何かを始めたいけれどどうすればいいのかわからない」という悩みを持つ方々や、「ビジネスを進めるにあたって壁にぶち当たっている」という方々を、法律を変えていくことも含めてもっとサポートしていきたいという想いが込められています。

あとは、TSLの活動によってこの国で楽しく暮らせる人が増えればとも思っています。これには起業家の事業がうまくいくことということももちろんですし、個人の方の問題を解決することも含めてです。

ーTSLさんのビジョンは、主に企業向けの目線が強いのかと思っていました。個人の方も含めた考え方となっているのですね!

自分の中で、組織自体を成長させるということに興味を持ちだしたのがすごく大きいかもしれないですね。

組織が成長するためにはやっぱり「個人」の存在も大切だと思うので、今は気持ちの軸足が企業だけではなくなってきたと感じています。

国は人の集まりで成り立っていると考えると、企業が盛り上がることによってそこで働く人々も元気になるという事も大切ですが、もっとミクロな視点で個人一人一人を見ることも大事だと思います。そうやって全体が元気になってくれれば、それが「Update Japan」になるのではないかなと考えています。

TSLとはどんな事務所なのか

ー企業だけでなく、個人それぞれも幸せになっていくということが「Update Japan」には込められているのですね。

ここで改めて、どんな業務を取り扱っている事務所かお伺いしてもよろしいでしょうか?

TSLは、総合型の法律事務所として、企業法務はもちろんのこと、一般民事事件や刑事事件と、多種多様なニーズに対応しています。

一般民事であれば、私がアソシエイト時代にやっていたような男女問題や債務整理など、また交通事故もたまにやっていますね。

企業法務であれば、ベンチャーやスタートアップなどの顧問先が数十社いる状況で、顧問先についてはおかげさまで毎月どんどん増えていっています。

企業法務に関しては顧問契約だけでなく、企業間紛争などのスポットの訴訟案件も入ってきますので、本当に総合型の事務所と言えるかと思います。

案件数そのものでは一般民事事件が多いですが、企業法務の分野は事務所としても注力して伸ばしている領域です。

ー本当に幅広い分野の案件があるのですね。入所後、どんなことができる事務所だと思いますか?

事務所がどんどん成長していくことで、メンバー自身も事務所の変化を楽しめるということが、TSLの持つ最大の価値や魅力になると思います。

ここまで事務所を経営してみて気づいたのは、組織を成長させるのは面白いなということです。

もともと起業家の人を応援しようと思って始めた事務所ですが、開業当初から個人案件もたくさん受任しています。

また2018年の設立時は私ともう1人、安田という弁護士の2人から始まった事務所でしたが、現在は弁護士14名、弁護士以外のスタッフも合わせると総勢30名ほどにまで大きくなりました。

組織が成長することによってプラスの変化を楽しめるというのが、私なりの還元できるところです。

これからのTSL

ーこの11月には渋谷と横浜に支店も出されて、ますます勢いに乗っていると感じます。今後はどんな事務所にしていきたいと考えてますか?

例えば弁護士数など、具体的な数字は決めていないのですが事務所自体はもう少し大きくしていきたいと思っています。

開業当初は100人規模、などの目標も持っていましたが、最近は目の前のことが楽しけれればそっちの方が重要かなと思っています笑。

ー人数や支店数を具体的にどうする、ということは決まってないものの、拡大路線を考えていらっしゃるのですね。

そうですね。これからさらに事務所のメンバー人も増えて、顧問先企業も100社~200社と増えていった時に、事業規模も人もさらに拡大した際に何があるのかを見てみたいという気持ちが強いです。

優秀な方もこれからさらにジョインしてくれると思いますし、その時事務所がどうなっているのかも見てみたいですね。

それと同時に、一緒に働くメンバーもそういったワクワクや楽しみを持ってくれているかなと思うので、その期待にはちゃんと自分のリソースを割いて応えていきたいです。

期待をされている以上それに応えないと嫌だなって自分でも思いますし、そのワクワクにきちんと向き合った時に自分がどんな人間になっているのか、今とどういう変化が起きているのか、そんなところにもすごく興味があります。

売上規模をどうしたいとかの野心ではなくて、TSLが今後この業界や日本、また世界の中での立ち位置が変化した時に、私自身がどんな存在になっているのか?そういった組織の代表としてどう成長しているのかが、自分自身で楽しみです。

採用について

ー中川先生ご自身が、自分のこれからの成長に対しても楽しみを抱いているのですね。

TSLさんでは現在、どんなメンバーの方が合っていたり、ご活躍されておりますでしょうか?

今活躍しているメンバーも見てみると、共通項としては「事務所の雰囲気や成長性に魅力を感じてくれる方や楽しめる方」が合っていると感じます。

中には「事務所と添い遂げる覚悟です」と言ってくれる方もいらっしゃいますし、幸いにも私のやることに前向きでいてくれていたり、支店展開を楽しみにしてくれていたりするメンバーが揃っています。

どうせやるならみんなが楽しくやりたいなと思うので、新しく入ってくれる方もそういった変化や雰囲気に魅力を感じてくれる方だと嬉しいなと思います。

ー新しい方を採用する上で、一番大切にしているポイントはありますか?

「この人と仕事をしたいかどうか」と思えるか、いわゆるフィーリングがお互いに合うかどうかといった部分が一番大きいですね。

今の所内は単純に「いい人」が多い。いい人が次々と入ってきてくれているので、良い循環ができています。

新しく入った方がいれば、一人ぼっちにならないように自然と話しかけに行くし、インターン生もいるのですがみんながインターン生の仕事をよく見てくれているなと思います。

働く環境や制度

ー事務所の雰囲気がとても良さそうだと感じます。事務所でのコミュニケーション面に関して、何か心がけている事はありますか?

お客様にサービスを提供するのはメンバーそれぞれになるので、彼らが気持ちよく働けることが大事だと思っています。

なので、リーダーやメンバーとは1on1等の面談を定期的に行なう機会を設けていて、そこで一人一人とコミュニケーションを取ることを意識しています。

その際に聞いた希望や期待してくれている事、例えばニーズに合わせて事件処理に反映させたり、働く場所を希望に沿う形にしたりなど、働き方ややりたい分野、給与等の希望を定期的に聞いて、極力叶えるようにしています。

時期によってや、時間が経つことによって各々の環境や希望は変化するものだと思っているので、定期的にコミュニケーションを取る事は大切にしています。

ー入所後の評価体制としては、どんな点が重視されますか?

TSLの評価軸は大きく2つあります。1つは売上、もう1つが「TSL VALUE」と呼ばれる、4つの行動指針を5段階評価したものです。

TSLバリューは、「Sales、Speed、Ownership、Consideration」で、つまり「速さ、営業、当事者意識、思いやり」の4つを掲げています。

これらのTSL VALUEの評価を売上との掛け算で最終的な評価を決定します。

ーバリューの体現パフォーマンスと売上のトータルの評価が大事なのですね。これらの評価が優れていた場合には、一気に昇給する昇給も一気に上がる可能性もあるのでしょうか?

はい、グレードが一気に上がった方も実際のメンバーにいます。

半期ごとに評価のタイミングがあるのですが、一気に月額で数十万円上がった方もいました。

ーバリューの体現や売上にコミットできる方はしっかりと評価をいただける体制ができているのですね。

もう1つ、TSLさんは弁護士の方についても、19時〜20時など、法律事務所では比較的早く帰ることができ、ワークライフバランスの取りやすい事務所さんであるというの印象があります。何か秘訣はありますか?

総合型事務所としての強みがあると思いますが、タイムチャージ制の企業法務案件だけでなく、個人案件も多いので、大量の時間を投入しなくとも売上が立つ事が大きいと思います。

また受任する案件にも一定の基準を設けており、きちんと案件化できるかどうかを精査の上、予約を取っている事も影響があるかもしれないですね。

クライアントさんと事務所双方のために、報酬と投下時間のバランスを考えて受任する、手弁当的な働き方にはなるべくしないことにはこだわっています。

中川先生からのメッセージ

ー最後に、転職を考えている読者の方に中川先生から一言お願いします!

あんまり難しい事は考えすぎないでいいと思います。自分の直観を信じてください。

人間は本当にやりたいと思ったらなんでもできるし、自分が楽しいと思った方向に進むことが大切だと思います。もちろん、お金との兼ね合いも大事です。

やりたいことや、いいと思ったところに飛び込むこと。誰と働きたいかや、どんな待遇になるのか等を考えたうえで、最終的には直観で決めるのがいいと思います。

ー中川先生、今日は貴重なお話をありがとうございました!

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この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 増田

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