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知財業界の課題を解決!株式会社みらい翻訳が特許専用AI 自動翻訳モデルをリリース!

知財業界の課題を解決!株式会社みらい翻訳が特許専用AI 自動翻訳モデルをリリース!

by LEGAL JOB BOARD 三島善太

コンサルタント

担当職種:
  • 企業知財部
  • 弁理士
  • 特許技術者
知財業界の課題を解決!株式会社みらい翻訳が特許専用AI 自動翻訳モデルをリリース!

株式会社みらい翻訳が、2023年10月に特許翻訳に革命をもたらす特許専用AI 自動翻訳モデルをリリースし話題になりました。皆さんはご存じですか?

ワンクリックで特許文書の書式やルールを維持した正確な翻訳の出力が可能となる、
この革新的なサービスで、特許文書の翻訳業務の生産性を劇的に向上させ、知財業界に新たな可能性をもたらすとして注目を集めています。

今回、開発元である株式会社みらい翻訳のCEO兼CTOである鳥居大祐氏が、このサービスの開発背景や目的について教えてくださいました。
お得なキャンペーン情報も教えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください!

サービスの概要や開発の背景・目的について

Q:サービス・製品の概要について教えてください。

特許関連文書の翻訳において重要な、特許文書特有の表現・用語や翻訳の逐語性を前提とした特許専用AI自動翻訳モデル(提供言語:日本後⇔英語)です。ワンクリックで汎用型モデルと特許専用モデルとを切り替えることができ、特許文書の書式やルールを維持した正確な翻訳の出力が可能です。 ※みらい翻訳のAI自動翻訳サービス「Mirai Translator®」の「ワード数限定プラン」または「FlaT」を契約することで利用すりことができます。

Q:サービス・製品の特長はどんなところにあるのでしょうか?

次の2つが特徴だと考えています。
①NTTの特許コーパス3億文を学習して構築した特許専用翻訳モデル であること
②プロの翻訳者・企業知財部担当者による比較評価において最高評価を獲得していること

Q:サービス・製品の目的、開発背景などを教えていただけますか?

グローバル化を背景に日本企業の外国特許出願数は増加を続け、これに伴い特許文書の翻訳需要が高まりを見せています。 

業務効率化の観点から、業界関係者からは自動翻訳の活用を求める声が度々あげられていましたが、特許文書には独特の書式や表現、ルールがあり、高度に専門的な翻訳スキルが必要となるため、従来の汎用型モデルでは、自動翻訳後の人手による修正コストが高く、効率化が期待できなかったことから、特許翻訳の実務導入は実現しない状態が長く続いていました。

このサービスをどんな方々に使ってほしいのか?

Q:主にどんな方がサービスのターゲットになるのですか?
企業の知財部・法務部、特許事務所、弁理士、特許翻訳者の方などに使っていただきたいです。

Q:このサービスを使用したユーザーから、どのようなフィードバックをもらえると嬉しいですか?

特許文書は、数ある産業文書の中でも非常に専門性が高く特殊な領域であると認識しています。これを踏まえ、本モデルの開発にあたっては、良質な対訳を学習データとして用いるとともに、特許文書として適切な表現・用語で訳出されるよう細部にわたりチューニングを行いました。先行して試験利用していただいた企業の方からは高く評価いただいていますが、より多くの方にご利用いただき、実務に関わる方の目線から適切な翻訳ができているか、ひいてはそれにより従来の翻訳手法(人間翻訳・AI翻訳問わず)と比べて時間・コストの削減やその他の効果が得られたかをお聞かせいただければ嬉しく思います。

開発で苦労したことや今後の展望について

Q:開発するにあたって苦労したことを教えてください。

AI翻訳においてもっとも重要視される項目の一つが翻訳精度ですが、高い翻訳精度を実現するには、高品質かつ膨大な量の対訳データをAIに学習させる必要があります。量に関しては公開情報を収集することでカバーできる側面もあるのですが、その場合必ずしも正確な対訳であるとは限りません。不正確な情報が多く含まれたデータによる学習は、かえって翻訳精度の低下を招く可能性もあります。

一方で、人間の目による確認を通じて正確であることが確認できる対訳データは、各事業会社の内部に非公開情報として点在しており学習用に収集するのが困難であること、一社あたりの保有量が少なくAIの学習に十分な量でないことが課題でした。

今回、NTTドコモを親会社に持つことを活かし、NTTから良質かつ大量(3億文)の特許文書の学習データの提供を受けたことにより、上述の課題を解決することができました。NTTは古くから自然言語の研究を行っており、良質かつ膨大な量の産業文書の蓄積を有する国内有数の組織です。 また当社は製薬モデル(協力:製薬企業)や、法務・財務モデル(協力:アンダーソン・毛利・友常法律事務所)を開発・提供してきた実績もあり、この際に得た分野特化モデル開発の知見を活かすことで、特許モデルの開発を実現することができました。

Q:今業界として抱えている課題に対して、会社としてどのように貢献していきたいですか?

グローバル化に伴い外国出願のニーズは高まる一方で、その過程において必ず発生する翻訳にかかる費用が、企業にとっては慢性的に生じる大きな負担となっています。実用に足る専門性の高いAI翻訳を提供することで特許翻訳に関わる方の生産性向上に寄与し、日本企業の国際的な競争力向上に貢献したいと考えています。

Q:サービス開発にかける思いや、リリースされた今の気持ちを教えてください!

このたび、実務導入可能な精度の特許専用AI自動翻訳モデルの開発に成功できたことを大変嬉しく思います!この特許専用AI自動翻訳モデルにより、外国特許出願に掛かる工数やコストの削減を実現し、グローバル市場における日本企業の知財戦略に貢献したいと考えております。

Q:今後のサービス展開やどんな製品にしていきたいか、今後の展望を教えてください。

広くビジネスでご利用いただける汎用型AI自動翻訳モデルの更なる精度・機能向上と並行して、専門性の高い分野における特化型AI 自動翻訳やカスタムAI 自動翻訳の研究・開発を進めていく予定です。

Q:知財業界に対しての今後の展望があれば教えてください。

少子高齢化による労働力減少を見据え、生産性を高めつつ競争力を維持することは日本企業にとって喫緊の課題であり、この中でも知財活動は、企業の独自技術を保護し活用するために欠かすことのできない重要な位置づけであると認識しています。今回リリースした特許モデルは、知財活動の生産性向上に寄与できる精度の高さを実現できたと確信しており、今後は、弊社サービスのみにとどまらず、既存の知財関連サービスとの連携も模索していく所存です。

最後にキャンペーン情報について!

Q:リリースに関連するイベント、キャンペーン情報はありますか?

A:本モデルを含め、全ての機能を14日間無料で利用できる無料トライアルをご用意しています(https://miraitranslate.com/free-trial/ ※法人のみ、個人へは現在提供していません)。

ありがとうございました。
今回ご紹介した、みらい翻訳社の特許専用AI 自動翻訳モデルは、知財業界に革新をもたらす画期的なサービスです。知的財産の保護と活用において、これまで以上の効率性と精度を提供することで、日本企業のグローバル競争力向上に貢献することが期待されます!ぜひ気になった方は、無料トライアルを試してみてください。

この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 三島善太

コンサルタント

担当職種:
  • 企業知財部
  • 弁理士
  • 特許技術者

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