弁理士・知的財産業界の転職エージェント6選|利用のメリットや注意点も解説
by LEGAL JOB MAGAZINE 編集部
編集部
本記事では、「弁理士・知財職種が利用すべき転職エージェント」を厳選してご紹介。エージェントの特徴がわかる一覧表も掲載しています。
本記事の内容が皆さまの転職活動の一助となれば幸いです。
この記事の目次
それでは早速、弁理士・知財業界の方向けの転職エージェントサービスをご紹介します。
LEGAL JOB BOARD(リーガルジョブボード)
「リーガルジョブボード」は、弁理士・特許技術者・特許事務・企業知財部に特化した転職エージェントサイトです。
求人数は公開・非公開合わせて約700件以上と業界トップクラス。特許事務所・企業知財部ともに、求人が豊富に揃っています。
リーガルジョブボードは、弁理士・知財業界を専門としたエージェントの中で、さらに職種ごとに担当が分かれているのが特徴です。業界・職種に精通した転職エージェントが必ず担当に付くため、
- エージェントによるサポートの質が高い
- 未経験の方の転職支援実績が豊富
- 経験者の年収アップを目的とした転職支援も可能
といった強みがあります。
またリーガルジョブボードに掲載されている求人は、転職エージェントが「職場の雰囲気」「教育体制」「在宅勤務の実施状況」などを事務所・企業に直接確認。そのため求人票では分からない詳しい情報まで、転職エージェントから聞くことができます。
応募書類の添削、各事務所の採用選考に関する情報共有なども行なっており、一貫した手厚いサポートが受けられるサービスです。
▼転職事例
①40代 / 男性 / 弁理士
残業の多さから転職を決意。フルリモートも可能な特許事務所に転職。
②30代 / 男性 / メーカー勤務
知財業界が未経験にもかかわらず、大手特許事務所に弁理士として転職。
③35代 / 男性 / 研究職
弁理士を目指しながら、大手特許事務所に特許技術者として転職。
④30代 / 女性 / 特許事務
育児をきっかけに働き方を見直し、在宅勤務ができる特許事務所に転職。
知財お仕事ナビ
「知財お仕事ナビ」は、株式会社知財塾が運営する知財業界専門の転職エージェントサービスです。
主に若手知財実務家や業界未経験の研究開発者を対象に、転職支援を行っています。知財塾ゼミなどを通して業界との繋がりがあり、知財業界の知識やキャリアについてアドバイスを受けることができます。XやFacebookなどのSNSでの情報発信も行っています。
JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、主に企業の管理職に特化した転職エージェントサービスです。
管理職や技術・専門職の高収入の求人を取り扱っています。ただし、他社求人よりも比較的、高度なスキル・経験や仕事をこなす体力が求められる印象です。そのため、実務経験が豊富で高収入を目指したい30代前後の方に適しているでしょう。
https://www.jac-recruitment.jp/
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、リクルートが運営する転職エージェントサービスです。
「弁理士」と検索すると284件、「知財部」と検索すると98件の公開求人が掲載されています(2024年6月時点)。知財部に転職したい方や、経験が少なくても応募できる求人を探したい方は利用してみると良いでしょう。
doda
「doda」は、パーソルが運営する求人情報・転職サイトです。エージェントサービスやスカウトサービスなども利用できます。
エージェントサービスでは、キャリアカウンセリングや求人紹介などを実施。職種を「弁理士・特許技術者」に絞り込むと234件の求人が確認できました(2024年6月時点)。知財部を含め、幅広く求人を見たい方に適しているでしょう。
ビズリーチ
「ビズリーチ」は、幅広い職種・求人を取り扱うハイクラス向け転職サイトです。
企業やヘッドハンターから、直接スカウトを受け取ることができます。経営幹部・管理職などのプロフェッショナル向けの高年収求人が豊富にそろっています。職種で「弁理士」を選択すると、91件の求人を確認できます(2024年6月時点)。
【まとめ】弁理士・知財業界 おすすめの転職エージェント
ここまでご紹介した「弁理士・知財業界の方向け転職エージェント」の中でも、特におすすめなエージェントサービスを一覧にまとめました。
エージェント
サイト
転職エージェントの選び方
転職エージェントを選ぶ際に、チェックいただきたいポイントを詳しく解説します。
弁理士・知財業界に精通したサービスか
弁理士・知財業界に特化したエージェントは、業務内容などの知識から求人先の内情まで、情報を十分に把握しているので安心して利用できます。
一方で、業界に精通していないエージェントを利用すると、希望条件や業務内容などの意思疎通が取りづらい、最適な求人を紹介してもらえない、といったことが起きる可能性も。
弁理士・知財業界は特に専門性が高いため、業界に精通したサービスを利用するのがおすすめです。
エージェントの質は高いか
具体的には、メールでのやり取りや電話口での受け答え、初回相談時の対応などを参考に、質の高いエージェントを利用するのがおすすめです。
また、求人紹介や書類添削といったサポートの質も重要な判断基準となります。
エージェントの対応に違和感・不安を覚える場合、利用するサービスや担当エージェントの変更を検討するのがおすすめです。
求人数が充実しているか
当然ながら、求人数が多いほど、転職・就職先の選択肢は広がります。
また、求人数には業界内での認知度や信頼度も関係しています。求人数が充実しているサービスは、業界内での認知度・信頼度が保障されていると考えて良いでしょう。
補足として、自身の希望に応じて、特許事務所と企業知財部の求人割合をチェックするのもおすすめです。
転職エージェントを利用する3つのメリット
弁理士・知財業界の転職で、エージェントを利用するメリットを紹介します。
①自分に合った求人を紹介してもらえる
弁理士・知財業界に特化した転職エージェントであれば、業界や業務に関する知識が豊富なため、的外れな求人を紹介されることは基本的に無いでしょう。
むしろ、これまでの経験や希望に沿って、最適な求人を紹介してもらうことができます。自力で求人探し・情報収集をするよりも、効率よく希望に合った求人や職場に出会えるはずです。
②スムーズに効率よく転職活動が進められる
転職エージェントを利用することで、求人提案や書類添削、面接調整など一貫したサポートを受けられるため、転職活動をスムーズに進めることができるでしょう。
転職活動では比較検討が重要になるため、複数の選考をできるだけ同時並行するのがベターです。しかし、自力で複数の選考を受けるのは簡単ではありません。
求人探しや応募書類の作成、選考などを一人で行うのが不安な方や、プロからのサポートを受けたい方は、ぜひ転職エージェントの利用をご検討ください。
3. キャリア相談・キャリアパス策定ができる
転職はキャリアにおける大きな転機です。転職エージェントと話すことで、キャリアパスや自身の希望について考えを整理し、今後の方向性を定めることができるでしょう。
実際に、リーガルジョブボードでは、ご登録後に転職理由や希望、今後のキャリアについて伺うヒアリングを実施しています。そのうえで、最適な求人をご提案し、キャリア実現のお手伝いができるよう努めています。
将来の目標は定まっているが、どのようにキャリアを積んでいくべきか分からないといった方も、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントを利用する際の注意点・デメリット
転職エージェントの利用には多くのメリットがある一方、知っておきたい注意点もあります。
まず、利用するサービスによっては、「担当エージェントと相性が合わない」「専門性に欠ける」といったケースがあり得ます。そのような場合、担当者の変更を検討されるのが良いでしょう。多くのサービスでは、担当者を変更することができます。
そして、最も注意したいのが、求人への応募や内定受諾を強引に勧めてくるエージェントです。無理に求人応募や内定受諾を迫られていると感じた場合は、担当者変更や利用するサービスの変更をすべきでしょう。
弁理士・知財業界の求人例
▼在宅勤務可|電気系中規模特許事務所
年収:600万円~1,200万円
業務内容:国内出願から外国出願まで幅広い業務経験を積むことができる電気・ソフト系の中規模特許事務所です。在宅勤務も可能で、自分に合ったワークライフバランスで働ける事務所。
▼未経験者歓迎|大手機械メーカー
年収:500万円~900万円
業務内容:大手機械メーカーの知財部にて発明発掘、訴訟対応等の業務を行っていただきます。外国との取引も多いため、ビジネスレベルの英語力が必要。未経験者も歓迎。
▼創設100年│有名大手特許事務所
年収:520万円~800万円
業務内容:多数の大手企業と取引があり、安定した依頼件数を確保。設立100年以上の歴史ある大手特許事務所です。国内や外国への商標出願業務経験者募集。
転職に関してよくある質問(Q&A)
Q1. 業界未経験で資格も持っていませんが転職できますか?
はい、可能です。未経験や資格なしでも応募できる求人も十分にありますので、ご安心ください。
リーガルジョブボードでは、弁理士・知財業界の求人を豊富に取り揃えているほか、未経験の方のキャリア相談やキャリアパス策定などのお手伝いもしております。
弁理士・知財業界の情報収集がしたい方や、転職を迷っている方も、ぜひ一度ご相談ください。
Q2. 弁理士の転職で年齢がネックになるのは何歳からですか?
未経験の場合は、35歳が一つの目安になります。一方で経験者の場合は、年齢による影響はほぼないでしょう。
これには、弁理士・知財業界では、年齢よりも経験・スキルが重視されることが関係しています。実務経験があれば、30~40代はかなり転職がしやすく、50代でも転職可能です。
年齢や経験・スキルの関係で、転職できるか不安な方は、リーガルジョブボードにご相談ください。弁理士だけでなく、特許技術者・特許事務・知財部の方も歓迎です。
Q3. 非公開求人とは何ですか?なぜ非公開なのですか?
非公開求人とは、サイト上に公開されていない求人や、応募先の名前が伏せられている求人を指します。
中には、非公開求人に不信感を抱く方もいらっしゃるかもしれません。しかし、非公開求人は重要ポストや好待遇の求人である可能性が高いのです。
求人が非公開になる主な理由としては、経営にかかわる重要ポストであることや、求人を出していることを所員・社員に知られたくないことなどがあります。