企業法務や法務部におすすめの本・読むべき実務書9冊
by LEGAL JOB BOARD 青木
コンサルタント
- 担当職種:
こんにちは。法務の転職エージェント「リーガルジョブボード」の青木です。
今回は、「企業法務や法務部にオススメの本・実務書9冊」について解説します。
企業で法務業務を行なっている方や、法律事務所などで法務業務に携わる方へ向けて記事となっています。
現役で法務部に務めている方から実際に聞いた本のみご紹介しています。
「企業法務の基礎知識を深めたい」
「法務業務を行う上で、道しるべになるような1冊を持っておきたい」
と考えている方は、本記事を参考にしてみてください。
この記事の目次
企業法務に携わる方へおすすめの本9冊
下記の4冊は、企業法務業務に現役で携わる弁護士の方にご紹介していただきました。
実際、法務の現場で役立つ実務書です。
法務業務経験が浅い方へ特におすすめですので、ぜひ参考にしてください。
①株主総会ハンドブック〔第4版〕
こちらは、株主総会の実務についてまとめている書籍です。 株主総会の準備段階から事後手続きまで、時系列で解説しています。 ハンドブックと呼ばれるシリーズは、読みやすく多くの士業系の実務書として人気。 特に企業法務を専門に扱う弁護士事務所で働く場合はおすすめです。 |
②監査役・監査委員ハンドブック
監査役・監査委員に関して解説した書籍です。 監査役や監査委員、監査等委員の立場や業務についてまとめられています。 平成26年改正会社法にも対応。 こちらも、企業法務を扱う弁護士の方におすすめです。 |
③定款・各種規則の作成実務(第3版)
定款・各種規則の作成に特化した書籍です。 定款から取締役会規則や監査役会規則等の作り方などを解説しています。 実例付きで解説されているため、理解しやすくおすすめです。 定款モデルや各種規則のひな型などを数多く掲載。 企業法務に携わる弁護士の、業務がスムーズになる1冊です。 |
④企業法務のための初動対応の実務
法務部員が初めに読む本としてもおすすめされている書籍です。 初動対応に備えるための書式をダウンロードするサービスもついており、法務業務の実務書として使い勝手の良い1冊です。 こちらは、法務業務を始めて行う弁護士の方におすすめです。 |
⑤ビジネスパーソンのための契約の教科書
定契約書ってこういうもの、っていうのを学べる1冊。かなり噛み砕いて書いてあるので、すごく分かりやすかった。まだ何も知らなかった当時、円谷プロの訴訟を事例に、契約の重要性、特に合意管轄の大事さを学べたのが良かった。 |
⑥企業法務のセオリー
法務全体の流れが何となく分かる本。ざっくり法務の仕事を把握する意味で、読んでおいていいと思う。内容は浅く広く法務業務を書いてある。法務は、こういう範囲の仕事をして、今後どういうことを身につけるべきか、を意識するのに、すごく良かった。 |
⑦法律文書作成の基本
絶対に読んで欲しい本。なぜなら、法務相談を受けてメールを書く、契約書を作る、トラブったときに内容証明を書くetc…..、法務の仕事は、法律文章を作成することにほかならならず、それらの文章を作る上での心構えも学べる。法務パーソン必読の1冊。 |
⑧契約実務と法-リスク分析を通して
ちょっと実務寄りの本。契約実務と法律の絡みが知れる。伊藤忠の法務部長だった人が書いてる本。印象としては、法律と実務を繋いでくれてるイメージ。具体的な場面に則した形で書いてあって分かりやすい。 |
⑨要件事実入門
契約書はもちろん、その他も場面でもすごく役に立つ。契約書を書くときは、要件事実を意識した方が後々の紛争時に有利に運べる可能性が高くなる。トラブった時の処理でも、打てる手を考えるのに、要件事実的な考え方を使うと、スムーズ。 |
最後に
評価を上げるために、実務経験を積むことは大切です。
しかし、質のいい経験を積むためには知識を深めることが必要。
実務書を活用することで、市場価値を上げる知識を身につけることが出来ます。