弁理士
「深見特許事務所」の職場・採用インタビュー②|所員様におうかがいしました

「深見特許事務所」の職場・採用インタビュー②|所員様におうかがいしました

by LEGAL JOB BOARD 三島善太

転職エージェント

担当職種:
  • 企業知財部
  • 弁理士
  • 特許技術者
「深見特許事務所」の職場・採用インタビュー②|所員様におうかがいしました

※本記事のインタビューは2021年1月13日に行われました

こんにちは。知財の転職エージェント「リーガルジョブボード」の三島です。

今回は「深見特許事務所」の所員様に独占インタビューを行いました。

この記事は深見特許事務所について詳しくお伺いした記事です。

  • どんな事務所なのか
  • 何をやっているのか
  • どんな人がより活躍できるのか

などについてお聞きしたので、応募や選考を考えている方はぜひご覧ください。
※本記事のインタビューは2021年1月13日に行われました

※弊社では、リーガルジョブボードに求人をご掲載されている事務所様・企業様のインタビューを行っております。

インタビューご希望の事務所様・企業様はこちらもしくは右下のチャットからお問い合わせくださいませ。

インタビューに協力してくださった方々

内山 泉先生

1996年に大阪大学理学部化学科を卒業。
別の特許事務所で1996年から2008年まで勤められ、2009年に深見特許事務所に入所。
主に化学・バイオ分野の特許案件を担当されている。

小田 晃寛先生

1998年に大阪市立大学理学部物質科学科を卒業。
その後、2000年に大阪市立大学大学院物質分子系専攻修士課程修了。
2000年にTDK株式会社に入社してパソコンのハードディスクドライブの電子部品の研究開発を6年間担当され、その後、同じ会社の知的財産部で5年間勤められ、2011年深見特許事務所に入所。主に機械材料分野の特許案件及び意匠案件を担当されている。

勝本 一誠先生

2003年に京都大学工学部電気電子工学科卒業。
その後、2005年に京都大学大学院工学研究科電子工学専攻修士課程修了。
2005年にシャープ株式会社に入社され、4年半ほど液晶ディスプレイの設計の開発を担当された。その後、同じ会社の知的財産部で1年半ほど務められ、2011年深見特許事務所に入所。
主に電子・電気分野の特許案件を担当されている。

荒田 秀明先生

2003年に大阪市立大学工学部知的材料工学科卒業。
その後、2005年に大阪市立大学大学院工学研究科機械物理系専攻修士課程修了。
2005年に特許庁に入り、小型スイッチや照明器具などの審査を担当。
その後、別の特許事務所に2011年に入所され、2018年に深見特許事務所に入所。
主に、機械・材料分野の特許案件を担当されている。

転職について

より大きな事務所で!

ー深見特許事務所になぜ転職しようと思ったのかを教えてください。

内山先生:事務所の大きさというのはまず魅力を感じたところでした。

具体的には、幅広い技術分野や多種多様の出願人の案件を扱っていたり、経験豊富な弁理士の方が多く在籍されていて、そういう事務所であれば、自分自身の得意分野を伸ばしたり、新しいことにチャレンジできる環境が得られると思えたので応募いたしました。

最終的に決め手となったのは面接の雰囲気ですね。
弁理士の方も、応対してくださったスタッフの方も、とても温かい雰囲気だったのでここで働きたいという気持ちを持ちました。

小田先生:私が転職したのはリーマンショックの後で、そのとき多くの会社が厳しい状況にありました。

だから転職先は、不況のときでも経営が比較的安定している事務所が良いと思い、国内外を含め多様な業種のクライアントを代理している事務所を探しました。

それに付け加えて、私が大学でやっていた研究とか、前の会社でやっていた電子部品の研究開発の知識や経験が活かせるかどうかを重視しました。

その2つの条件にマッチしていたのが深見特許事務所でした。

勝本先生:私は1年半ほど企業の知財部にいまして、その時にたくさんの事務所にお世話になっていました。

その中でも深見特許事務所の先生方はコメントが丁寧で、社内での評判も高かったんですね。

ですから私の中の候補に上がっていたのが理由の1つにあります。

もう1つの理由としては、深見特許事務所が開催しているクライアント向けの講習会に行かせていただいたことです。

そこでいろんな先生方が発表をされていて、少しなんですけど雰囲気もつかめましたし、いろんなことをやっているんだなっていうのに直に触れることができました。

そのような講演会に参加していくうえで深見特許事務所が1番入りたい事務所になっていきました。

荒田先生:1つ前の事務所に勤めているときから、深見特許事務所は大きい事務所なので存在自体はもちろん知っていまして、クライアントの数が多くて、クライアントが分散されているというのが魅力でした。

前の事務所は深見特許事務所ほどは分散されていなかったんですね。

大口のクライアントさんはいたんですけど、その中の1つの経営が傾くと事務所に与える影響もそれなりに大きくて少しリスクがあるんですよ。

深見特許事務所はそのリスクがかなり低いというのがありました。

さらに、特許庁で働いていた時の上司が深見特許事務所の木原所長というご縁もありまして、特許庁時代の恩返しに近い感覚なんですけれども、もう1度木原所長の下で働きたいという思いもあってこの事務所を希望しました。

苦労したのは仕事に慣れること

ー転職時代に何か大変だったことはありますか?

勝本先生:私の場合、前の職場が天理市にあって、天理市からここに来るのって1時間半くらいかかるので、大変っていうよりも、「面接時間を遅らせてください」と言った覚えがあります。

普通は定時くらいまでに面接を行うと思うんですけど、19時くらいに面接をしてもらいましたね。

これを大変っていうかはわからないんですけど(笑)

ーなるほど。みなさん退職届を出す時に大変だったとかっていうのはあまりなく、結構スムーズに深見特許事務所に入ることができた感じなんですかね?

小田先生:そうですね。

前の会社を辞めるのも苦労はしなかったですね。

勝本先生:私の場合も普通にやめることはできましたね。

ーでは、転職をされた直後に苦労されたこととかはありましたか?

勝本先生:私の場合、入った当初はまだ弁理士資格を持っておらず、勉強中の身でしたので、勉強しながら明細書作成業務を学んでいかなければいけない、というところでは1年目は大変でしたね。

仕事を覚えつつ、勉強もしないといけないということと、上司が、私が入ってから数カ月で辞めたということもあったので、辞める直前は上司が忙しすぎて質問に行くことができなかったというのがありましたね。

ー資格を取ることは本当に大変だと思うのですが、1年間はまったく自由な時間がなかった感じなんですかね?

勝本先生:そうですね。

私は当時結婚してたんですけれども、土日はずっと勉強をしていたので、奥さんとどこかに出かけるということは全くなく、全面的に協力してもらっていた感じでしたね。

1年間で絶対に受かるという風に言って、その通りになったので家族関係が悪くなることはなかったですね。

長引いていたら危なかったかもしれません。(笑)

ー有言実行されているのがすごいですね。ほかの先生方は何か苦労されたことはありましたか?

内山先生:私はほかの事務所から来ましたので、この事務所のやり方に慣れるのに時間がかかりましたね。

事務所ごとにやり方が違うので。

ー結構、明細書の書き方等が事務所ごとに違うっていう風に聞くんですが、そういうところに苦労されたんでしょうか?

内山先生:そこは事務所ごとでも違いますが、お客様ごとでも違うので弁理士として対応すべきところだと思っています。

それよりも、例えば出願書類を仕上げて特許庁に出したり、お客様に送るときに、いろいろな処理を経て外に出ていきますが、そのフローが事務所によって違います

独自のフローに慣れるのが大変でしたね。

ーありがとうございます。小田先生と勝本先生は民間の企業にいらしたと思うのですが、民間の企業から特許事務所に来て、慣れなかったこととかはありましたか?

小田先生:企業にいたときはチームプレイというのが主体で、私は契約関係とか交渉、訴訟の仕事を知財部にいたときはやっていたので、いろんな人と会議をしながら進めていくというやり方をずっとやっていたんですね。

ですが、この事務所では基本1人で明細書を書き続けるというのが主な仕事なので、そのあたりがちょっと慣れるまで大変でしたね。

勝本先生:私も小田さんと同じようなことなんですけど、私は設計開発に4年半いて、その後、知財のほうに1年半いたんですよ。

ですから基本的にはチームプレイでした。

こちらに来てからの仕事は、事務所未経験者ということもあって、本当に1から教えていただく感じだったんですね。

ある案件を任せられたときに、自分1人でやらないといけなかったんです。

もちろんサポートはあるんですけど、最初はクレームの書き方など何もわからないので何回も何回も書き直してやっていました。

この仕事は個人制なので、慣れるまでが大変だったのを覚えています。

ー荒田先生に質問なんですが、特許庁と比べてみて何か違いがあって大変だったこととかありましたか?

荒田先生:それがあんまり特許庁と違いがないんですね

特許庁の審査官もある案件の審査を1人で淡々としていく感じなんです。

過去に同じような技術があるかないかというのをずーっと調査をして、あれば拒絶ということになって、なければ特許ということになるんですね。

基本的にはその調査をしている時間が長くて、それは別に誰かと一緒にやるわけではなく、1人で端末に向かって黙々と調査をする形で、事務所とは立場が変わるだけなので、作業環境というか、人との会話、チームプレイというそういった点ではあまり変わりはないですね。

ーなるほど。では、覚えることとかもあまりなかったという感じなんですかね?

荒田先生:事務所に入った直後はその事務所のルールに慣れることが大変だったのはもちろんありますが、そのほかの所に関しては、ずっと特許庁時代に明細書を見てきた経験があったので、書くにあたっても1からというよりは、ある程度書きやすかったというのがありましたね。

深見特許事務所の特徴

深見特許事務所はプロフェッショナル意識が高い!

ー事務所の働き方で気に入っている点などはありますか?

荒田先生:リモートワークできるということであったり、時短制度があるとか、あとはコロナの時期なので休日出勤して平日振替で休むとか、そのあたりの仕事の仕方に融通が利くというのがいい点かなと個人的には思っています。

ーほかの事務所との大きな違いを教えてください

荒田先生:前の事務所との比較になりますがこの事務所は非常に大きいんです。

それぞれの分野に専門の人がたくさんいて、外国の代理人との付き合いも結構あってですね、外国の弁理士の方が結構セミナーとか開いてくれるんです。

そのセミナーに参加する方もたくさんいるので、最新の情報を手に入れる機会が年間通じて数多く用意されています。

自らを高める気持ちが強い方にはいいのかなと思います。

内山先生:深見特許事務所のスタッフは、プロフェッショナルな意識を持っている方が多く、いいサービスを提供したいという気持ちをみんなで共有しているので、仕事上のコミュニケーションが円滑ですね。

スタッフに恵まれていると感じます。

未経験者でも向いている!

ーどういった方が深見特許事務所に向いていると思いますか?

勝本先生:企業から来た私の立場から言うと、基本的にはこの仕事は個人制だと思うんです。

なので、ある程度経験を積んで1人でできるようになれば、仕事を任せてもらえる雰囲気っていうのはあるかなと思うんですね。

自分で計画的にどんどん仕事をやっていって、例えば、今日は仕事を休むとかも自由にできると思うので、そういう風に自分のペースで働くことが好きな人には非常に働きやすい場所だと思います。

荒田先生:論理的な考え方の人が向いているんじゃないですかね。

小田先生:素直な方も向いていると思います。

今まで技術者としてある程度やってきた人だと、仕事のやり方もちゃんとした人ほど持っていると思うんです。

けれども、事務所に入ればその考え方はいったん横に置いてもらって、弁理士としてのやり方を聞いてもらって、吸収してもらう必要があると思うんです。

初めから「そのような考えは受け付けません」という考えではなく、まずはやり方を聞いて、やってみるという素直な人が向いていると思います。

勝本先生:事務所を経験した人よりも、未経験の人のほうがわからないことばっかりなので、吸収力が高いんじゃないのかなと個人的には思います。

例えば事務所経験の方は、ちょっとかじっている部分があるんで、やり方が違ったりですとか、「前の先輩にはこんなこと言われたけどな」というところがあって、なんか変に吸収できないところとかもあるかもしれないんですけど、未経験の人は本当に何も知らずに入ってくるので、その分素直に吸収してくれるというのがあると思います。

所長について

所員に対する思いやりが強い木原所長!

ー木原所長からお話を伺っていますと、度々、所員のためにという声が聞かれました。皆さんから見た所長はどんな方なんですか?

勝本先生:所長が新入所員とランチに行くってことがあるんです。

そこで、一人ひとりに話をしたり、話を聞いてあげたりしていると思います。

そういうのって、あんまりないんじゃないのかなと思いますし、所員とのコミュニケーションを本当に大事にされている方だと思います。

内山先生:所員の満足度向上をいつも考えてくださっていると感じます。

例えば、所内全体の場でのメッセージからも、少ない機会ではありますが、お客様との面談に所長と一緒に臨んだ時になされる事務所の説明からも、一貫して所員の満足度向上を考えてくださっているのを感じることができます。

安心してついていきたいなと思うところです。

荒田先生:本当に部下思いの方だなと思います。

一度、木原所長の下で働くと、この所長を高く持ち上げたいなという気持ちが湧くと思います。

転職者に向けて

ー最後に皆さんから一言ずつ転職を考えている人にお願いします。

小田先生:うちの事務所は、もともと企業で研究開発をしていた人、企業の知財部で働いていた人、特許庁で審査官をしていた人などいろんな経歴の人がいますし、知財キャリアの長い人が比較的多いです。

そのような人たちがしっかりと教えてくださるので自分を成長させたいという人にはピッタリな職場だと思っています。

勝本先生:私は未経験でこの事務所に入ってきたので、その経験から言わせてもらうと、今、企業とかで開発されていたりする経験は必ず活かせると思っています。

ですから、経験が活かせないのではということは気にせず、弁理士として成長したいという意欲のほうが大事だと思うので、未経験でもしっかりと勉強して弁理士になっていこうとする気持ちのある人には是非とも興味を持ってもらいたいですし、後悔はしない事務所だと思います。

内山先生:転職を考えようとすることは結構エネルギーがいることだと思うんですね。

今、その強いエネルギーをお持ちだと思うので、そのエネルギーを使って、いろいろな方の話を聞いたらいいと思います。

いろいろな方の話を聞くと、自分が何をしたいのかが見えてくると思いますし、後悔しない転職ができると思います。

荒田先生:特許事務所を考えている人に対しては、小さな事務所とかもあるかもしれないんですが、深見特許事務所くらいの規模であれば、本当にいろんなクライアントと、多くの経験をした弁理士とかスタッフが揃っていると思うんで、学べる範囲が非常に広いというところで1つメリットがあると思います。

それと、なんといっても所長が特許庁の高いポストまで昇進された方なので、そこから得られるものも大きいのではないかと思います。

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この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 三島善太

転職エージェント

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  • 企業知財部
  • 弁理士
  • 特許技術者

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