「RYUKA国際特許事務所」の職場・採用インタビュー②|所員様におうかがいしました!
by LEGAL JOB BOARD 三島善太
コンサルタント
- 担当職種:
こんにちは。 弁理士・知財専門の転職エージェント「リーガルジョブボード」の三島です。
今回は、「RYUKA国際特許事務所」の所長である龍華様および所員様3名に独占インタビューを行いました。
この記事では所員の淡谷 浩平様、波部 哲也様、高須 甲斐様に事務所について詳しくお伺いした記事です。
それぞれ特許庁、企業知財部、エンジニアと、違ったバックグラウンドを持たれる3名の先生に、RYUKAについて
- どんな事務所なのか
- 何をやっているのか
- どんな人がより活躍できるのか
をお聞きしました。
※弊社では、リーガルジョブボードに求人をご掲載されている事務所様・企業様のインタビューを行っております。
インタビューご希望の事務所様・企業様はこちらもしくは右下のチャットからお問い合わせくださいませ。
所長様へのインタビュー記事はこちら
インタビューにご協力してくださった方
九州大学 工学部 機械航空工学科 卒業後、九州大学 工学府 航空宇宙工学専攻 修了。
2010年にローム株式会社に入社し、化合物半導体素子(GaN HEMT)の開発に従事。
その後2011年にRYUKA国際特許事務所に入所し、主に半導体および電気回路の分野を担当されている。
慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 卒業後、慶應義塾大学大学院 開放環境科学専攻 情報通信メディア工学専修を修了。
2002年にキヤノン株式会社に入社し知的財産法務本部にて、発明発掘・展開業務及び国内外の特許出願・中間処理業務等に従事。
その後、2009年にRYUKA国際特許事務所に入所。
早稲田大学理工学部電気電子情報工学科修了。
2004年にパイオニア株式会社入社。
その後2008年に特許庁入庁し、審査第四部に所属。
2018年にRYUKA国際特許事務所入所。
先生方の前職と転職について
それぞれのバッググラウンド
ー先生方の経歴について教えてください。
波部先生:私は大学を出た後、ロームという半導体の会社で発明者として半導体プロセスの研究をして、その後RYUKAに入り、8年になります。
高須先生:私は大学卒業後、電機メーカーで4年間、カーナビゲーションの設計をしていました。
その後、特許庁に入庁し10年間、特許の審査をしていました。RYUKAは3年目になります。
淡谷先生:私は大学をマスターで出て、キヤノン株式会社に入社し約7年間、知的財産部に所属していました。
その後、RYUKAに転職して12年になります。
ーありがとうございます。皆様かなり違ったご経歴をお持ちなんですね!
転職について
ーなぜ転職をしようと思ったのか教えてください。
波部先生:もともと半導体に関わる仕事で、英語を使うグローバルな仕事をしたいという希望がありました。
前職でプロセスについて調べていると、特許に関わることも多くて。そこで特許について興味を持ち、転職を考えました。
高須先生:特許業界に転職を考えたきっかけは、技術者の立場を向上させたいという思いからです。
技術者の父親に憧れてエンジニアになりましたが、働いている中でエンジニアという職は、難しく大変な仕事をしているのに、その評価が日本ではまだまだ低いという現状を実感しました。
そこで、特許制度を利用したら少しでも変わるのではないか、と考えました。
特許業界に入るなら、まずは特許を一番知れる特許庁だと思いました。計10年間務め、その後RYUKAに転職しました。
淡谷先生:大学の研究で特許に関わる機会があり、特許って面白いなと思ったことをきっかけでキヤノンへ入社しました。キヤノンは400~500人規模の知財部員がいる環境で、知財部の力が強いことで有名です。
6〜7年勤め、職場への不満等は特になかったのですが、より幅広い技術分野関に関わったり、新しい会社や知財の経験が少ない会社が知財を構築するサポートしてみたいと考え始め、転職を考えました。
RYUKA国際特許事務所について
外側から見たRYUKAの魅力
ー転職先がRYUKAだった理由はありますか?
波部先生:RYUKAなら自分のやりたいことが実現できるのではと思ったからです。
RYUKAは海外との取引きも多い事務所なので、グローバルな仕事をしたいという自分の希望が叶う環境だと思いました。実際に今は多くの海外顧客を相手に仕事ができています。
高須先生:特許庁に勤めている間、色々な特許事務所と関わりましたが、特許事務所は主体性の有無で大きく二つに分かれると感じていました。
そんな中、RYUKAは特に主体性が強い事務所という印象で、私にはそこがとても魅力的でした。
淡谷先生:RYUKAのブレインストーミングの手法や、いい意味で主体性が強いところに魅力を感じました。一番最初に説明会に参加したのがこの事務所でしたが一発目で決めました。
内側から見たRYUKAの魅力
ー現在行っている業務内容について教えてください。
波部先生:特許の権利化業務がメインですが、チームメンバーの教育、そして頻繁にディスカッションも行っています。大体7割が自分の業務で3割がメンバーとのディスカッション等に時間を当てています。
外国案件の対応では、所内の米国弁護士と英語でディスカッションも行うこともあります。RYUKAはディスカッションを大事にしている事務所です。ディスカッションのスキルも高められますし、その中で新しい発見もできます。ここもRYUKAの一つの魅力ですね。
高須先生:外国クライアントの中間業務や国内クライアントの出願の明細書を書いたりしています。また、特許ビジュアライゼーションのご依頼から生まれた案件も多く対応しています。
この特許ビジュアライゼーションでは「この技術で特許を出したいけど、具体案が決まっていない」というお客様に向けて、世の中に出ている特許を調査したり、発明者とのディスカッションを通じて、より価値の高い権利取得を支援するサービスです。
そこから出願のご依頼をいただくこともあります。積極的なアプローチ方法はRYUKAの特徴が色濃く出ています。
淡谷先生:国内案件も外国案件も取り扱っていますが、現在は、国内顧客の出願業務の割合が多いです。
専任している顧客が知財活動を積極的に行なっており、発明の創出及び展開に尽力しています。同時に後輩の指導にもあたっています。
コロナの影響で今はクライアントとのミーティングはオンライン上で行うことが多いですね。RYUKAでもテレワークの導入を積極的に進めてきました。
RYUKA国際特許事務所の雰囲気
ー所内の雰囲気を教えてください。
高須先生:RYUKAはとてもコミュニケーションが多い環境だと思います。
普段から所員同士の交流も多いですし、チーム制でディスカッションを頻繁にしていることもあり、クライアントから発明を聞き出す力がついたというのはメリットだと思います。
波部先生:仲間内でフットサルや飲みに行ったりもしていますよね。
高須先生:波部さんとは同じチームで知財業界フットサル大会に出たりしています。
淡谷先生:所長のクルーザーでクルージングしたこともありましたね。所長が海好きで、事務所でタモリカップに出場したこともあります。
ープライベートでもおつきあいのある方もいらっしゃる関係性なんですね。
職場環境に慣れるまでにどれぐらい時間がかかりましたか?
波部先生:私の場合は、入所時のリーダーが良い方だったということもあり、対人関係で苦労はした記憶はないですね。業務以外に弁理士資格取得に向けて勉強をしていたので、忙しくて大変でしたが。。
高須先生:入所前に忘年会に誘ってもらったり、フットサルを一緒にやったり、すでに親交が深まっていたので、職場にはすぐ慣れることができました。
淡谷先生:フランクだったので馴染みやすかったですね。業務上では、最初の1年くらいは目標を達成するのが大変だったかもしれません。
昔は厳しさについていくことができずに辞めてしまう人もいましたが、今はサポート体制も充実していると思います。
ー働き方で気に入っている点はありますか?
波部先生:アウトプット重視での評価をしてもらっているので、自分にとっては働きやすい環境です。自由に休憩もできたりするので良いですね。
コアタイムはありますが、比較的自分のペースで仕事ができるのはいいところだと思います。
ー今の事務所で大変だったことや辛かったことはありましたか?
淡谷先生:思い返してみると、最初の頃が大変でしたね。目標達成ができるようになるようになるまでは厳しかったです。
でも、慣れてくると自由にやらせてもらえますし、成長もできていると感じています。
お客様からの信頼を得て、数多くの仕事を依頼してもらえるようになり、非常にやりがいをもって業務に取り組んでいますが、依頼が重なって通常時の2~3倍の仕事をこなさなければならないときもあります。そういう面での大変さもありますが、自身の成長に大きくつながっていると思います。
この事務所のいいところとして、忙しい状況下にあっても、品質を落とさないという仕組みが確立しています。品質を落とさず、スピーディーに仕事をこなすスキルが身につきやすい。
高須先生:期限のある仕事なので、こちらでスケジュール管理ができないこともあり、大変だと感じることがあります。お客様から期限の直前に連絡がきて、プレッシャーで神経を削ることもあります。
その反面、処理能力は高められると思います。
波部先生:私の場合は弁理士試験との両立です。業務の目標値も上げていて、更に試験勉強も仕事の合間にしていたのですが、試験でその成果が出せなかった時は辛かったです。
他の所員に相談したりコツを教えてもらったり、モチベーションを維持するようにしていました。
ー厳しい状況でもそれをプラスにとらえる風土が見受けられるエピソードですね!
このようなところもRYUKAの所員さんらしさなのかなと思います!
所長について
ー普段、職場で所長と話すことはありますか?
高須先生:人によると思いますが、私は所長と話すことが多い方かもしれません。プライベートでもヨットに一緒に乗ったりスキーに行ったりしましたね。
淡谷先生:ワンフロアで仕事をしていているので、話しやすい環境だと思いますよ。
ー所長の事務所や所員に対する思いや考えについてはどう思いますか?
高須先生:所長は常に新しいことを導入しようする方です。今回のコロナでも、テレワークをすぐに導入しましたし、常に改善をしようとしているのが所員にも伝わってきます。
波部先生:所長がやりたいと思ったことはドンドン進むので、やろうとしたことの実現度は高いと思います。所長が所員に対してアンケートを取ることもありますね。
今後の展望
ー今後のキャリアプランを教えてください。
波部先生:好きなことをやらせてもらっていて満足はしていますが、今後はチームを大きくして、そして事務所全体の人数も増やして、TOP10の事務所を目指したいですね。
高須先生:私が弁理士を目指したきっかけは技術者に寄り添いたいという思いがあったからです。今後もその姿勢は崩さず、困っている人を助けられる弁理士になりたいです。
淡谷先生:一番は担当しているお客様の知財力を高めるということを引き続きやっていきたいです。
もう一つは近い将来、自分のチームを作って全体の人数も増やし、そしてお客様から頼っていただける事務所にしたいと思っています。
ーこれからどうなりたいか、事務所をどうしていきたいかなどありますか?
高須先生:事務所の知名度を上げたいですね。特許ビジュアライゼーションなどアピールポイントは多いと思います。RYUKAを知ってもらうきっかけを沢山作っていけたらと思っています。
人数が全てではないですが、採用活動にも積極的に取り組んでいます。
波部先生:品質を維持するために、リーダーとメンバーのディスカッションの時間を大切にしているので、教育には時間をかけています。
ディスカッションにより品質を高める文化を維持しつつ、同時に人数を増やしていきたいですね。
採用について
ー働いてみて、どういう人材が貴所に向いていると思われますか?
逆にどういう人材が向いてなさそうでしょうか?
淡谷先生:所長はとにかく前向きで、改善することが大好きなんです。だから現状に甘んじず、常に改善したいと思える人は向いていると思います。
それから、RYUKAはアウトプット重視の文化があるので、やったらやった分だけの報酬が与えられる。報酬が与えられるなら頑張れるという方には向いている事務所なのではないかなと思います。
逆に、あんまり頑張りたくないな、現状維持がしたい人には向かない職場かもしれません。
淡谷先生:RYUKAは昔、厳しいとよく言われたていましたが、その評判は実際より厳しめな気がします。ブラック事務所なんて言われたりすることもありましたが(笑)、そんなことはないですよ、ということは伝えたいです!
3名の所員さんからのメッセージ
ー最後に転職を考えている読者に一言お願いします。
波部先生:弁理士の仕事は最先端の技術や法律、そして英語にも携ることができる職業です。仕事をしていて面白いと感じられると思います。
RYUKAはテレワーク制度をすぐに取り入れるなど、常に改善を試みています。今後もっと働きやすい事務所になるのではないかと思っています。
高須先生:特許庁で審査官をしている時に、非常に多くの事務所とやりとりをさせていただきました。その経験を経て、RYUKAに決めたということを伝えたいですね。
電話の応対や明細書の書き方など、一番魅力的に感じた事務所です。成長したいならRYUKAをオススメします。
淡谷先生:RYUKAは給料は良いけど厳しい、とよく言われます。
その厳しいとは能力を高めるために求められる努力の量が多い事務所という意味だと思います。でもそれはこの業界で大切なことだと思います。
仕事ができることがわかりやすく強みになる弁理士の仕事において、RYUKAでやっているディスカッションや明細書の品質チェックは、早く能力を向上させたい方にはとてもいい環境だと思います。
この業界で早く一人前になりたいという方は、RYUKAに興味を持っていただけたら嬉しいですね。
ーありがとうございました!
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