
ヘッドハンティングされる弁理士の特徴や条件|スカウトサイト3選もご紹介

by LEGAL JOB BOARD 三島善太
転職エージェント
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本記事では、ヘッドハンティングされる弁理士の特徴・条件、おすすめのスカウトサイト3選などを解説します。
結論から言うと、「ヘッドハンティングのような好条件で転職したい」「知財業界に精通したエージェントにキャリ相談をしたい」といった方におすすめなのが、スカウト機能も備えた士業専門の求人サイト「リーガルジョブボード」です。
またおすすめのヘッドハンティングサイト紹介の他に「ヘッドハンティングされやすい弁理士の特徴」もあわせて解説しているので、気になる方は続きをご覧ください。
弁理士もヘッドハンティングされる?
「弁理士のヘッドハンティング?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、弁理士もヘッドハンティングされることがあります。
そもそもヘッドハンティングとは
ヘッドハンティングとは、ある企業や事務所が求める人材をヘッドハンターが探し出し、対象者の転職意思の有無に関係なく、ピンポイントでスカウトして対象者の移籍を促す手法のこと。
対象者の移籍を成功させるため、企業や事務所は好条件を提示するので、結果的に高年収やポジションアップに繋がることが多くなります。
ヘッドハンティングと混同されがちなのが、ハイクラス人材向けの転職エージェント。こちらは登録されている転職活動者から対象を探して、企業や事務所と転職活動者のマッチングを実現するサービスです。
転職エージェントとヘッドハンティングの違い
転職活動は、ほとんどの方がキャリアアップや労働環境の改善、条件・待遇面の向上などを目的に、転職エージェントや求人サイトなどの人材紹介サービスを利用して行います。多くの人材紹介サービスでは、キャリア面談や書類添削、面接日程調整など、様々なサポートを受けられるので、転職を考えている人材のためのサービスという面が大きいです。
一方、ヘッドハンティングはあくまで企業や事務所の課題を人材で解決するための手段で、基本的には転職を考えている人材よりも、企業や事務所のためのサービスといえるでしょう。
弁理士もヘッドハンティングの対象となることがあり、その場合、特許事務所の後継者候補やパートナー弁理士、企業知財部における役職ポストが想定されます。
「弁理士としてのキャリアについて相談したい」「今すぐの転職は考えていないが、好待遇の求人があれば知りたい」という方は、「リーガルジョブボード」の弁理士専門エージェントにお気軽にご相談ください。
ヘッドハンティングされる弁理士の特徴・条件
ヘッドハンティングの対象となりやすい弁理士の特徴や条件をご紹介します。
※以下の条件はあくまで目安であり、必ず全て満たさなければいけないわけではありません。
弁理士としての経験が豊富
弁理士がヘッドハンティングされるには、どれくらいの経験を積んできているのかということが最も重要になります。
即戦力として活躍できる実務能力も不可欠ですが、能力や年齢よりも「とにかく経験値が高いこと」が、ヘッドハンティングの可能性を高める模様。
特許事務所のパートナー経験者、役職経験者などはもちろん、弁理士としての経験が5年以上あることが目安のようです。
また、特許事務所での経験に加えて企業知財部での経験もある、経験7~8年以上、といった条件が加わると、さらに売り手人材となり、ヘッドハンティングされる可能性も高まるでしょう。
英語力があれば尚良し
豊富な実務経験に加え、英語の読解力も兼ね備えていると、より市場価値を高めることができます。
内外業務や外内業務に際しては、クライアントとの英語でのコミュニケーション、英語で書かれた明細書の読解が必要になりますから、幅広い業務を担当するためには英語力が必須といえるでしょう。
さらに近年、知財業界でもグローバル化が進み、海外向けの事業所、海外を視野に入れた発明者も増加傾向にあるので、英語を話すこと・読み書きができる弁理士の需要はかなり高まっています。
TOEIC700~800点以上の中上級レベルの英語力を身につけていると、業務の幅を広げることができるだけでなく、転職やヘッドハンティングなどのキャリアアップの機会でも有利に働くケースが多いです。
AIやIT、ソフトウェア分野の知見がある
AIやIT技術、ソフトウェア分野での実績があり、知識が豊富な弁理士の需要も高まっています。
これらの分野に知見がある弁理士は、特許事務所はもちろんですが、特に企業から人気が高い傾向があるようです。様々な開発を行っている出願件数の多い大手企業などは、自社で出願を行うケースが増えており、特に今後さらなる発展が見込まれるITやソフトウェア分野では、実績のある弁理士が求められています。
加えて、これらの分野を含む知的財産は企業にとって大きなビジネスチャンスとなり得るため、積極的に知財戦略の立案・推進を図る企業も増加している模様。
積極的にAIやIT、ソフトウェア関連の経験を積み、できる限り知識を深めておきたいですね。
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ヘッドハンティングされるための方法
ヘッドハンティングによるキャリアアップ、年収アップなどを狙う弁理士の方には、以下の方法がおすすめです。
交流会やSNSを活用
将来的なヘッドハンティングなどの可能性を高めるため、交流会やSNSを活用して自身の名前や経歴を周知しておくことはかなり有効な手段でしょう。
弁理士同士の交流の場での名刺交換や情報交換、挨拶などがきっかけとなり、ヘッドハンターだけでなく、事務所やその代表、企業から声がかかるケースもあるようです。
リンクトイン(LinkedIn)やツイッターなどのSNSを活用して、弁理士同士での交流を図る、プロフィールなどを利用して自らの経歴をアピールするといったことも、気軽かつ簡単にできるうえに効果が期待できます。
経験年数が浅い方であっても、知財イベントや交流会への参加、SNSの活用は積極的に行っておきたいところです。
事務所見学やカジュアル面談に申し込む
特許事務所が行っている見学会、カジュアル面談などに申し込むことも、キャリアアップのチャンスに繋がることがあります。
事務所側の条件に当てはまらない場合など、見学会やカジュアル面談に参加しても、すぐには結果に繋がらないかもしれません。
ですが、事務所の採用担当者や先輩弁理士、代表などと直接コミュニケーションが取れる貴重な機会であり、名前や顔、経歴などを認知してもらうためには最適な機会です。
事務所見学やカジュアル面談などをきっかけに、数年後に事務所から声がかかることも十分にあり得ますので、活用してみてはいかがでしょうか。
スカウトサービスを利用する
序盤でもお伝えしましたが、ヘッドハンティングは本来、企業や事務所の課題解決のためにヘッドハンターがターゲットを選定し、転職意思の有無に関係なく移籍を促す手法であり、転職を考えている人材のためのサービスではありません。
ヘッドハンティングで実現されるような高年収、役職ポストや即戦力としての転職、条件などを自分で交渉して転職したいという方は、スカウトサイトへの登録をおすすめします。
スカウトサービスを利用することで、企業や事務所、サイトによってはヘッドハンターから直接スカウトを受け取ることができ、ヘッドハンティングに近い転職活動が可能です。
以下で、おすすめのスカウトサイト3選をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
おすすめのスカウトサイト3選
ヘッドハンティングと同様のキャリアアップ、年収アップなどが期待できるスカウト機能を持つ求人サイト3選を、おすすめ順にご紹介します。
リーガルジョブボード

「リーガルジョブボード」は、ダイレクトリクルーティングと士業専門エージェントが融合した求人サイト。
ダイレクトリクルーティングでは、経歴を見た事務所・企業側からのスカウトを受け取れるほか、求人への直接応募や採用担当者と直接メッセージのやり取りをすることも可能です。
ダイレクトリクルーティングを利用するメリットとしては、
- 士業専門のリーガルジョブボードにしかない求人が豊富
- スカウト求人も事務所名や企業名を明示しているので、安心・信頼できる
- 求人先と直接やり取りができるので、スピーディーに話を進められる
などがあります。
さらに「リーガルジョブボード」は、自社の知財業界選任のエージェントが在籍しているため、他のスカウトサイトでは得られない貴重な情報をエージェントから聞くこともできます。
「まずはエージェントに相談だけをしたい」「弁理士の転職やキャリアに関する情報収集がしたい」という方にもおすすめです!
ビズリーチ

「ビズリーチ」は、即戦力採用・ハイクラス求人に特化した転職サイト。登録後、職務経歴書を作成することで、企業やヘッドハンターから直接スカウトを受け取ることができます。
ビズリーチを利用するメリットは以下の通りです。
- プロフェッショナル人材向けの高年収求人を多数掲載
- 企業と直接コンタクトが取れるので、効率的な転職活動が可能
- ヘッドハンターに転職について相談することもできる
弁理士向けの求人は60件ほど掲載されています(2021年10月28日時点)。
リクルートダイレクトスカウト

「リクルートダイレクトスカウト」(旧キャリアカーバー)は、リクルートが運営するハイクラス転職・求人サービス。
登録後、匿名レジュメを見たヘッドハンターや企業からスカウトを受け取ることができます。
リクルートダイレクトスカウトを利用するメリットは以下の通りです。
- ヘッドハンターがおすすめの求人を探し、提案してくれる
- 一般公開されていない仕事にも出会うことができる
- 厳選された企業からの直接スカウトを受け取れる
職種で「弁護士 弁理士」を選択して検索すると、279件ほどの求人が掲載されています(2021年12月2日時点)。
まずはリーガルジョブボードにご相談を
「リーガルジョブボード」で、弁理士専門エージェントサービスとダイレクトリクルーティングを並行してご利用いただくことで、希望に沿ったキャリアの実現をお手伝いいたします。
弁理士専門エージェントサービスでは、要望に沿った最適な求人のご提案、内定獲得のための書類添削、面接対策・面接同行、給与・休日交渉など、幅広いサポートをご提供。
「転職意欲は強くないが、自分の市場価値を知りたい」
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という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
エージェントへの相談のみを希望、情報収集がしたい、という方も大歓迎です!