キャリア30年の特許事務員が語る「弁理士法人IPXを選んだ理由・働く魅力」とは?
by LEGAL JOB BOARD 正田
コンサルタント
- 担当職種:
こんにちは。特許事務の転職エージェント「リーガルジョブボード」の正田です。
この度、リーガルジョブマガジンで初となる特許事務インタビューを実施いたしました。
今回ご協力いただいたのは、弁理士法人IPXで特許事務として働く橋本真里さんです。橋本さんは、某特許事務所で26年にわたって特許事務として勤めた後、4年前に弁理士法人IPXに入社されました。
この記事の目次
26年勤めた特許事務所から弁理士法人IPXへ
橋本さんは新卒で大手食品メーカーに就職。5年半勤務し、都内の特許事務所に転職。26年にわたって特許事務としてご活躍された後に、弁理士法人IPXに転職されました。
事務所が閉業するまでの時間は限られていますし、さらに26年同じ職場にいて、まともに転職活動をしたことがなかったので不安でしたね。
食品メーカーの総務職から(26年勤めた)特許事務所に転職した当時は、転職サイトなんてなかったので、新聞の3行程度の求人広告を見て、よくわからないけど応募してみるという感じでした。
最初の転職では専門性の高い仕事に就きたかったので、法律事務所への転職を考えていましたが、法律事務所の求人があまり見つからず…。特許事務所もいいかもしれないと考えて幅を広げました。ただ、具体的な業務や必要な能力などのイメージが湧かず、内心は不安でいっぱいでしたね。
特許事務として働き始めたのは偶然のようなものでしたが、働くうちに「この仕事面白いな」と感じるようになりました。やりがいもある仕事なので、二度目の転職でも特許事務所へ転職したいという思いがあり、情報収集から転職活動を始めました。
弁理士法人IPXを転職先として選んだ理由
ちょうど転職活動の時期がコロナ禍とかぶったのですが、やはり紙ベースで書類を管理している特許事務所が多くて。紙にずっと頼っているのがちょっと不安というか…。必ず出勤しないと仕事ができない点も、当時はコロナ禍だったこともあり、不安に感じたんです。
IPXはペーパーレスな業務フローが確立されている点に魅力を感じました。また、私はわりとパソコン操作が得意だったこともあり、転職時にはそこをアピールしていこうと思っていたので、IPXが合うのではないかと思ったんです。
一方で「ハイテクすぎる事務所だったらどうしよう」という不安が少しありましたが(笑)、入ってみたら私でも問題なく適応できる環境だったので安心しました。
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具体的な業務内容・1日の流れは?
いわゆる外内・内内事務ですね。出願手続き~権利化までの対庁手続き、年金管理、顧客への提出書類の納品、請求書発行などを行っていますよ。
IPXにはベンチャー企業から大手企業、大学まで、多様なクライアントがいらっしゃいます。そのような環境で、出願〜年金まで一貫してクライアントごとに担当するため、特許・商標・意匠に携わることができるんです。
1日の流れはざっくりですが以下のような感じです。
▼橋本さんの1日の流れ
08:50 出社、メールチェック、期限チェック
09:30 顧客へ期限案内・問合せ対応、特許庁提出書類作成
12:30 昼休み
13:30 受領した郵便物対応
15:00 特許庁へ書類提出、請求書作成、顧客へ完了報告
16:30 郵便物発送
17:00 期限管理データベース更新
18:30 退社
特許事務の残業減につながるIPX独自の取り組み
一般的な特許事務所では、特許事務が出願ボタンを押すことが多いのですが、IPXでは特許事務頼りにならない仕組みが取り入れられています。出願のための待機による残業がないのは嬉しいですね。また、出願時のミスが発生しないよう、IPXでは独自の機械的な処理(システム)を挟んでいます。
また、ペーパーレスで業務フローが考えられていることと、業務に役立つ新しいソフトやツールがあれば情報共有したり、良いアイデアがあれば変えていこうという雰囲気があるので、業務改善の提案がしやすいです。
前職の特許事務所は個人事務所で、所長の意向が優先される傾向にありました。業務効率化を図りたくても実現が難しかったり…。
でも、IPXは新しい物事が受け入れられやすくて。「こういうのやったらどうですかね?」と提案すると「面白そうだからやってみて報告をお願いします」といった返事が返ってくることが多いんです。風通しが良く、意見が受け入れられやすい職場だと感じます。
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完全フレックス&在宅勤務でプライベートも大切に
IPXは元々ペーパーレスの業務フローが根付いていたので、コロナ以降も特許事務も含めて在宅勤務が継続されています。そういった点で特に、良い意味で前職とのギャップを感じたかもしれません。
また、完全フレックスなので、勤務時間の途中で抜けて日中に趣味のいけばな教室に通うことができているのは、かなりメリットに感じています。些細なことですが、在宅勤務だと仕事の合間にちょっとした家事や宅配便の受け取りができるのもありがたいですね。
※趣味の生花が良いリフレッシュになっているという橋本さん
IPXは所内全体で在宅勤務の体制が整っているので、特許事務も自宅で仕事がしやすいです。完全フレックスを活用して、中抜けしたり、早めに仕事を始めて早めに上がったり、自分のプライベートのスケジュールとの調整がしやすいのもメリットじゃないかと思います。
所内の雰囲気やコミュニケーションについて
特許事務は週2回出社が基本ですが、個人の都合によって、出社日数は柔軟に調整することができます。ただ、郵便物などの対応は必要なので、交代で誰かしらが出社するようになっていますね。お互い調整しながら、在宅勤務をしています。
在宅勤務が定着していることもあり、滅多に出社されない方が出社された際などは特に、ランチでコミュニケーションを取ることが推奨されています。複数人でのランチに補助が出る制度もありますよ。
※橋本さんと所員の皆さまのランチの様子
また、社内のイベントに関しては、忘年会は対面でしたが、新人歓迎会はオンラインでやることが多いです。遠方にいる方やお子様がいる方、お酒の場が苦手な方でも気軽に参加いただける雰囲気で、みんな楽しんでいます。
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橋本さんが思う特許事務に向いている人・仕事のやりがい
多少大雑把な方でも向いている可能性があると思いますし、変に細かい人が向いていますとは言いたくなくて。
特許事務はスピード感なども重視されますが、何よりも根気よく作業できる方が向いていると思います。もちろん専門性が高く覚えることが多くありますが、一般事務とそこまで大きく変わらないと個人的には感じます。
特許事務ならではの求められるスキルとしては、期限内でうまく仕事を進めていく必要がある点でしょうか。神経質すぎると自分を追い詰めてしまうので、優先順位を考えつつ、柔軟に仕事をしていくのが良いと思っています。いつも心のゆとりを持っていられる方は向いているかもしれませんね。
調べるのは大変ですが、調べることで理解が深まったり、知識が増える楽しさがあります。以前は全然気にしていなかった商品やそのパッケージなどに、特許・商標・意匠が関わっていると気づくと、自分の担当業務との繋がりで世界が広がっていく感じがあるんです。
橋本さんの英語力や勉強方法は?
前職の特許事務所では、大体のやり取りや書類などがテンプレート化されていたので、ハイレベルな英語力がなくてもそこまで困らなかったですね。
むしろ、IPXに転職してからの方が英語力の必要性を感じて、TOEICの勉強や英作文の勉強をしています。
特許事務を目指される方で英語を勉強するのであれば、やはりTOEICや英文レター関連のテキストになるかなと思います。
最後に
最後に、弁理士法人IPXが気になっている方に一言いただけますでしょうか?
業務面はもちろんですが、職場の人間関係・付き合い的な面でも、各々の意志が尊重されていると感じます。
IPXでの働き方を魅力に感じていただけたのであれば、ぜひご応募を検討いただければと思います。
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