
令和7年(2025年)司法試験の日程は?科目・配点・時間割なども解説

by LEGAL JOB BOARD 穂積
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司法修習生の方のキャリア支援を行う「リーガルジョブボード」の穂積です。
本記事では、「令和7年司法試験の概要」として、
などの情報を網羅的に解説します。ぜひ参考になさってください。
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この記事の目次
令和7年(2025年)司法試験の日程・時間割
令和7年司法試験は、以下の日程・スケジュールで実施されます。
スケジュール | 日程 |
---|---|
出願期間 | 2025年3月21日(金)~4月3日(木) ※2025年4月3日(木)までの消印有効 |
試験 | 2025年7月16日(水) 【論文式試験】 選択科目 9:30~12:30 公法系科目第1問 13:45~15:45 公法系科目第2問 16:30~18:30 2025年7月17日(木) 【論文式試験】 民事系科目第1問 10:00~12:00 民事系科目第2問 13:15~15:15 民事系科目第3問 16:00~18:00 ※7月18日(金)は試験なし 2025年7月19日(土) 【論文式試験】 刑事系科目第1問 9:30~11:30 刑事系科目第2問 12:45~14:45 2025年7月20日(日) 【短答式試験】 民法 10:00~11:15 憲法 12:00~12:50 刑法 14:15~15:05 |
短答式試験成績発表 | 2025年8月7日(木) |
短答式試験成績通知書発送 | 2025年8月中旬 |
合格発表 | 2025年11月12日(水) ※12月3日(水)官報公告 |
合格通知書兼成績通知書発送 | 2025年11月下旬 |
合格証書授与 | 2025年12月上旬 |
詳細は必ず「令和7年司法試験受験案内」をご確認ください。
司法試験の試験地・試験場
令和7年司法試験は、札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市、那覇市またはその周辺で実施されます。
会場の詳細は下記の通りです。
試験場については受験票に記載して通知されます。
▼札幌市
TKPガーデンシティPREMIUM札幌大通
(札幌市中央区南1条西1-8-2 高桑ビル5階/6階/7階)
▼仙台市
TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口
(仙台市青葉区花京院1-2-15 ソララプラザ4階/5階/6階/7階/8階)
▼東京都
東京都立産業貿易センター浜松町館
(東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー)
▼名古屋市
プライムセントラルタワー名古屋駅前店
(名古屋市西区名駅2-27-8 名古屋プライムセントラルタワー13階)
▼大阪市
大阪アカデミア
(大阪市住之江区南港北1-3-5)
▼広島市
広島コンベンションホール
(広島市東区二葉の里3-5-4広テレビル)
▼福岡市
南近代ビル
(福岡市博多区博多駅南4-2-10)
▼那覇市又はその周辺
琉球大学
(沖縄県中頭郡西原町字千原1番地)
司法試験の合格発表について
令和7年司法試験の合格発表は、2025年11月12日(水)16時の予定です。発表方法などの詳細は、法務省ホームページで後日公開されます。
例年どおりであれば、法務省ホームページでの発表と、法務省・各地の掲示板での掲示が行われます。参考までに、令和6年の合格発表の詳細はこちらで確認できます。
また、2025年12月3日(水)には、合格者の試験地、受験番号、氏名が官報に公告されます。
司法試験に合格したら?流れ・やること
司法試験合格後には、司法修習やその準備、就職活動などを並行して行います。
司法修習は約1年にわたって実施され、弁護士・検事・判事補となる資格を得るためには、二回試験(司法修習生考試)に合格して修習を終えなくてはなりません。
また司法試験の前後で、就職活動や職場選びも本格化します。法律事務所の就職活動は、事務所のタイプによってベストな就活スケジュールが異なるため注意が必要です。詳しくは下記の記事をご覧ください。
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司法試験の受験資格
司法試験を受験するには、基本的に「法科大学院の修了(※)」または「予備試験の合格」のどちらかの要件を満たしている必要があります。
※2023年より、法科大学院在学中でも、以下の要件を満たす場合に司法試験を受験できる制度が導入されました。
・所定の単位を修得していること
・受験する年の4月1日から1年以内に法科大学院を修了する見込みであること
司法試験の科目・問題数・配点
司法試験の試験方式や詳細は、「司法試験の方式・内容等の在り方について」として、下記のように定められています。
短答式試験
試験科目 | 問題数 | 試験時間 | 配点 |
---|---|---|---|
民法 | 36問程度 | 75分 | 75点 |
憲法 | 20問程度 | 50分 | 50点 |
刑法 | 20問程度 | 50分 | 50点 |
短答式試験の得点は各科目の合計点ですが、最低ライン(各科目の満点の40%点)に達していない科目が1科目でもある場合、それだけで不合格となります。
論文式試験
試験科目 | 問題数 | 試験時間 | 配点 |
---|---|---|---|
公法系科目 | 2問 | 4時間(1問2時間) | 200点(1問100点) |
民事系科目 | 3問 | 6時間(1問2時間) | 300点(1問100点) |
刑事系科目 | 2問 | 4時間(1問2時間) | 200点(1問100点) |
選択科目 | 2問 | 3時間 | 200点(1問100点) |
論文式試験の得点は各科目の合計点ですが、最低ライン(各科目の満点の25%点)に達していない科目が1科目でもある場合、それだけで不合格となります。
司法試験の出願手続・受験料
司法試験の受験にあたっては、受験願書に必要事項を記入し、出願期間内に司法試験委員会宛てに郵送(書留)で提出する必要があります。
提出書類は下記の2点です。
- 令和7年司法試験受験願書
- 添付書類(該当者のみ)
受験願書には、顔写真と受験手数料28,000円分の収入印紙を貼付しなくてはなりません。また、添付書類は該当者のみに提出が求められています。自身が該当する場合には、余裕をもって準備を進めましょう。
出願にあたっての注意事項・詳細は、必ず「令和7年司法試験受験案内」をご確認ください。
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