土地家屋調査士
勤務先の特徴や向いている人をプロが解説

土地家屋調査士の就職先|それぞれの特徴や向いている人も解説

by LEGAL JOB BOARD 櫻木

コンサルタント

担当職種:
  • 土地家屋調査士
勤務先の特徴や向いている人をプロが解説

こんにちは。土地家屋調査士の転職アドバイザー「リーガルジョブボード」の稲田です。

今回は、土地家屋調査士の就職先を一覧でご紹介します。

「どんな人がどの就職先を選ぶべきなのか」についても解説しています。

就職先や転職先で悩んでいる調査士の方や、これから調査士になろうとしている方は参考にしてください。

▶土地家屋調査士の求人をみる

土地家屋調査士の就職先・転職先

土地家屋調査士の主な勤務先は、基本的に以下の4つです。

  • 法人事務所
  • 個人事務所
  • 測量会社

調査士の業務内容は基本的にどの勤務先でも同じで、測量や登記を行います。

とはいえ勤め先によって若干異なる点もあるので、それぞれの違いを解説します。

法人事務所の特徴や向いている人

まず、法人事務所と個人事務所の大きな違いは「登録できる調査士の人数」です。

法人は「登録できる調査士の人数が1人以上」で、一定のお金を納めれば法人化できます。

人数や支店などを広げ、規模が比較的大きいことが多いです。

特徴

規模が大きいところだと、業務を分業しているところもあり、「測量部門」「登記部門」などの部門に分かれて作業をしています。

そのため、教育制度や研修なども充分に行っているところが多い印象です。

また、安定した収入や福利厚生なども特徴だと言えるでしょう。

部門に分かれているため職務範囲が限定的になったり、また自分の希望時期に部門の異動が叶わないかもしれないことには注意する必要があります。

また在籍人数が多い法人では役職に就きづらい可能性もあるかもしれません。

あわせて読みたい記事はこちら

向いている人

  • 専門性を高めたい人
  • 安定を求める人
  • マネジメントや指導にも興味がある人

法人事務所は案件の取り扱い件数が多く、効率的に進めるノウハウなどを知ることができます。

部署にもよりますが、「効率的に業務を進めるスキル」や「マネジメント能力」が身につきます。

また、測量部門や登記部門がある法人事務所が多いため、各部門ごとの専門性は上がります。

複数名在籍しているため先輩の手法を学び、どうやったら効率よく測量できるのか、書類の整理が早くできるのかなど、そのようなノウハウを転職で活かすこともできるでしょう。

法人事務所の例

法人事務所の例ですと、「土地家屋調査士法人 中央ライズアクロス」様が挙げられます。

個人事務所の特徴や向いている人

登録している調査士は一人しかいません。

そのため、比較的規模感が小さく、法人よりはアットホームな印象を受けます。

事務所によってクライアントの幅や給与体制、社内評価の基準がかなり異なるため個人事務所への転職時には下調べをした方が良いでしょう。

特徴

法人事務所と違い、ほとんどの個人事務所は土地と建物を担当者を分けておらず担当制を取っています。

そのため、調査士としての成長スピードが早かったり、業務の幅が広がるため転職で有利になったりします。

一方で昇給における評価基準の整備を課題にしている個人事務所が多いです。

評価基準が不明確で昇給が事務所の裁量に依存しているため、給与の伸び方、幅は代表次第となるかもしれません。

あわせて読みたい記事はこちら

向いている人

  • 総合的なスキルを身に付けたい人
  • 自分から能動的に学びに行ける方
  • 成長スピードを重視している人

個人事務所なら、比較的早く一人前の土地家屋調査士となれるでしょう。

小さな個人事務所であっても一戦力として会社を引っ張る存在になれば、転職先でかなり良い条件で働けます。

ただし、個人事務所で案件が立て込むととても忙しくなります。

少ない人数で業務を効率よくこなすこと、仕事を最後までやり抜く力、全てにおいてバイタリティー溢れる人材になれることでしょう。

法人に転職しても、その力を発揮することができます。

個人事務所の例

個人事務所の例として、「境英之土地家屋調査士事務所」様が挙げられます。

測量会社

測量会社も同じで、測量会社に調査士が属するのではなくグループ化することが一般的です。

同じ会社ではないので、測量会社と併設している場合が多いです。

特徴

土地家屋調査士として働いている方の中には、測量会社が併設する事務所に所属している方も多いです。

この場合は測量の立ち合いもおこないますが、どちらかというと登記がメイン業務となるケースも少なくありません。

測量会社が国や地方自治体などをクライアントとしている場合は、規模の大きい案件を手掛けられる可能性も高いでしょう。

さらには、個人事務所に勤めるのと比べると給与や福利厚生といった待遇も手厚い傾向にあります。

向いている人

  • 測量が苦手な人
  • 前職で登記を専門的にやっていた人

基本的に業務内容は一緒ですが、測量が苦手な人や法人で登記を専門的にやってた人はかなり歓迎されると思います。

測量会社について詳しく知りたい方は弊社リーガルジョブボードまでお尋ねください。土地家屋調査士の専任アドバイザーが、リアルな情報をお伝えいたします。

測量会社の例

測量会社の例として、「株式会社ランドサーベイ」様が挙げられます。

土地家屋調査士法人白石事務所様と提携しています。

就職先についてお悩みの方はご相談ください

就職・転職でお悩みの土地家屋調査士の方は、ぜひリーガルジョブボードにご相談ください。

リーガルジョブボードには、土地家屋調査士の専任アドバイザーが在籍しており、キャリア相談から求人のご紹介、書類添削・面接対策など、手厚くサポートいたします。

ちなみに、自分で直接求人に応募するよりも、転職アドバイザー

を介して応募した方が内定の可能性が上がることはご存知でしょうか?以下の記事をぜひご覧ください。

あわせて読みたい記事はこちら

この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 櫻木

コンサルタント

担当職種:
  • 土地家屋調査士

リーガルジョブボードの土地家屋調査士専門の転職エージェント。業界的にまだまだ見えない部分が多く、なかなか本当に欲しい情報がなかなか手に入らないといったお声をいただきます。 そんな土地家屋調査士やこれから測量業界を目指したい方へ向け、正確でリアルな情報をお届けいたします。

この記事をシェアする

関連する記事

このサイトの監修者・著者