やりたければどんな業務も経験できる「明成法務司法書士法人」について、代表の高橋先生にお話をうかがいました!
by LEGAL JOB BOARD 金森
コンサルタント
- 担当職種:
こんにちは!司法書士の求人・転職情報サイト「リーガルジョブボード」の金森です。
今回は、「明成法務司法書士法人」の代表 高橋遼太先生に、職場や採用に関するインタビューを行ないました。
お客様ファーストで事業拡大を続けている「明成法務司法書士法人」。若くして独立を成功させた高橋先生に、独立の秘訣や司法書士として大切にすべきことをお伺いしました。
応募や選考を考えている方はぜひご覧ください。
弊社では、リーガルジョブボードに求人をご掲載されている事務所様・企業様のインタビューを行っております。インタビューをご希望の事務所様・企業様はこちらからお問い合わせくださいませ。
この記事の目次
代表「高橋遼太先生」が司法書士を目指したきっかけ
でも実は、普通の大学生でしたから必死で勉強していたということはなかったんです。法学部での生活が進む中、このまま大学院へ行って弁護士を目指し本格的に活躍できるのが30歳手前ということを考えるとリスクを負えないなと感じるようになりました。
そんな時に司法書士という資格を知りました。1発で受かると思ったんですけど、2回目の23歳の時に合格しました。
独立を考えたきっかけ
周りは当時から「昔から独立目指しているオーラが出てたよ」と言われましたが。笑
当時は債務整理の案件が多かったんですが、どんな仕事もやりますと言っていました。仕事をこなしていく中で、債務整理だけではなく、不動産や商業も全部対応していたんですが、他人が嫌がるような面倒な案件もいっぱい集まってきました。
それでも窓口として立ち、対応していくことで他士業や他の人たちとの人脈が作れたことは大きかったですね。
大きい法人だったので分業で見えない部分がありましたが、他の人がどんなことをやっているのか知りたくて、積極的にコミュニケーションを取りに行きました。
お金になる仕組みをとにかく紐解いていた
実家が自営業なので、経営やサービスに対して口酸っぱく言われていたっていうのはありますね。司法書士が書類を作って数万。そのお金がかかるものに対して、どういう仕組みになっているのかを意識し知ろうという行動を大事にしていました。
というのも23歳の時、債務整理の案件を多く対応していましたが、借金をしたことない自分は相談に来るお客さんと対等に話ができないと強く感じたんです。
切羽詰まったお客さんに対して、若く借金の仕組みも知らない自分が対応しなければならない。お客さんにしっかり寄り添う為には知識が必要と思い、借金がどういう仕組みなのかを聞き、書籍やデータを収集して勉強しました。
成長と苦労
明成法務の経営理念は、「お客様に誠実に向き合い、最適なリーガルサービスを提供する」としています。人生で司法書士に何かを頼む機会ってあまりないですが、どんなお客さんにも丁寧に対応して力になりたいと思っています。
目の前のお客さんを大事したいので、悩んでいる人が頼りやすいよう24時間いつでも電話していいですよというスタンスで依頼を受けていますよ。徹底的にお客さんに向き合い続けた結果、事務所が大きくなってきた今でも、以前のお客さんから紹介していただけることが多いので営業という営業はしたことがありません。
そうやって10年間やってきた結果、成果を出せているので行動指針にもつながっています。
思った以上に仕事が取れたのですが、回らなくなってしまって反発が起きたこともありました。そんな時、反発しながらもこなしてくれたことでより社員に対する気持ちが強くなり、感謝の気持ちに変わりました。
また売り上げを上げる資金繰りに苦しんだ時もありました。社員の人数を一気に増やしたタイミングだったのでその時は大変でしたね。
独立をしたい方に向けたメッセージ
まずは実務スキルをしっかり身につけないといけません。当たり前なんですが、司法書士として世に出てサービスを提供できる経験を得る必要があります。実務経験がないと即独は難しいと思いますので、司法書士として現場に出て学ぶことをおススメします。
それを大前提として、2つ目に大切なことは人との縁を大事にすることです。道理とか筋とかを知っていないと、人はついてきません。素直に感謝できることが大事です。人との縁を大切にすることは当たり前と思ってはいけないんです。
仕事では利害が一致していない、メリットがない相手とは付き合ってくれませんからね。司法書士は相手が求めていることを考え、相手がどうしたら喜んでくれるのかを意識した下請け的な立ち位置が多くなります。
なので不動産会社や銀行にとってメリットを感じられるサービスを提供して、付加価値をつけることで選ばれる司法書士になれるんです。個人のお客さんも一緒で、どこに頼んでも結果は一緒かもしれませんが、どうしたら喜んでもらえるのかを考えることで縁をつなぐことができます。
ノーリスキーな経営のコツ
明成法務は1件1件の積み重ねの件数が多く、お客さんによっては2~3ヶ月に1件の案件といったところもあります。1つのお客さんに依存しておらず、売上依存が1割を超えるクライアントはほぼありません。
今後大きいクライアントさんも増えてきましたので、一定数のお客さんありきになると思いますが、そうならないように工夫を続けています。
今後の明成法務について
事務所の移転に伴いオフィスが広くなりましたので、受け入れ体制が整います。教育体制が確立してきたので、優秀な他業種の方でも積極的に未経験者を迎え入れたいですね。
また明成法務ではシステム領域強化したいと考えていて、自社で開発できるような環境にしたいと考えています。そちらの人材も受け入れたいですね。現在キントーンを使っていますが、カスタマイズしていてより使いやすくしたいです。
そして他社にも提供していきたいと強化をすすめています。
数字の「見える化」について
Excelで管理を始めたんですが集計が面倒だったので、すぐに集計できるシステムが欲しかったんです。そこでシステムを導入し、数年やってきた中でノウハウも蓄積されました。今は数字管理だけではなく、業務の工数管理もおこなっています。
そういった考えになったのは、付き合っていた人が保険や不動産の営業マインドが高い方が多かったのも理由の1つですね。
そういった人たちと関わる中で、営業会社の視点から自社に取り入れられないかなどを考えるようになりました。
見える化のメリット・デメリット
ノルマを与えているわけではありませんが、数字を適正に見えることで正当に評価をすることができます。自己評価だけではなく、相対評価をみることができると思っています。
経営者としてはメリットしかないと思います。社員側もやってみると良かったねという声が多いと感じていますよ。
事業について
3部は一般的な不動産登記や決済です。投資会社やハウスメーカーや金融機関の登記をおこなっています。会計会社からの相続・商業もあります。一般的な司法書士事務所といった感じです。4部は債務整理や相続放棄、裁判系の業務を中心にしています。
1~3部の部門長は資格者ですが、4部の部門長は補助者です。全ての仕事が伸びていますが、1部2部はもっともっと大きくなるんではないかと思っていますね。業務の割合としては、相続3割・商業3割・不動産3割・ネット銀行2割でその他1割です。
キャリアを形成するためにはすごくいい事務所だと思います。
ネット銀行から借り換え不動産売買、気付いたところからそこから責任者そこで経験して、相続、商業行っても良い…色々な仕事があるので、部署替えで色々経験できますね。希望に応じて出来る環境を整えればと思っています。
職場のアピールポイント
- 不動産売買、相続、会社 やりたいことは何でも身に付け得られる環境がある
- 信託ニーズも提供できる環境がある
- 距離が近く、コミュニケーションが取れる
やりたければなんでも身につける環境がある事務所だと思いますね。
最後に
僕は1年合格を目指していた時期は、AI化を進めろと言われていた時期でもあり、司法書士の仕事がなくなるんじゃないかとみんなが不安になりました。でも結果的に司法書士になってから、仕事はずっとありますし何一つ変わってなかったんですよ。インフラがガラッと変わる世の中ではないんです。
ただ社会は少しずつ変わっていくので、変化に対して柔軟に対応できるかどうかが大事です。
そのために僕は色々な人から新鮮な情報を意識し動いていますし、そういう点に関してリテラシーはありますので今後成長できる事務所だと思っています。
不安を抱えている方も、多くの業務を身につけたいという方もぜひ一緒に働けられればと思っています。
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