国際法務の仕事内容や転職に必要なスキル・求人のご紹介
by LEGAL JOB BOARD 青木
コンサルタント
- 担当職種:
こんにちは。法務の転職エージェント「リーガルジョブボード」の青木です。
今回は、「国際法務の仕事内容や転職に必要なスキル・求人」について解説します。
「国際法務ができる職場に転職したいが、今の自分のスキルで挑戦できるだろうか?」
「国際法務の仕事内容って具体的にどのような業務だろうか?」
そんな疑問をお持ちの方はぜひお読みください。
本記事では、
- 国際法務の需要
- 国際法務の業務内容
- 転職に求められるスキル
以上をまとめています。
本記事を読むことで、国際法務への転職が有利になるはずです。
国際法務とは?具体的な仕事内容
海外進出する企業を法的な観点からサポートするのが、国際法務の役割です。
戦略を立てるにあたり、各国の法律、税制度、会計基準に対応しなければならないので、国際法務担当者は事業を拡大していく企業にとって重要な役割を担っています。
【社外向け業務】
- 子会社や貿易相手、現地代理店とのやりとり
- 契約書の作成
- 契約交渉
- 紛争・訴訟の対応
【社内向けの業務】
- M&A
- 子会社の設立
- 事業再編
主な業務内容は上記の通り。
業務を行うためには、法律知識だけではなく、対応する国の歴史や文化などの知識があるとより良いです。
取得すると有利になる資格
国際法務を行うにあたり、資格は必要ありません。
しかし、関連性の高い資格(法律に関する資格)を持っていると採用に有利になります。
- 司法書士資格
- 行政書士資格
- 社労士資格
- 弁理士資格
- TOEICなどの英語検定
など。
国際法務の需要
近年、国際法務案件は増加傾向にあります。
グローバル化により企業の海外進出や海外企業とのM&Aが活発になり、海外とのやり取りを行う上で契約を交わすことが増えているからです。
今後は更に業務が拡大していく可能性が高く、法務として活躍していく上で経験をしておくと付加価値をつけることができるスキルになります。
国際法務の年収
国際法務の年収は約700~1,000万円ほどです。
企業の給与水準が反映されるため、企業によって差があります。
それでも比較的高い収入である理由は、国際法務を扱える人材は希少価値があるからです。
海外進出が増加し始めてさほど時間がたっていないので、国際法務を担当できる人材が少ないのが現状なのです。
年収を上げるためには、管理職を目指すか、元々給与水準の高い企業への転職になります。
国際法務経験者は、今後更に活躍できる人材として必要とされるでしょう。
必要とされる実務経験
国際法務に転職するために、必要なのは業務経験です。
未経験者OKの求人もありますが、ほとんどは「即戦力」が求められます。
- 英文契約書審査、作成経験
- 現地法の調査や現地の事務所とのやり取り経験
- 紛争や訴訟の対応
特に上記のような経験があると、転職に有利になります。
もし国際法務を扱う職場に転職したい場合は、これまで行ってきた業務の中で上記の関連性があるかどうか、振り返ってみましょう。
求められるスキル
国際法務で求められるスキルは、社内メンバーとの連携力やコミュニケーション能力です。
事業部や違う部署との関わりが多いためです。
法務というと契約関係が多いイメージの方もいらっしゃいますが、実際は、さまざまな場面において法的なアドバイスを求められることもまた多いです。
具体的な例として、新しい事業を行うとき、「この事業は法の観点から問題がないのか」をチェックし、もし問題が発生する場合は「この部分が法的に違反してしまうが、このような打開策で回避できる」と提案や実行を行いつつ、新規事業の実現を法的観点からサポートする、というような業務ですね。
そのためコミュケーション能力、更に提案力が求められるのが法務の仕事です。
国際法務に向いている人
事業所の新たな挑戦をサポートする国際法務は、チャレンジ精神がある方が向いています。
常に新しいことに挑戦でき、大規模案件に関わる可能性もあります。
頼られることも多く、やりがいのある環境です。
また、情報をいち早くキャッチアップできる敏感さを持っている方も向いています。
法律はより良いものになるため、頻繁な法改正をおこなっていますので、常に勉強しておく必要があります。
国際法務を扱う職場に転職するには
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国際法務へ転職をお考えの方は、ぜひご相談ください。